昨年9月に亡くなった女優・樹木希林さんの世界デビュー作であり、遺作となった映画『命みじかし、恋せよ乙女』(原題:Cherry Blossom and Demons)の予告編とポスタービジュアルが解禁された。
監督をつとめるドーリス・デリエさんはドイツ出身だが、これまでにも『フクシマ・モナムール』や『HANAMI』など、たびたび日本に滞在し日本をモチーフにした作品を制作してきた人物。
「あなた生きてるんだから、幸せにならなきゃ駄目ね。」という樹木さんの言葉が強く印象に残る予告編。くり返し何度も見てしまう。
本編の日本公開は2019年8月16日(金)、TOHOシネマズ シャンテ他にて全国順次公開予定。
ユウを演じる入月絢さんは、監督であるドーリス・デリエさんの過去作にも出演している舞踏家/ダンサー。真っ直ぐで強い視線に釘づけになる。 ユウと過ごすうちに、自分の人生に再び向き合おうとするようになったカールだが、そんな折にユウは不意にいなくなってしまう。彼女を探して日本に渡ったカールが出会ったのが、茅ヶ崎館の女将役を演じる樹木希林さんだ。 樹木さんのこれまでの数多の活躍を知っているからかもしれないが、いや、知らなくとも、2分足らずの予告編においても樹木さんの存在感は圧倒的である。自然な台詞と仕草ひとつひとつにハッとさせられる。
日本のロケ地となった「茅ヶ崎館」は実在する建物で、有形文化財にも指定されている。景色をあくまで自然に、美しく描いているのもこの作品の見どころの1つだろう。 予告編の最後には、監督・ドーリス・デリエさんから、当作に出演した樹木希林さんについてのコメントが映し出される。
(c)2019 OLGA FILM GMBH, ROLIZE GMBH & CO. KG
「あなた生きてるんだから、幸せにならなきゃ駄目ね。」という樹木さんの言葉が強く印象に残る予告編。くり返し何度も見てしまう。
本編の日本公開は2019年8月16日(金)、TOHOシネマズ シャンテ他にて全国順次公開予定。
人生を見つめ直す男が向かう先
舞台の始まりは、ドイツ・ミュンヘン。主人公の男・カールは酒に浸りすぎるあまり、仕事も家族も失ってしまう。そんなカールのもとに現れたのは、ユウと名乗る日本人女性だった。ユウを演じる入月絢さんは、監督であるドーリス・デリエさんの過去作にも出演している舞踏家/ダンサー。真っ直ぐで強い視線に釘づけになる。 ユウと過ごすうちに、自分の人生に再び向き合おうとするようになったカールだが、そんな折にユウは不意にいなくなってしまう。彼女を探して日本に渡ったカールが出会ったのが、茅ヶ崎館の女将役を演じる樹木希林さんだ。 樹木さんのこれまでの数多の活躍を知っているからかもしれないが、いや、知らなくとも、2分足らずの予告編においても樹木さんの存在感は圧倒的である。自然な台詞と仕草ひとつひとつにハッとさせられる。
日本のロケ地となった「茅ヶ崎館」は実在する建物で、有形文化財にも指定されている。景色をあくまで自然に、美しく描いているのもこの作品の見どころの1つだろう。 予告編の最後には、監督・ドーリス・デリエさんから、当作に出演した樹木希林さんについてのコメントが映し出される。
逝去後、なおその生き様や発言に注目が集まる樹木希林さん最後の出演作品。その最後の姿が収められている。人生の美しさと残酷さを描く本作において、
樹木希林の、その女優人生最後となったシーンは、
まるで彼女が私たちへ遺したメッセージのようでした 監督:ドーリス・デリエさん
(c)2019 OLGA FILM GMBH, ROLIZE GMBH & CO. KG
待ち遠しすぎる映画たち
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作品情報
命みじかし、恋せよ乙女
- 公開日
- 8月16日(金)よりTOHO シネマズ シャンテ他にて全国順次公開
- 監督・脚本
- ドーリス・デリエ
- 原題
- 『Cherry Blossoms and Demons』
- 配給
- ギャガ
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