YouTubeからBANされたヒップホップメディア「ニートTOKYO」異例の復活へ

YouTubeからBANされたヒップホップメディア「ニートTOKYO」異例の復活へ
YouTubeからBANされたヒップホップメディア「ニートTOKYO」異例の復活へ

ニートTOKYOTwitterアカウントより

POPなポイントを3行で

  • SEEDAはじめ主宰メンバーがインタビューを行うショート動画メディア「ニートTOKYO」
  • そのYouTubeが突如アカウント停止となって波紋を呼んでいた
  • 本日、突然の復活。一度停止されてからの復活は、異例の措置だという
ヒップホップ関係者のショートインタビュー動画を更新するYouTubeチャンネル「ニートTOKYO」が、7月11日に突然アカウント停止となり、ヒップホップファンの間では波紋を呼んでいた。

この突然の措置について、主宰の1人であるラッパー・SEEDAさんはTwitterで「いきなりアカウントを停止するなら 先に理由を伝えて欲しい」とした上で、「存続する気でいるけどね」と継続の意志を示していた。 そして本日ついにアカウントが復活し、4万人近くの登録者数はそのまま、過去動画も閲覧可能に(ただしURLは変更)。YouTubeによるアカウント停止からの復活は、異例の措置となる。

SEEDAらによる動画メディア「ニートTOKYO」

2017年11月に立ち上がった「ニートTOKYO」は毎日夜9時前後に配信され、数分間ノーカットのインタビューメディア。

主宰するメンバーは、ラッパー・SEEDAさん、ライター/編集者の山田文大、ディレクターの伊江成晃さん、動画の編集を担当するHSMT CLUB(橋本)さん、翻訳のSeanSさんの5人だ。

SEEDAさんが「音楽ではなく、日常生活に関わることを聞くことでそのアーティストの世界観を理解してほしい」とメディアの方向性を語る通り、音楽としてのヒップホップに限らず、個人的な価値観など、ここでしか見られない切り口のショート動画スタイルが、ヒップホップファンの支持を集めている。

「フリースタイルダンジョン」などでもおなじみのT-Pablowさんや呂布カルマさんはじめベテランから若手ラッパー、さらにライター/ラジオMCの渡辺志保さんや元NMB48のアイドル・須藤りりかさんといったヒップホップ好きや関係者のインタビュー動画が投稿されているのも特徴の一つ。
呂布カルマ:Weedについて
KAI-YOUでも「ニートTOKYO」メンバーにインタビューを行ったこともあれば(関連記事)、逆にカルチャーメディアの編集長として筆者も取材を受けた動画が公開されている(関連動画)。

「ニートTOKYO」の魅力 異例のアカウント復活

「ニートTOKYO」の魅力は、他にない切り口で、他ではなかなか拝めないような面子の生の声が聞ける点にある。

KAI-YOUのインタビューで「世界のメディアで当たり前に聞くことを聞いている」といった方針を明かしてくれた主宰メンバー。

質問の中には日本だとイリーガルな話題が含まれていることもあるが、SEEDAさんは「日常会話で普通に出てくることを聞いている感じ」と語っていた。

そのため、本人の人間性が垣間見える質問はもちろん、あくまで一例だがアメリカでは合法化の流れが進んでいるマリファナについてなど、(一般的には)踏み込んだ内容のインタビューも投稿されている。

原因は確かではないが、YouTubeアカウント停止措置が、そういった内容の動画と無関係だと断定することも現時点ではできない。

アカウント停止措置を受けてファンを中心に動揺が広がっていたが、本日、異例とも言えるアカウント復活を果たした。

なお、SEEDAさんによるとシンガーソングライターのMatt Cab(マット・キャブ)さんが尽力してくれたりと、様々な協力があって復活に至ったようだ。 今後はInstagramなどで予告されていた通り、MOROHAさんやTOC(Hilcrhyme)さん、t-Aceさん、言xTHEANSWER‎さんといった濃い面子の動画が投稿されていくようだ。

早速この後21時頃、復活一発目の狼煙が上がる。
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