崎山蒼志もラブコールを送る君島大空 7台のカメラで収めた映像公開

映像作品「君島大空の側面の多面体」

POPなポイントを3行で

  • シンガーソングライター・君島大空の映像作品公開
  • 7台のカメラで収めた6分間のドキュメンタリー
  • 「ムジカ・ピッコリーノ」演出・石原淳平が撮影
シンガーソングライター・君島大空さんの映像作品が、本日6月4日(火)12時にYouTubeで公開された。

君島大空の側面の多面体』と題した、君島さんがホテルの一室で歌う様子を7台のカメラで収めた、約6分間の映像作品となっている。

企画・撮影したのは、Eテレの音楽番組「ムジカ・ピッコリーノ」の演出を担当する石原淳平さん。

映像作品は連作となっており、2本目は6月6日(木)に公開されるとのこと。情報は2人のTwitterで追って発表される。

崎山蒼志もラブコールを送る、君島大空とは

君島大空さんは、バンド・高井息吹と眠る星座や、坂口喜咲とシーパラダイスの皆さんで活躍するギタリストであり、アイドルグループ・sora tob sakanaへの楽曲提供なども行うシンガーソングライター。

美しく繊細なメロディーと、それを際立たせる中性的な歌声、散文詩のような詞で、独特の世界観を表現する。

また、今年の3月にリリースされた初のEP作品『午後の反射光』はTOWER RECORDSの「タワレコメン」にも選出されるなど、高い評価も得ている。
君島大空 MV「遠視のコントラルト」
高校生シンガーソングライターとして注目を集める崎山蒼志さんも、かねてから熱いラブコールを送るほどで、先日開催されたライブイベントでは、君島さんとの念願のコラボレーションも果たしている。

公私共に交流のあるディレクター・石原淳平

石原淳平さんは、ロックバンド・OKAMOTO'Sオカモトショウさんや、ギタリスト長岡亮介さんらが出演するEテレの音楽番組「ムジカ・ピッコリーノ」の演出を2015年度より手がけるディレクター。

同番組では、2017年、2019年と、文化庁メディア芸術祭エンターテイメント部門審査委員会推薦作品に選出されている。

君島さんとは公私共に交流があり、信頼の中で今回の映像作品ができあがった。

なお、石原さんよりコメントが届いている。

僕は、君島大空の手が美しいと思いました。
ある人は、君島大空の横顔が美しいと言いました。
演奏をしている君島大空は、あらゆるディテールが
とっても、緻密な動きをしているのです。
というわけで、君島大空のディテールだけを
複数のカメラで撮影させていただき、
このような映像を作りました。 石原淳平さんコメント

新たな時代の音楽番組の始まり

今回の映像は石原さんのコメントにもあるように、マルチアングルという手法で撮影することによって、君島さんの歌う表情や息遣い、ギターを爪弾く手など、君島さんが音楽を表現する上で欠かせないものを取りこぼすことなく写し出すことに成功している。

すべてが繊細な空気振動となって、その美しさが画面越しでも伝わってくるよう。

演奏された楽曲「向こう髪」は君島さんのSoundcloud上で発表されている既存曲だが、今回映像として公開されたことで、歌い出すまでの余白や彼が作り出す「美しさ」がどこから来ているのかを読み解くことができる。

君島大空の「今」と、個人と個人が向かい合って表現発信する「新たな時代の音楽番組の始まり」を示唆する、貴重な瞬間を捉えたものと言えるだろう。

彼らの音楽の美しさ

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