世界最大級の同人誌即売会「コミックマーケット97」(C97)が12月28日に開幕した。31日(火)まで、東京ビッグサイトの西・南展示棟で一般サークルが、別会場となる青海展示棟で企業ブースがそれぞれ出展する。
サークルにはアニメや漫画、ゲーム、小説など、さまざまなジャンルの同人誌や創作物が集結。コンパニオンが彩る企業ブースでは限定グッズなどが販売される。
97回目となる今回は、夏に引き続き4日間・2拠点での開催。同じく一般参加者の入場が有料化され、さらに当日料金が500円から1000円へと値上げと、「C96」で当日購入を求める一般参加者で会場が混雑していたことを受けて、一部制度を変更している。
4日間開催となって初めて参加する人はもちろん、前回に参加していた人であっても、コミックマーケット準備会の公式サイトや公式Twitterなどをチェックしておこう。
4日間という会期は、会場スペース変更に伴う参加団体の減少に対応したかたちだ。一般参加者の有料化には、そうした会期の延長、さらに会場が2つに分かれることによる経費の増額といった背景に加え、展示棟内混雑に対する安全確保への対応の意味もある。
一般参加者のリストバンドは、各日色が異なる全4日分をまとめて購入もしくは1日ごとに購入して、それぞれ手首に巻いて参加する。リストバンドは事前購入も可能だったが、「C96」では当日購入を求める一般参加者で会場が混雑していたことを受けて、一部制度を変更している。 「C97」では、事前料金は550円と増税の影響で10円値上がっただけだが、当日料金は前回の500円より倍額の1000円となった(いずれも税込)。さらに、今回からは企業ブースへの入場に関してはリストバンドがなくても入場できる。
「C97」ではほかにも、コスプレ更衣室として新たに東京ファッションタウンビルが用意されるなどの変更点がある。予定がある人は、事前に「コスプレ&コスプレ撮影サポートページをチェックしておこう(外部リンク)。
夏と冬に開催され、これまでの記録としては2013年夏の「コミックマーケット84」では、一般参加者数が最多となる59万人にのぼった。次いで2018年冬、平成最後に開催された「コミックマーケット95」が、冬コミ史上としては最多の57万人を記録していた。 初の4日間開催となった前回「C96」では、期間延長もあいまって来場者数は73万人にのぼり、史上最高記録を更新した。一方で、連日30度以上を記録する中で、20万人が来場した3日目には入場待機列の参加者などから熱中症をはじめ傷病者が発生した。
当時、コミックマーケット準備会では5名が救急搬送されたと発表。翌日には、待機場にドリンク販売ブースと場外救護テントを設置するど、改善策を講じている。「C97」では暑さへの対策は必要ないものの、準備会として待機場での急病者・傷病者への対応は引き続き課題と言えるだろう。
なお昨晩には、2020年GWに開催される「コミックマーケット98」(C98)について、日程の一部変更が発表された。当初4日間計画されていた青海展示棟での企業ブースを2日・3日の2日間に短縮。4日・5日は一般参加者の待機場として使用するという。
4日間開催としては2度目となる「C97」、さらに企業ブースの日程が短縮される「C98」と、変化が続くコミケ。イレギュラーな日程・場所での開催を経て、2020年冬の「C99」からは従来の3日間に戻る予定だ。
【フォトギャラリー】前回「C96」を写真で振り返る
サークルにはアニメや漫画、ゲーム、小説など、さまざまなジャンルの同人誌や創作物が集結。コンパニオンが彩る企業ブースでは限定グッズなどが販売される。
97回目となる今回は、夏に引き続き4日間・2拠点での開催。同じく一般参加者の入場が有料化され、さらに当日料金が500円から1000円へと値上げと、「C96」で当日購入を求める一般参加者で会場が混雑していたことを受けて、一部制度を変更している。
4日間開催となって初めて参加する人はもちろん、前回に参加していた人であっても、コミックマーケット準備会の公式サイトや公式Twitterなどをチェックしておこう。
2度目となる4日間開催、当日料金は値上げ
2020年の東京オリンピック・パラリンピックの影響で、従来の東展示棟が使えない。そのため夏に続き「C97」は西・南展示棟がサークル、青海展示棟が企業ブースとして割り当てられる。4日間という会期は、会場スペース変更に伴う参加団体の減少に対応したかたちだ。一般参加者の有料化には、そうした会期の延長、さらに会場が2つに分かれることによる経費の増額といった背景に加え、展示棟内混雑に対する安全確保への対応の意味もある。
一般参加者のリストバンドは、各日色が異なる全4日分をまとめて購入もしくは1日ごとに購入して、それぞれ手首に巻いて参加する。リストバンドは事前購入も可能だったが、「C96」では当日購入を求める一般参加者で会場が混雑していたことを受けて、一部制度を変更している。 「C97」では、事前料金は550円と増税の影響で10円値上がっただけだが、当日料金は前回の500円より倍額の1000円となった(いずれも税込)。さらに、今回からは企業ブースへの入場に関してはリストバンドがなくても入場できる。
「C97」ではほかにも、コスプレ更衣室として新たに東京ファッションタウンビルが用意されるなどの変更点がある。予定がある人は、事前に「コスプレ&コスプレ撮影サポートページをチェックしておこう(外部リンク)。
「C96」で過去最高73万人が来場
アニメや漫画、ゲーム、小説など、あらゆるジャンルを内包し、各ジャンルから様々な同人誌・グッズが集結するコミックマーケット。例年、東京ビッグサイトを3日間借りきって開催するイベントの来場者数は50万人を超える。夏と冬に開催され、これまでの記録としては2013年夏の「コミックマーケット84」では、一般参加者数が最多となる59万人にのぼった。次いで2018年冬、平成最後に開催された「コミックマーケット95」が、冬コミ史上としては最多の57万人を記録していた。 初の4日間開催となった前回「C96」では、期間延長もあいまって来場者数は73万人にのぼり、史上最高記録を更新した。一方で、連日30度以上を記録する中で、20万人が来場した3日目には入場待機列の参加者などから熱中症をはじめ傷病者が発生した。
当時、コミックマーケット準備会では5名が救急搬送されたと発表。翌日には、待機場にドリンク販売ブースと場外救護テントを設置するど、改善策を講じている。「C97」では暑さへの対策は必要ないものの、準備会として待機場での急病者・傷病者への対応は引き続き課題と言えるだろう。
なお昨晩には、2020年GWに開催される「コミックマーケット98」(C98)について、日程の一部変更が発表された。当初4日間計画されていた青海展示棟での企業ブースを2日・3日の2日間に短縮。4日・5日は一般参加者の待機場として使用するという。
4日間開催としては2度目となる「C97」、さらに企業ブースの日程が短縮される「C98」と、変化が続くコミケ。イレギュラーな日程・場所での開催を経て、2020年冬の「C99」からは従来の3日間に戻る予定だ。
【フォトギャラリー】前回「C96」を写真で振り返る
いよいよ始まった風物詩
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イベント情報
コミックマーケット97
- 開催日
- 2019年12月28日(土)〜12月31日(火)
- 場所
- 東京ビッグサイト(西・南展示棟:サークル / 青海展示棟:企業ブース)
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