Mia REGINAインタビュー 『アイカツ!』に青春を置いてきた3人が“女王“になるまで

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「本当に私は何者なんだ?」と考えるようになってしまった

──Mia REGINAとしてはまだキャリアは長くはありませんが、それぞれ8〜9年にわたる音楽活動があります。先ほどもちょっとお話に出てきましたが、悩んだりしていた時期もあったのではないでしょうか?

リス子 ああああああああああ(笑)

──ど、どうしました?

リス子 私は音楽歴が長くて、いろいろ辛いこともありました。ディアステージに入ってから、いろいろなイベントをやっていたら店長になっちゃったんですよ

お店の女の子をまとめなくちゃいけないし、当時プロレスユニットをやっていたりもしたので、わけがわからなくなって、ドタバタしていて心が疲れてしまって。

店長だから、女の子を叱ったりする立場なんですけど、「自分はアーティストとしてやりたい、もっと歌のことで悩んだりしたい。けど、お店のことで悩まないといけない」というのが、とてもモヤモヤしました。

若歌 一時期リス子が「本当に私は何者なんだ」みたいな状態になってましたね。

リス子 クマが三重くらいになっちゃって(笑)。そういうことも、『アイカツ!』が落ち着いてきて、Mia REGINAが決まったときくらいに意を決してやめられたのかなと、今は思いますね。

若歌 私は『アイカツ!』が決まる前は、何度かオーディションに落ちて悔しくて泣いたこともありました。その頃は真音ちゃんのデビュー直後で、彼女に相談したこともあったんです。

「もう辞めようと思う」みたいな話をしたんですけど、そのとき「あと1年がんばれば大丈夫、あと1年がんばってダメだったら辞めるのもありなんじゃないか」と言われて、じゃあがんばろうと思ったんです。

その半年後くらいに『アイカツ!』のお話をいただけたので、運命的でしたね。真音ちゃんのあの言葉がなかったら、『アイカツ!』の前に辞めていたかもしれません。

楓裏 私は結構長くディアステージにいるんですが、途中から後輩がたくさん入ってきて「私はどうしよう?」「何をしたらいいんだろう?」と、自分の役割に戸惑うことがありました。

『アイカツ!』での活動を終えたくらいに、後輩がたくさん育ってきてたこともあって、「私じゃなくてもいいだろう」と思い始めていた時期だったんですけど、そのときにMia REGINAの話をいただけて、よかったなと思います。

──楓裏さんは、誰かに相談したりとかアドバイスをもらったりとかしたことはあるんですか?

楓裏 結構自分で処理することが多いですね。やっぱり自分で思ったことをしたいと思っているので。

リス子 楓裏さんはすごいんです! 自分からユニットを辞めたことがないんですよ。

相方とかメンバーが辞めていっても、どんな状況でも自分から辞めるって言わないんです。やると決めたらやるというところはありますね。

楓裏若歌 さすがプロデューサー(笑)。

──そういうところが楓裏さんの魅力なんでしょうね。

楓裏さん(右)

リス子 安心しますよね。どっしりとしていて。

──実際にMia REGINAを組んでからはどうでしたか?

リス子 ファーストライブが終わったときは「よかったなー」って感じたんですけど、セカンドライブを終えて振り返ると「ファーストライブはもっとできた」と思いました。

全員がバタバタしすぎて、ユニットとしてのまとまりがなかったと今は思います。 リス子 でも、そう感じるのは成長している証でもあるので、いいことなのかもしれません。ユニットとしての歌い方、ライブの仕方など、まだまだ成長の余地があるものなんだなと気づかされました。

──Mia REGINA結成時、どんなアーティスト像を思い描いていましたか?

リス子 ユニット名を決めたのは私たちなんですけど、Mia REGINAはラテン語で「私の女王」という意味です。当初は「強く気高く親しみやすく」とインタビューなどで話していました。

女王のように気高いアーティストに憧れているんですけど、ディアステージのようにお客さんと一体になって盛り上がる。「ずっと一緒にお客さんと進んでいきたい。けど、高貴でもありたい」というのがMia REGINAですね。

Mia REGINAのテーマは「大人に向けた応援歌」

──みなさんが目指すアニソンやアニソンアーティスト像を教えてください。

若歌 私が抱いている具体的なイメージは、JAM Projectさんですね。ずっとアニソンを歌っていらっしゃるじゃないですか。

本当にエネルギッシュで、いつ見ても勇気と元気をもらえるし、熱い気持ちをくれる存在だと思います。私たちのアーティスト像としても目指していきたいですね。

リス子 アニソンのライブは「お客さんの熱量が熱い」というイメージはありましたね。海外に行ったときに、言葉はわからないはずなのに、アニメやその曲を知っていると、すごく喜んでくださって。国境も越えてしまうアニメの持つパワーはほんとうにすごいと思います。

楓裏 アニソンを歌うアーティストって歌唱力だけじゃなくて、ほかにもいろいろな魅力があると思います。お客さんのエネルギーもそうですけど、ステージの雰囲気だったりとか、空気が違うと思います。

──お話を聞いていると、やはり皆さん、根底にはライブがあるのかなという気がします。Mia REGINAとしてお客さんに伝えたいことや感じてほしいことはありますか?

リス子 Mia REGINAのテーマは、大人に向けての応援歌なんです。私たちがMia REGINAになったのが、出会ってから8年後なので「大人になってから夢が叶った」という感じなんですよね。

それまでに何度もあきらめようと思ったけれど、あきらめなかった結果、Mia REGINAを続けられているという現実があるので、それをお客さんに対して勇気が出る言葉として伝えたいです。

歌詞の中でも、そういうことを歌っているので、Mia REGINAの歌を聴いて元気になってほしいと思います。

若歌 「大人だけど夢を持っていいんだ」って言われることが多いんですよね。

私たちはデビューが遅かったということもあるのですが、大人になって、夢を抱くことが恥ずかしいと思っている人にも、私たちの曲を聴いて、ライブを見てもらって、それが少しでも力になるのならうれしいですね。

ライブの熱量が私たちの魅力でもあると思うので、CDで聴くのとライブで感じる熱量は全然違うので、ぜひ肌で体験しにきていただきたいですね。

新曲は「純正ちゃん」3部作「男性でも女性でも楽しめます」

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『純正エロティック』メインビジュアル

──今回のシングル『純正エロティック』についてお話を聞かせていただきたいのですが、このシングルのポイントはどんなところでしょうか?

リス子 シングルは3曲入っていて、「純正エロティック」がアニメ『閃乱カグラ SHINOVI MASTER -東京妖魔篇-』のエンディング曲です。この「純正エロティック」の歌詞の主人公である女の子を、私たちは「純正ちゃん」って呼んでいるんです。

実はほかの2曲「Enchante」「ピンヒール・ムーン」と合わせて、収録されている3曲は「純正ちゃん」のいろいろな側面にスポットを当てた曲になっているんですよ。

若歌 「純正ちゃん」はちょっとかっこよさもありつつ、弱いところも持っているいい女なんです。「純正エロティック」の歌詞から感じる「こんないい女」である「純正ちゃん」のほかの顔が見てみたくなって、作詞の只野菜摘先生にお願いして、「純正ちゃん」の他の一面をテーマに2曲、つくっていただきました。

「純正ちゃん」が開催した女子会の歌が「Enchante」で、ちょっと気になる男性とお呼ばれパーティに行くのが「ピンヒール・ムーン」という感じです。

──ある意味コンセプトシングルみたいな感じなんですね。

若歌 あとは、閃乱カグラに出てくるキャラクターを想像しても当てはまる部分があるんですよ。

「純正エロティック」の「右膝についたアザ」という歌詞は、戦ってて付いちゃったのかな…とか、「ピンヒール・ムーン」の「ダンスもキックにも向いてない」という歌詞なんかもそうですよね。

乙女心みたいなものが歌詞からにじみ出ているので、男性でも女性でも楽しめるシングルになっています。

──MVは、全編お風呂のシーンが出てきます。あれはどういうコンセプトなのでしょうか?

リス子 あまり決め決めじゃないセクシーさというか、プライベート空間を大事にしています。静かに一人で今日を思い返すのはどこかなと考えてみたときに、仕事から帰ってきたときのお風呂だったら、自分のことを考える時間がピッタリだと! そこからお風呂が中心のMVに仕上がりました。

──「純正エロティック」といえば、「はぁ」というフレーズが印象的ですよね。

若歌 何度も出てくるんですが、最後だけひらがなの「はぁ」で、それ以外は「ha-」なんですよね。

──あまり聴いたことがない「はぁ」なので、印象に残るんですよね。

若歌 『閃乱カグラ』のことを考えると、ちょっとセクシー気味に「はぁ〜」って言ったほうがぴったりかなと考えたんですが、曲調がアップテンポだから、若干の試行錯誤の上での「ha-」ですね(笑)。

MVだと、最後に私たちはドリンクを飲んで、「はぁ」「ぷはぁ」ってCMみたいになってるんですけど、それが一番ぴったりな「はぁ」かもしれませんね。

リス子 ちなみにライブでは、その日によってちょっと色っぽく言ったりしてます。最後の「はぁ」は私の担当なので、ちょっと緊張しますね。絶対私に注目するじゃないですか。どの「はぁ」を求められているのかなって(笑)。

──最後になりますが、『純正エロティック』について一言ずつお願いします。 リス子 ちょっと大人で、いろいろ悩んできた私たちが歌う『純正エロティック』の3曲を、ずっとお風呂の中でも歌ったり聴いたりして、自分たちの勇気にしていただけたらと思います。

楓裏 CDも聴いて、MVも見ていただいて、ぜひライブにも来てください。

若歌 今回のお話でも何度も出てきましたが、Mia REGINAはライブでさらに本領を発揮するタイプなので、CDで聴いて、アニメでエンディングを見て(聞いて)、ちょっとでもいいなと思ったらライブに足を運んでいただけるとうれしいなと思います。

「Mia REGINA」サイン入りポスターをプレゼント

Mia REGINAがサインした『純正エロティック』ジャケットポスターを2名様にプレゼントいたします。

【応募方法】KAI-YOUのTwitter(@KAI_YOU_ed)をフォローして、この記事をツイートしてください。
【応募期限】2018年12月14日(金)23:59まで。当選者にはTwitterのダイレクトメッセージにてお知らせいたします。

商品情報



Mia REGINA New Single
TVアニメ『閃乱カグラ SHINOVI MASTER -東京妖魔篇-』ED主題歌
「純正エロティック」

価格:1,400円(税別)
発売日:2018年11月14日
発売元:バンダイナムコアーツ

〈収録曲〉
1.純正エロティック
2.Enchante
3.ピンヒール・ムーン
4.純正エロティック(Instrumental)
5. Enchante(Instrumental)
6.ピンヒール・ムーン(Instrumental)

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