美術にかける青春『ブルーピリオド』アニメ化 「マンガ大賞2020」大賞作品

美術にかける青春『ブルーピリオド』アニメ化  「マンガ大賞2020」大賞作品
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『ブルーピリオド』アニメ化決定お祝いイラスト

POPなポイントを3行で

  • 漫画『ブルーピリオド』がアニメ化
  • 山口つばさが美大受験を描く物語
  • 「マンガ大賞2020」の大賞受賞作
マンガ大賞2020」で大賞を受賞した『ブルーピリオド』のアニメ化が発表された。

アニメ化は2021年に予定。この発表と同時に、公式Twitter、アニメ公式サイトもオープンしている。

美術と青春を描くスポ根漫画『ブルーピリオド』

『月刊アフタヌーン』(講談社)にて連載中『ブルーピリオド』(原作:山口つばささん)。

高校生の矢口八虎(やぐちやとら)が美しくも厳しい美術の世界へ身を投じ、美大を目指して青春を燃やす物語。

成績優秀かつスクールカースト上位の充実した毎日を送りつつ、どこか空虚な焦燥感を感じて生きる八虎は、ある日、一枚の絵に心奪われる。

その衝撃が彼を駆り立て美大を目指す過程で、美術の基本や美大受験の緊張感、自身と他者との比較から生じる葛藤などが描かれるスポ根漫画だ。

アニメ化の決定にあたり、原作者・山口つばささんによるお祝いイラストとコメントが公開されている。

山口つばささん 自画像

私はワクワクしながらこのアニメ制作の末端に関わらせていただいていますので、皆さんも私と同じように八虎たちがどんな風に動いてどんな風にしゃべるのか一緒にワクワクして待っていただけたら嬉しいです。

美大を題材にした代表的ヒット作

美大や芸大を題材にした漫画は複数あるが、TVアニメ化をきっかけに一気に人気を拡大した作品といえば、羽海野チカさんの『ハチミツとクローバー』(通称・ハチクロ)がある。

恋愛に不器用な大学生たちの恋模様や、自身の夢や才能について迷い模索する若者たちを描いた青春群像劇。

2005年にフジテレビが開設した深夜アニメ枠・ノイタミナの第1弾放送作品としてTVアニメ化を果たすと、第1期に24話、2006年の第2期に12話と全36話が放送されヒット。

ほかにも、蒼井優さんや櫻井翔さんが出演した実写映画に加え、日本と台湾でのドラマ化と、数多くのメディアミックスが展開され、反響を呼んだ。

自身の夢や才能と向き合いながら道を模索するという物語は、王道の1つであり普遍的な魅力がある。『ハチクロ』はアニメ化で人気を拡大したが、『ブルーピリオド』もアニメ化でより多くの人にその魅力が伝わってほしい作品の1つだ。

©山口つばさ・講談社/ブルーピリオド製作委員会

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