SARUKANIが世界一のビートボックスクルーになるまで 「GBB2023」で悲願達成

「GBB2023」日本開催 リベンジの舞台は東京へ

写真提供:Grand Beatbox Battle 2023

その後、大会を運営するSwissbeatboxの組織再編などを受け2022年の「GBB」が中止に。日本勢によるリベンジのチャンスへは1年の猶予が生まれることとなった。

加えて、コロナ禍による影響もあり、それまでビートボクサーたちの活動の中核だった大会の絶対数が減少。生まれた猶予の中、ビートボクサーたちは楽曲制作やライブ出演を積極的に行い、表現の幅を広げていった。
「BEAT X FES 2022」でのSARUKANIのパフォーマンス
2022年9月には、SARUKANIとRofuが音楽イベント「BEAT X FES」を開催。東京・Zepp DiverCityと大阪・Zepp Osaka Baysideにファンが集結し、改めてビートボックスの盛り上がりを示してみせた。

日本コミュニティの盛り上がりを受けてか、2022年10月には「GBB2023」が東京で開催されることが発表。世界の頂点を獲るために、これ以上無い舞台が整った。

「GBB2023」会場を染め上げたSARUKANIの世界観

「GBB2023」を目前に控えたSARUKANIへのインタビュー
「GBB2023」が目前に迫った2023年7月、KAI-YOU編集部はSARUKANIへインタビューを行った。

その中では、「絶対優勝」したいという決意と共に、「会場をどれだけ巻き込めるか」という戦略が語られていた。

そして辿り着いた「GBB2023」の決勝の舞台では、先攻のM.O.M.とSARUKANIが3分ずつ交互に2回パフォーマンス。

M.O.M.が日本開催ということを活かして花火のような音を組み込んだり、「俺たちは世界王者だ、今日はお前たちのハートも勝ち取ってみせる」と、前年王者であることを活かしたパフォーマンスで攻める中、SARUKANIも果敢に応戦。

M.O.M.に向かってパフォーマンスするSARUKANI/写真提供:Grand Beatbox Battle 2023

宣言通り会場を巻き込むべく、SARUKANIがこれまでの「GBB」で会場を沸かせてきたルーティーンを随所に組み込んだパフォーマンスを展開。

観客やM.O.M.に向けて縦横無尽に音を叩きつけ、会場をSARUKANIの世界で染め上げた。

「GBB2023」の模様は、他の部門も含めてABEMAで配信中。SARUKANIのパフォーマンスも見逃し配信で見られるため、ぜひチェックしてほしい(外部リンク)。

1
2
3
この記事どう思う?

この記事どう思う?

ヒューマンビートボックスに関する記事

関連キーフレーズ

0件のコメント

※非ログインユーザーのコメントは編集部の承認を経て掲載されます。

※コメントの投稿前には利用規約の確認をお願いします。