ストリートから浮かび上がるポップカルチャーにスポットを当て、さまざまな女性たちの新しい一面を発見していく連載「ガール・ミーツ・ストリート」。
連載第21回目は、オーガニック系の食品やコスメにハマっているというこちらの女性が登場! 2019年に「FANZAアダルトアワード2019最優秀女優賞」にノミネートされたMOODYZ専属の人気セクシー女優・水卜さくらさんだ。 マイペースで周りからもおっとりしていると言われることが多いという水卜さん。
取材でも質問に対して、自分の言葉で理路整然と受け答えする姿が強く印象に残っている。
大好きなマクドナルドを控え、オーガニック食品を中心にした食生活を送っているという彼女はかなりの健康志向。
日々の食事や掃除も自分でこなす。その丁寧な暮らしぶりがうかがえるインタビューを、撮り下ろしのスナップと共にお届けする。
取材・文:森田将輝 写真:黒羽政士 衣装提供:BLACK BRAIN Clothing
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浅草をぶらり散歩
「1人でも全然平気」な水卜さくら
──今日は浅草での撮影でした。都内有数の観光地ですが、何か浅草での思い出はありますか?水卜さくら(以下、水卜) 実はあまり来たことがないんです。去年は一度だけ桜を見に1人で来ました。
浅草寺や仲見世通りのほうを観光しながらお花見して、その後は東京スカイツリー方面を回る感じでお散歩しました。
──1人で出かける機会は多いんですか?
水卜 多いですね(笑)。私は1人でも全然平気なタイプで、ディズニーに1人で行ったこともありますよ(笑)。 ──友人と行ってわいわい楽しむイメージがありますが、なぜそもそも1人で行くことに?
水卜 MOODYZ忘年会でチケットをいただいたので、せっかくなので行かないともったいないなと思って。
最初は結構楽しかったんですけど、最後のほうは飽きてしまったというか、やっぱりちょっと寂しかったですね。
アラビアンコーストの街頭の光を歩きながら1人で眺めていたのは、自分のペースで行動している感じがして楽しかったです。
──自分のペースで行動できるのは1人ならではですよね。
水卜 マイペースなんですよね。周りの人に言われることも結構多くて、自分でも確かに人よりはおっとりしてるな〜と思います。
健康志向で目指すは「奇跡のおばあちゃん」
──オフの日はどのように過ごしているんですか?水卜 近くのお店に外食しに行ったり、部屋の掃除をしたりしています。ジムにも通っていて、週2では行くようにしています。
オーガニック系の食べ物が好きで、よくいろんなお店に食べに行きますね。
野菜とか玄米のプレートを出してるチャヤマクロビというお店はおすすめです。砂糖控えめのケーキとかもあるんですよ。
自慢なんですけど、2年間マクドナルドを食べてないんです!
──マクドナルドおいしいですよね。それはなぜでしょうか?
水卜 もともと大好きで断つ前はよく食べていたんですけど、生活を改めようと思ってからは、意識的に行かないようにしているんです。
やっぱりあまり健康に良くないかなと思って……。揚げ物も全然食べてなくて、最近は野菜とか刺し身とかばかり食べています。 ──何をきっかけに健康に気を使うようになったんですか?
水卜 もともとは健康に良いものが好きなんです。身体に気を使いはじめたのはオーガニックコスメがきっかけなんですけど、そのうち食事にも気を使うようになっていって。
自分でつくるのも好きで、よく鶏肉をしゃぶしゃぶしてサラダと一緒に食べています。
食事に気を使うようになってからは、前より疲れにくくなったような気がします。あと肌のもたつきもなくなりました!
──あっさりしたものばかり食べていたら味の濃いものが食べたくなりませんか? なんでそこまで徹底できるんでしょうか?
水卜 やっぱり健康でいたいからということに尽きます。いつまでも若くいたいし長生きしたいんです。
今は健康ですけど、年齢を重ねる中で、自分の体が悪くなっていたら悲しくなると思うんですよ。
それで「昔もっと気をつけていたら……」って後悔するのが嫌なので。将来、若々しくて健康な「奇跡のおばあちゃん」って呼ばれたいんです(笑)。
小6からボカロを聴きはじめる
──水卜さんにはほかに趣味やハマっていることなどはありますか?水卜 アニメが好きなのでよく見ていて、最近はもっぱら『ドロヘドロ』ですね。
それ以外だと、昔は『黒執事』とか『化物語』は好きでよく見ていました。比較的オタク色が強めというか、見る人の不安感を煽るような過激めの作品が好きなんです(笑)。
──あえて一番好きな作品は選ぶとしたら?
水卜 一番好きなのは『うみねこのなく頃に』ですね。アニメを通して流れ続ける「誰が犯人なのかわからない」みたいな独特の雰囲気が好きでした。
でもやっぱり最近は『ドロヘドロ』です。なんかおしゃれでスタイリッシュな雰囲気がありますよね! ──Twitterでボカロがお好きというのを拝見しました。
水卜 kaolingさんという方が小6の頃から大好きで、その人のおかげでボカロを聴くようになりました。
もともとニコニコ動画で活動されていた方で、今は音楽家として活動しています。「神の名前に堕ちる者」という曲は特におすすめですね。
昔出していた同人CDはもう売ってなくて、ネットで1万円くらいで買ったこともあります。
──小さい頃からインターネットに触れてこられたんですね。水卜さんが思うボカロの良さはどこですか?
水卜 コミケとかには行ったことないんですが、ニコニコ動画にはよくコメントもしてましたし、インターネットと育ってきた感はありますね。
ボカロの良さはやっぱり人形みたいな無機質な歌声と、のボカロPさんがつくり上げる世界観ですかね。
johnさんの「宴」という曲や、MARETUさんの「ヤミツキ」という曲も大好きなのでよかったら聴いてみてください。
挑戦したいファッションは「可愛くなきゃできない」
──いろいろなお話をうかがってきましたが、水卜さん的には何をしているときが一番楽しいですか?水卜 やっぱり食べているときですね。食べられるものが限られているので、今日は何を食べようかなと考えているときも楽しいです。
たまにちょっとハメを外して糖質オフのチョコを食べてるときが一番幸せかもしれません(笑)。悪いことしてるみたいな気持ちになります。
──節制しているからこその楽しみですね! 先ほど「奇跡のおばあちゃん」になりたいというお話もありましたが、将来なりたい女性像を教えてください。
水卜 「この人!」みたいな具体的な人はいないんですが、Ank Rouge(アンクルージュ)っていうブランドの服が似合う人になりたいなって思っています。
本当に憧れのブランドなので、可愛くなきゃできないファッションだと思うんですけど、いつか挑戦してみたいですね。 ──普段の水卜さんのイメージと違いますよね? そういったファッションに憧れがあるのはちょっと意外でした。
水卜 やっぱりかわいいじゃないですか! ちっさいリュック背負って、厚底ブーツ履いて、リボンついててみたいな。
女性だったら一度はこういうファッションしてみたいと思うんですよ。
──水卜さんのそういったファッションは新鮮ですね。お仕事の面で挑戦してみたいことはありますか?
水卜 海外に行ったことがないので、海外でイベントをしてみたいです。
特に、夜景とか観覧車とか、屋上にプールがあるビルとか、おしゃれなイメージがあるシンガポールに行ってみたいです! 水卜さくらさんの出演作品をチェックする(FANZA)水卜さくらさんの写真をもっと見る
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水卜さくら
セクシー女優
1997年11月30日生まれ。MOODYZ専属女優。
公式Twitter:https://twitter.com/archemiura
公式Instagram:https://www.instagram.com/archemiura/
黒羽政士
Photographer
1988年生まれ。写真家・鈴木心のアシスタントを経て、2018年に独立。
趣味は同人誌制作。週刊少年ジャンプを毎週買っています。
BLACK
ファッションブランド
ディレクター・iLLNESSが手がけるストリートブランド。2015年頃より不定期にインターネット上で販売を開始し、ストリート/ネットカルチャーに敏感なユース世代を中心に絶大な人気を集めている。YouTuberのマホトさん、ラッパーのJinmenusagiさんやJUNKMANさんらが好んで着用。ラフォーレ原宿や#FR2にてポップアップストアも開催。
公式HP:http://www.blackbrain.tokyo/
Instagram:https://www.instagram.com/blackxbrain/
連載
どこかの誰かが、飲み屋でこぼした言葉に「新しいカルチャーはいつも、ストリートから生まれる」というものがあった。そうだ、新しいカルチャーはいつだって、ストリートから生まれてきた。 若者たちがカウンター・カルチャーの狼煙をあげたのだって、どこかの街の一角だった。誰も立ち入らないガレージだった。コンビニの駐車場にあるパーキングブロックに座って話しながらでも、何らかの文化は生まれてきた。ストリートは何も路上でなくてもいい。 街のクラブや小汚いライブハウス、人の気配のしない居酒屋。きらびやかなタワーのラウンジからだって、カルチャーは生まれてきた。誰もがその場所を、「ストリート」だと認識する限り。 本連載は、ストリートから浮かび上がるポップ・カルチャーにスポットを当て、いつもとは別の顔をした、さまざまな女性たちの新しい一面を発見していく。
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