ミソシタさん

POPなポイントを3行で

8月にデビューするミソシタの売れ行きがヤバイ
Amazonランキングを席巻している
VTuberの本領はここにある？

8月にポニーキャニオンからのメジャーCDデビューが発表されたばかりのバーチャルYouTuber・ミソシタさん。

そのアルバムがちょっと異常なくらいの売れ行きで、一部で話題となっている。

Amazonランキングに吹き荒れるミソシタ旋風

実際にどれくらい売れているのか。明確な枚数は算出されていないが、一つの指標としてAmazonランキングを例にみてみよう。

6月18日の「Amazon音楽アニメ」ランキング

「音楽アニメランキング」で1位だ。

2017年11月発売とはいえ、ロングヒットとなっている米津玄師さんのアルバム『BOOTLEG』を抑えてのトップには驚きが隠せない。

続いて「音楽総合ランキング」を見てみる。

6月17日の「Amazon音楽総合」ランキング

2位だ。

宇多田ヒカルさんの7thアルバム『初恋』、そしてけやき坂46の1stアルバム『走り出す瞬間』に挟まれる形で、瞬間的にとはいえ2位の座を奪取している。異物感がすごい。

ミソシタって誰なん？

2018年3月に活動を始めたバーチャルYouTuber・ミソシタさん。詩、音楽、ユーモア、メッセージ、そしてスケベ心を「ポエムコア」と名指すジャンルに乗せて活動している。

映像／音楽は「ポエムコア」を提唱したBOOLさんが手がけており、バーチャルYouTuberブームの隆盛とともに新たな表現技法としてミソシタさんが生み出された。

バーチャルyoutuber ポエムコア『ミソシタ#1』

動画の公開によって、バーチャルYouTuber好きを中心に大きな衝撃を与え、口コミ式でその存在が広まっていった。

だが、それまでの「ポエムコア」はまさに知る人ぞ知る存在であり、動画内でも「ポエムコアを知っているか？闇の中で流行っている」と半ば自虐的に紹介していたほどだ。

キズナアイさんや輝夜月さんのようにかわいいキャラクターたちの人気が大きくみえるVTuber界だが、ミソシタさんのように全く異なるフィールドからムーブメントの渦中に飛び込み、VTuberの文脈の上で自身の活動を行って高い評価を獲得するクリエイターも存在する。

今回の反響によってその流れも加速していくとしたら、凄まじく面白い。