実況者ビエラ『ポケモンSV』全国大会出場を辞退「一旦休憩とさせてください」

『ポケモンSV』世界大会への出場を辞退したゲーム実況者・ビエラさん/画像はYouTubeより

ゲーム実況者・ビエラさんが6月7日、「PJCS2023、出場しないことにしました。【ビエラ ポケモン公式大会 世界大会】」と題した動画を投稿した。

題名のとおり、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』(『ポケモンSV』)の日本一を決める大会「ポケモンジャパンチャンピオンシップス2023」ゲーム部門への出場を辞退したことと、その経緯を報告している。

国内大会・世界大会の出場を決める本戦で不具合が頻発

「ポケモンジャパンチャンピオンシップス2023」ゲーム部門は、『ポケモンSV』の日本一を決める公式大会。

4月、5月にインターネットを介して開催された予選と本戦を勝ち抜いた64名のプレイヤーが、6月10日(土)・11日(日)に幕張メッセにて開催の決勝大会に歩を進める予定となっていた。

また、8月に横浜で開催される世界大会「ポケモンワールドチャンピオンシップス2023」ゲーム部門への出場権も、この64名に付与される重要なものとなっていた。

ところが、5月におこなわれた本戦で同じ対戦相手と連続でマッチングする、連続で試合が強制的に開始される、大会中のレートや順位といった戦績の表示されない、試合回数がカウントされないなどの不具合が頻出。出場プレイヤーからは批判の声が挙がっていた。

ビエラさんも5月14日に投稿した動画で、本戦が終了したことの報告とともにこの問題を指摘していた。
ポケモン世界大会予選、結果【ビエラ】

「ちょうどよいタイミングなんじゃないか」と辞退を判断

6月7日に公開した動画でビエラさんは、決勝大会への出場権を獲得していたことを報告。

自身の影響力を鑑み「いらんことを言わないほうが良いな」「正解がない事件が起きてしまった」と前置きしながら、辞退を決めた理由を説明した。

ビエラさんは本戦終了後は勝っても喜びより疲労感が大きかったこと、周りのプレイヤーの当落を見て集中力が切れたと説明。大会に向けた課題は多いが、モチベーションの低下で準備ができていないと報告した。

大会期間中は多忙を極めYouTubeでの動画投稿が途切れることにも言及し、「ちょうどよいタイミングなんじゃないか」と辞退を判断したとしている。

応援するファンに謝罪しつつ「また来年羽ばたくときによろしくお願いします。今年は一旦休憩とさせてください」と理解を求めた。

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