現在放送中のTVアニメ『閃乱カグラ SHINOVI MASTER -東京妖魔篇-』のED主題歌「純正エロティック」を歌う3人組ユニット・Mia REGINA。
彼女たちのデビューは2016年。キャリアだけを見れば「新人アニソンユニット」と言うこともできる。
だが3人とも、でんぱ組.incや黒崎真音さんらを輩出した秋葉原のライブバー「ディアステージ」に所属し、TVアニメ『アイカツ!』の歌唱担当ユニット・STAR☆ANISとして活動するなど、着実にキャリアを積み上げてきた。
Mia REGINAとしては、今回で8曲目のタイアップ曲。デビューから順調にアニソンユニットとしての経験値を積み重ねている彼女たちだが、Mia REGINAに至るまでにはどのような道のりを歩いてきたのだろうか。
ディアステージ時代から現在までの活動の変遷について話を聞いた。最後には3人のサイン入り『純正エロティック』ジャケットポスタープレゼントも。
取材・文:三浦一紀 編集:長谷憲 撮影:三浦一紀
霧島若歌(以下、若歌) 私たち3人は、もともと秋葉原のライブバー「ディアステージ」というお店に所属して、それぞれ別々のユニットで活動したり、ソロで歌ったりしていました。途中からは3人とも『アイカツ!』の歌唱担当ユニット・STAR☆ANISとしても活動をしていたんです。 ささかまリス子(以下、リス子) 私はディアステージに入って8年になります。若歌ちゃんと楓裏さんは私よりもちょっと先輩なんです。
上花楓裏(以下、楓裏) (こっくり)
若歌 私と楓裏ちゃんは9年半くらいです。まさか最初に出会った頃は、この3人でユニットを組むとは思っていませんでしたね。
──ディアステージに入ったきっかけは何だったのでしょう?
リス子 私はずっと個人的に音楽活動をしていたんですが、スタジオを借りて練習して、ライブハウスにノルマを払って出演する、ということに疲れてしまって……。
当時、地下アイドルやアニソン専門クラブとかが流行りはじめていて、その流れでディアステージを知りました。私は歌が歌いたくて入ったんですが、入ってみたらノルマは払わなくていいし、練習もタダでできるし、楽園かと思いました(笑)。
しかも、最初からディアステージのファンとしてのお客さんがいるんですよ。アットホームな雰囲気の中で、家族を見る目で応援してくださるので、ディアステージはすごくいいところですよ。
楓裏 私は通学のとき、秋葉原で乗り換えていたので、「秋葉原で働きたいな」と思って探していたら、「歌えるバー」があると知って応募しました。
若歌 私は別に音楽活動とかはしていなかったんですが、カラオケに行くのが好きだったんです。それで、たまたまディアステージのメンバー募集を見たら、募集要項に「歌える! 踊れる! 楽しい!」みたいなことが書かれていて(笑)。
「カラオケ好きは好きだし、ダンスなら『ハレ晴レユカイ』とか踊れるなぁ」くらいの軽い気持ちでオーディションを受けたんです。そうしたら、面接のときに「何か歌って行きなよ」って言われて、その後すぐに「もう決定だから、来週には撮影あるからよろしく」みたいな感じで決まって、めちゃくちゃ自由な場所だな…と感じました。
リス子 当時は3人共ソロシンガーだったんですが、しばらくするとお店でアイドルユニットが流行りはじめました。楓裏さんもアイドルユニットに所属してましたね。私は、そのユニットのプロデュースをしていたことがあります。
楓裏 リス子がプロデューサーをやってくれました(笑)。
若歌 当時のディアステージは、内部で自由にユニットを組んだりはもちろん、いろいろできる時代だったんです。
リス子 やりたいと思ったら、何でもやっていいんで。責任持ってやるならいいよって感じなので。
若歌 最初は、ディアステージがアニソンアーティストとしてデビューできるようなお店だとは思っていませんでした。だから「デビューしたい」といった夢はなかったんです。
でも、実際にでんぱ組.incがスターになっていく姿を間近で見たりとか、一緒に働いていた黒崎真音ちゃんがデビューする瞬間に立ち会ったりしたことで、そういう夢を抱いてもいいんだって思わされましたね。
『アイカツ!』のお話をいただいたのは、「アニソンを歌ったりする人になれたらいいな」から「確実にそこを目指してもいいんだ」と自分の中で想いが大きくなってきたとき。タイミングがすごくよかったなと思います。
──ディアステージや『アイカツ!』での活動中は、まさかこの3人でユニットを組むとは思っていなかったと思うんですけど、Mia REGINAの話が来たときはどういう感じでしたか?
リス子 悩まなかったですね。この3人だったらべったりにはならないだろうなという気はしていました。『アイカツ!』の流れで「アイドルユニットです」って言われていたら、「それはちょっと違います」って言っていたかもしれないですけど、アーティストとしてやっていきますと言われたので。
若歌 アーティスト!
リス子 魅力的な言葉でした(笑)。アイドルとアーティストって違いがあるじゃないですか。
──具体的にはどう違うと思いますか?
若歌 良さはそれぞれあるんですけど、今のアイドルは若さや青春感、成長ストーリーといったものが大事な部分なのかなと思うんです。
一方で、アーティストは一種の完成されたものだと思うんですよね。アニソンアーティストでも、JAM Projectさんをはじめ、ものすごく尊敬する先輩方はいくつになっても輝いていますし、本当に年齢に関係なく熱さを感じるというか。
「私たちの青春は『アイカツ!』に置いてきた!」って感じがするので、これから先アーティストとして歩み始める……というイメージですかね。
リス子 ちょうど悩んでいた時期でもあったんですよ。『アイカツ!』が終わったら、私たちどうなるんだろうと思い始めていたタイミングだったので、うれしかったですね。ずっと歌を歌い続けられるということが。
若歌 「新たなステージへ!」という感じですね。
だが3人とも、でんぱ組.incや黒崎真音さんらを輩出した秋葉原のライブバー「ディアステージ」に所属し、TVアニメ『アイカツ!』の歌唱担当ユニット・STAR☆ANISとして活動するなど、着実にキャリアを積み上げてきた。
Mia REGINAとしては、今回で8曲目のタイアップ曲。デビューから順調にアニソンユニットとしての経験値を積み重ねている彼女たちだが、Mia REGINAに至るまでにはどのような道のりを歩いてきたのだろうか。
ディアステージ時代から現在までの活動の変遷について話を聞いた。最後には3人のサイン入り『純正エロティック』ジャケットポスタープレゼントも。
取材・文:三浦一紀 編集:長谷憲 撮影:三浦一紀
ディアステージは楽園かと思いました
──本日はよろしくお願いします。まずはそれぞれ、どのような経緯でMia REGINAを結成することになったのか、その辺りからお聞かせください。霧島若歌(以下、若歌) 私たち3人は、もともと秋葉原のライブバー「ディアステージ」というお店に所属して、それぞれ別々のユニットで活動したり、ソロで歌ったりしていました。途中からは3人とも『アイカツ!』の歌唱担当ユニット・STAR☆ANISとしても活動をしていたんです。 ささかまリス子(以下、リス子) 私はディアステージに入って8年になります。若歌ちゃんと楓裏さんは私よりもちょっと先輩なんです。
上花楓裏(以下、楓裏) (こっくり)
若歌 私と楓裏ちゃんは9年半くらいです。まさか最初に出会った頃は、この3人でユニットを組むとは思っていませんでしたね。
──ディアステージに入ったきっかけは何だったのでしょう?
リス子 私はずっと個人的に音楽活動をしていたんですが、スタジオを借りて練習して、ライブハウスにノルマを払って出演する、ということに疲れてしまって……。
当時、地下アイドルやアニソン専門クラブとかが流行りはじめていて、その流れでディアステージを知りました。私は歌が歌いたくて入ったんですが、入ってみたらノルマは払わなくていいし、練習もタダでできるし、楽園かと思いました(笑)。
しかも、最初からディアステージのファンとしてのお客さんがいるんですよ。アットホームな雰囲気の中で、家族を見る目で応援してくださるので、ディアステージはすごくいいところですよ。
楓裏 私は通学のとき、秋葉原で乗り換えていたので、「秋葉原で働きたいな」と思って探していたら、「歌えるバー」があると知って応募しました。
若歌 私は別に音楽活動とかはしていなかったんですが、カラオケに行くのが好きだったんです。それで、たまたまディアステージのメンバー募集を見たら、募集要項に「歌える! 踊れる! 楽しい!」みたいなことが書かれていて(笑)。
「カラオケ好きは好きだし、ダンスなら『ハレ晴レユカイ』とか踊れるなぁ」くらいの軽い気持ちでオーディションを受けたんです。そうしたら、面接のときに「何か歌って行きなよ」って言われて、その後すぐに「もう決定だから、来週には撮影あるからよろしく」みたいな感じで決まって、めちゃくちゃ自由な場所だな…と感じました。
自分で企画して自分で準備をするのがディアステージ流
──そうして3人は、ディアステージで働きつつライブをやっていたと。ライバルのような感じだったんですか?リス子 当時は3人共ソロシンガーだったんですが、しばらくするとお店でアイドルユニットが流行りはじめました。楓裏さんもアイドルユニットに所属してましたね。私は、そのユニットのプロデュースをしていたことがあります。
楓裏 リス子がプロデューサーをやってくれました(笑)。
若歌 当時のディアステージは、内部で自由にユニットを組んだりはもちろん、いろいろできる時代だったんです。
リス子 やりたいと思ったら、何でもやっていいんで。責任持ってやるならいいよって感じなので。
私たちの青春は『アイカツ!』に置いてきた
──それぞれがディアステージに入って活動する中で、3人とも『アイカツ!』の歌唱を担当するようになりますが、どういうきっかけだったのでしょうか?若歌 最初は、ディアステージがアニソンアーティストとしてデビューできるようなお店だとは思っていませんでした。だから「デビューしたい」といった夢はなかったんです。
でも、実際にでんぱ組.incがスターになっていく姿を間近で見たりとか、一緒に働いていた黒崎真音ちゃんがデビューする瞬間に立ち会ったりしたことで、そういう夢を抱いてもいいんだって思わされましたね。
『アイカツ!』のお話をいただいたのは、「アニソンを歌ったりする人になれたらいいな」から「確実にそこを目指してもいいんだ」と自分の中で想いが大きくなってきたとき。タイミングがすごくよかったなと思います。
──ディアステージや『アイカツ!』での活動中は、まさかこの3人でユニットを組むとは思っていなかったと思うんですけど、Mia REGINAの話が来たときはどういう感じでしたか?
リス子 悩まなかったですね。この3人だったらべったりにはならないだろうなという気はしていました。『アイカツ!』の流れで「アイドルユニットです」って言われていたら、「それはちょっと違います」って言っていたかもしれないですけど、アーティストとしてやっていきますと言われたので。
若歌 アーティスト!
リス子 魅力的な言葉でした(笑)。アイドルとアーティストって違いがあるじゃないですか。
──具体的にはどう違うと思いますか?
若歌 良さはそれぞれあるんですけど、今のアイドルは若さや青春感、成長ストーリーといったものが大事な部分なのかなと思うんです。
一方で、アーティストは一種の完成されたものだと思うんですよね。アニソンアーティストでも、JAM Projectさんをはじめ、ものすごく尊敬する先輩方はいくつになっても輝いていますし、本当に年齢に関係なく熱さを感じるというか。
「私たちの青春は『アイカツ!』に置いてきた!」って感じがするので、これから先アーティストとして歩み始める……というイメージですかね。
リス子 ちょうど悩んでいた時期でもあったんですよ。『アイカツ!』が終わったら、私たちどうなるんだろうと思い始めていたタイミングだったので、うれしかったですね。ずっと歌を歌い続けられるということが。
若歌 「新たなステージへ!」という感じですね。
この記事どう思う?
関連リンク
0件のコメント