SARUKANI「GBB」優勝への秘策 ビートボックス“世界2位“のクルーが抱く野望

音楽ディストリビューションサービス・TuneCore Japanが主催する「Independent Artist Awards by TuneCore Japan」が6月9日に開催された。

メジャーレーベルに所属しないインディペンデント・アーティストおよびその楽曲を、世界185ヶ国、55以上の音楽ストアのデータに基づき、11部門に渡って選出・表彰した本アワード。

その部門のひとつ、2022年にソーシャルメディアで多角的な活躍をみせたアーティストを表彰する「The Best Music Influencers(2022)」にノミネートされたのが、ヒューマンビートボックスクルー・SARUKANIだ。

SARUKANI(写真左よりKAJIさん、Koheyさん、SO-SOさん、RUSYさん)

ヒューマンビートボックスの世界大会「Grand Beatbox Battle」クルー部門において、前回大会2位に輝いたSARUKANI。

約2年ぶりとなる次回大会の東京開催を10月に控える今、その意気込みや“秘策”について聞いた。

「GBBが無いなら自分らでイベントをつくっちゃえ」

──「GBB」でクルーとしてさらに名を上げ、またひとつ活動のステージが一段上になった印象があります。昨年2022年の活動は、自分たちにとってどのような位置付けでしたか?
「GBB2021」のSARUKANIのパフォーマンス
KAJI そもそも、その「GBB」の開催自体が1年以上ぽっかり空いてしまって……。

SO-SO ビートボクサーって基本、大会に出るのが花形というか、業界のスタンダードだったんです。

でも2022年は、「GBB」というその中核を担うイベントがない1年だったので、僕らだけでなくビートボクサー全体が、大会以外のライブやメディアへの出演、楽曲制作など、色んな方面にアプローチしていった1年だと思ってます。

Kohey 表現の幅が広がりましたね。

KAJI 結構、手探りではありました。僕らも日本のビートボクサーとして初めてツアーやったし。
「BKPK 2022」で披露されたSARUKANI「RICEBALL ROLLING」
──やはり、印象に残ってるのは「BKPK 2022」ですか?

SO-SO 1個に絞るのが逆に難しいんですよね。

KAJI シングルもちょこちょこリリースしたし。あと「BEAT X FES」もかな。

SO-SO 2人組のビートボクサーのRofuと僕らで主催した「BEAT X FES」ってイベントを、東京のZepp DiverCity(TOKYO)と、大阪のZepp Osaka Baysideでやらせていただいて。結構反響が大きかったですね。

KAJI 「大会が無いなら自分たちでイベントを作っちゃえ!」というアイデアで企画したんですが、コロナ禍の制限があった中でもチケットはどちらも無事売り切れましたね。

Kohey 僕らが中学生・高校生の時によく出てたビートボックスのイベントって集客30人とかが当たり前で、100人集まったら大したもんだったんです。

だけど、「BEAT X FES」に関しては「4000人以上をヒューマンビートボックスで埋めた」って実績ができましたね。

SO-SO 1個大きい功績になりました。

KAJI 出演者もビートボクサーのみでZepp2都市をどちらも埋める……言ってしまえば前代未聞ですよね。

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