よゐこ有野や濱口も登壇、世代を超えて盛り上がるジャンプの魅力
プレス向け内覧会では、お笑いコンビ・よゐこの有野晋哉、濱口優(共に46歳)、グラビアアイドルにしてプロ雀士の岡田紗佳(24歳)が登壇。 特別トークセッションでは、二回り近く違う年齢差にもかかわらず90年代の『ジャンプ』作品のトークに花を咲かせていた。 幼少期を中国で過ごした岡田によれば、現地でも『ジャンプ』は人気だったそうで、『ジャンプ』作品の年齢や国境を超えたパワーがうかがい知れる。コラボメニューも本気! 「クリリンのことカレー」と「フリーザさまの戦闘力530000パフェ」試食
また、会場となる森アーツセンターギャラリーに隣接するカフェ「Cafe THE SUN」では、本展とのコラボメニューを展開。 各種作品をイメージしたラインナップで、今回は『DRAGON BALL』より「クリリンのことカレー」と「フリーザさまの戦闘力530000パフェ」を試食させてもらった。 「クリリンのことカレー」は、錦糸卵やモナカでつくられた悟空の周りにほどばしった気のようにルーが配されたイエローカレー。エスニック感がありながらも非常に食べやすく、グリーンカレーが食べられない筆者もぺろり。 また、「フリーザさまの戦闘力530000パフェ」はグレープ味のゼリーとホイップクリームをベースにチョコチップやフルーツも入って、フリーザのビジュアルを高い完成度で再現した一品。キャッチーなビジュアルは、ある意味インスタ映えすること間違いなし!? 甘さ一辺倒になっていないので、『DRAGON BALL』世代の父親が子どもと一緒に食べるのにもちょうどいいはず。いずれも十分なボリュームで、これだけでも“腹いっぺぇ”になれる。入場無料、ジャンプが勢揃いの図書館?!
ほかにも同時開催のイベントとして、六本木ヒルズ内の「ヒルズ カフェ/スペース」では入場無料の「ジャンプ図書館」が開設されている。こちらは『ジャンプ』創刊号から2018年14号までが無料で読めるという夢のスペース。 『ジャンプ』特別仕様の内装となっており、あわせてコラボドリンクも販売されている。もちろん普通に読んでも楽しめるが、オススメは2008年から不定期に行われている「ジャンプ」本誌の連続背表紙シリーズを見ること。 なかなか50号近く並べて見る機会もないと思うので、ぜひ本誌の趣向の効いた遊びを目に焼き付けておきたい。
ジャンプと共にあった青春時代
ここまで見てきたように、内容盛りだくさんの「創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展 VOL.2 -1990年代、発行部数653万部の衝撃-」。総じて、各作品の原画を楽しみながらスター作品を多く輩出した90年代の「ジャンプ」を大きく振り返ることができる展示構成となっていた。しかし、展示スペースの都合もあってか、どうしても「なんであの作品がないんだ!?」と思うリアルタイム世代の読者はいるだろう。
筆者としても、『仏ゾーン』や『シャーマンキング』といった武井宏之作品や『幕張』の原画もこの時代を象徴する作品として見たかった。
関連商品として『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』のPlayStationゲーム「維新激闘編」「十勇士陰謀編」や、懐かしのゲーム機・ワンダースワンで発表された『封神演義』の「仙界伝」シリーズなど、原作漫画と合わせて楽しんだコンテンツもぜひ並べてほしい……と、ワガママを承知で思うところもあった。
ただ、本展を訪れれば、特にリアルタイム世代は90年代の思い出話に花が咲くことは間違いない。そして、いかに自分の青春が「ジャンプ」と共にあったかを痛感するはずだ。
もちろん、90年代の「ジャンプ」を知らない若い読者にもぜひ足を運んでもらって、当時の熱量を感じてもらいたい。きっと、展示会中にはそこここで90年代『ジャンプ』について、熱く語る人々の姿を目にするだろう。その熱気こそが、当時の『ジャンプ』作品が湛える力なのだ。
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イベント情報
創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展 VOL.2
- 会期
- 2018年3月19日(月)から2018年6月17日(日)まで ※会期中無休
- 会場
- 森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)
- 会館
- 10:00~20:00 2018年4月28日(土)から2018年5月6日(日)の間のみ9:00~21:00 ※最終入館は30分前
- 主催
- 集英社、森アーツセンター
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