スキル無制限のカオスなバトルに会場からも笑いが
急遽決まった3戦目は、両チームの代表者による「スキル無限使用」のスイフトプレイ。スイフトプレイとは、普段のコンペティションモードとは違い、5ラウンド先取、4ラウンドで攻守入れ替え、武器・クレジットの持ち越しありという、2022年末に導入されたスピーディーな展開が特徴のゲームモードだ。
そこに加えて「スキル無限使用」が調整されたわけだが、プロシーンの実況・解説を務め、自身もゲームプレイする河野海樹さんとyueさんも「こんな試合、ほとんど見たことがないです」と何度も口にする異色なバトルとなった。もっと多くの試合を、もっと短い時間で。
— VALORANT // JAPAN (@VALORANTjp) December 6, 2022
いい感じじゃないですか?
新ゲームモード「スイフトプレイ Beta」──ぜひプレイして、感想を聞かせてください! pic.twitter.com/fUskKlE8ey
『VALORANT』の戦いは、「スパイク(爆弾)を設置する」「スパイクを解除する」「スパイクを設置・解除してくる相手を倒す」といった3つの流れがあり、各エージェントのスキルは主に妨害用として使用される。
そのスキルが無限に使えるとなれば、「制限時間内でスパイクを設置させない」ことに力が注がれる。実際の試合でも計10名のスキルが局所的に集まり、もはや何がなんだかわからないカオスな状況に。 実況・解説陣も説明しようがない試合展開。会場では画面に映し出される異様な映像に笑い声や拍手が上がった。
結果的に、紅組がこのカオスな戦いを獲得。最終結果2-1で紅組の勝利となった。
会場で感じ取れた「ぶいすぽっ!」のゲームへの真剣な姿勢
作戦指示とエイム力が大いに見せ場をつくった初戦、つばぜり合いのような接戦からパッションで試合をとりきった2戦目、「スキル無限」という調整が見たこともないバトルを生んだ3戦目。それぞれ見どころの多い試合となったわけだが、そんな中でもボイスチャットを通じた「ぶいすぽっ!」メンバーの会話は会場内にもしっかりと聞こえており、作戦を立てて報告し合う真剣な彼女たちを感じることができた。 また当日はリアル観戦のために、座席約200人ほどとスタンディング席約500人ほど用意されたとアナウンスされていたが、イベント開始序盤から非常に多くの人が観戦に訪れ、急遽スタンディング・立ち見の観戦エリアが拡張。
YouTubeでは公式アカウント・個人での配信枠も設けられていたが、本配信が1万人を超える視聴者を集め、各個人での配信も数千人の視聴者が集まっていた。
日を追うごとに注目・人気を集める「ぶいすぽっ!」。その勢い・面白さが十全に詰まったイベントだった。
この記事どう思う?
関連リンク
0件のコメント