VTuber九条林檎、自身のFANBOX終了を報告 収入減も「引退……してたまるか!」

FANBOX終了を発表したVTuberの九条林檎さん

バーチャルYouTuber(VTuber)・九条林檎さんが、自身のファンクラブにあたるpixivFANBOXを3月31日で終了するとYouTube上で発表した。

九条林檎さんは発表で、2022年5月にソニーミュージックが展開するVTuberプロジェクト「VEE」に所属して以降、様々な環境が変化していると説明。

FANBOXの終了もその一環であり、同サービスを通じて自身の活動を支援くれたファンに向けて「心より礼を言おう」と感謝を述べた。

九条林檎「収入の結構な割合がFANBOXだった」

九条林檎さんはさらに、「支援のおかげでVTuberを続けることができた」と、改めて自身が活動を継続できた理由に言及。

その上で、「FANBOXがなくなったら続けていけない」「冗談ではない」とコメントし、「バーチャルタレントとしての収入の結構な割合がFANBOXだった」と明かした。

収入がなくなったことで“引退”の2文字をよぎらせつつも、「VTuberを引退……してたまるかー!」と力強く叫び、最後の最後まであがく姿勢を見せた。

とはいえ、「直近の生活予算の危機はなんとか副業を増やして賄う」ため、しばらくは配信頻度が週一に減少すると説明。一方で、準備中の大きな企画もあるので「楽しみにして待っていてくれたら」とコメントした。

ファンに貢ぐことを求めるのは「心と時間だけ」

VTuberの収入源としては配信に対するスーパーチャット(スパチャ/投げ銭機能)もあるが、本人によれば「FANBOXに比べればはるかに手数料が取られる」という。

また、すべてがタレント側の収入になるわけではないため、現在のFANBOXユーザーがその分をスパチャしたとしても「状況は依然厳しいものになる」と説明。

とはいえ、ファンにスパチャを求めることはしないと語った九条林檎さん。自身がファンに貢ぐことを求めるのは「心と時間だけ」とし、YouTubeのチャンネル登録やSNSのフォローを呼びかけた。

なお、これまでFANBOXで公開していた記事は、すべて無料の全体公開へと切り替え予定。「消えるということはないから安心してくれ」と語った。

独自のポジションを築いてきた九条林檎

九条林檎さん

九条林檎さんは、2018年12月10日から活動を開始した“吸血鬼と人間のハイブリッドレディ”のVTuber。

同年開催された「最強バーチャルタレントオーディション〜極〜」に合格し、AVATAR 2.0 Projectを経て個人勢として活動していた。 自前でVR機材を導入しながら表現のアップデートを続け、ひとりでバーチャル音楽フェスを開催するなど、個人勢としての常識を覆す展開で独自のポジションを築いた。

2022年5月からは、ソニー・ミュージックエンタテインメントが展開するバーチャルタレント育成&マネジメントプロジェクト「VEE」に所属している。
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