30代が「週刊少年ジャンプ展」に行ったら、エモすぎて腰を抜かした

冨樫や森田、井上雄彦…特別インタビュー映像も

珍遊記 -太郎とゆかいな仲間たち-』『まんゆうき ~ばばあとあわれなげぼくたち~』といった漫☆画太郎作品の雑誌切り抜きや、『ボンボン坂高校演劇部』などの原画ゾーンを進んだ先にある「ジャンプレコードゾーン」では、最大部数の巨大表紙のオブジェが鎮座。

(C)漫☆画太郎/集英社

(C)高橋ゆたか/集英社

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その周りには『ジャンプ』が最大部数を達成するまでの作品や当時の人口、「ジャンプ」に掲載された記事ページといったさまざまなデータや資料も展示されている。

ゲーム攻略として『ファイナルファンタジーV』や『クロノトリガー』が取り上げられていたり、ブームとなった若貴時代の大相撲やJリーグといったスポーツ情報など、当時の流行が如実に伝わってくるだろう。

また、同ゾーンでは森田まさのり、冨樫義博、井上雄彦といったスター漫画家のスペシャルインタビュー映像も放映されている。主に当時の『ジャンプ』を振り返るといった内容だが、冨樫が連載中の『HUNTER×HUNTER』に言及するシーンもあるので、当時の『ジャンプ』を知らない世代の読者も存分に楽しめるはずだ。

『るろ剣』『マサルさん』『遊戯王』etc…

さらに奥へと進むと、京都編を中心とした『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』や、等身大メソが出迎えてくれる『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』、「遊戯王OCG デュエルモンスターズ」でのキーカードと共に展示された『遊☆戯☆王』といった大型ブースが。

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(C)スタジオジレッタ/集英社

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(C)高橋和希 スタジオ・ダイス/集英社

(C)高橋和希 スタジオ・ダイス/集英社

『ぬ~べ~』『I”s』etc…

さらに、『地獄先生ぬ~べ~』『とっても!ラッキーマン』、『電影少女』『I”s<アイズ>』の桂正和作品、『ホイッスル!』や『ライジングインパクト』など、当時の誌面を彩った作品がずらり。

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新作漫画も描き下ろされる『封神演義』

『ジャンプ』巻末連載のはしりとなる『王様はロバ~はったり帝国の逆襲~』や、兄妹誌『ヤングジャンプ』で4月より完全新作が掲載されることが発表された『封神演義』といった作品の原画にも心が躍る。

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NINKU ―忍空―』『みどりのマキバオー』『花さか天使テンテンくん』らの原画を見たら、リアルタイム世代としてはフジテレビの土曜18時30分から放送されていたTVアニメ群を思い出すかもしれない。

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「Jump to 2000s」では尾田栄一郎や岸本斉史

「Jump to 2000s」と命名されたコーナーでは、00年代に飛躍を果たす作家たちの90年代の作品原画が飾られている。 ONE PIECE』尾田栄一郎の『ROMANCE DAWN』や『NARUTO -ナルト-』岸本斉史の『カラクリ』といった読み切りをはじめ、『トリコ』島袋光年の『世紀末リーダー伝たけし!』や『テニスの王子様』許斐剛の『COOL -RENTAL BODYGUARD-』といった、当時の読者に絶大なインパクトを残した連載作品も。

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個人的に、『BLEACH』久保帯人が手がけた『ZOMBIEPOWDER.』の原画を見られる日が来るとは思ってもいなかったので感涙。スタイリッシュなキャラクターが厨二心をひたすらくすぐってくるので、ぜひ今の若い読者にも読んでもらいたい作品だ(ナズナ・ジェミニが格好良いんだ、これが)。 最後に、90’s作品のオールスターが大集合した“夢”の特大『ジャンプ』表紙や、本展参加作家たちが一堂に会した「オリジナル巻末コメント」などが掲示されたスペシャルフォトスポットを通り抜け、オリジナルグッズがひしめきあうジャンプ展の公式ショップを楽しんだら、展覧会本編は終了となる。

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(C)高橋和希 スタジオ・ダイス/集英社

会場で予約できる「週刊少年ジャンプ展 VOL.2」図録の見本ページ(C)冨樫義博 1990-1994年


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イベント情報

創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展 VOL.2

会期
2018年3月19日(月)から2018年6月17日(日)まで ※会期中無休
会場
森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)
会館
10:00~20:00 2018年4月28日(土)から2018年5月6日(日)の間のみ9:00~21:00 ※最終入館は30分前
主催
集英社、森アーツセンター

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