暇な女子大生をリスペクトするアラフォーが、マッチングアプリを使い倒して胃袋で優勝した話

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暇な女子大生をリスペクトするアラフォーが、マッチングアプリを使い倒して胃袋で優勝した話
暇な女子大生をリスペクトするアラフォーが、マッチングアプリを使い倒して胃袋で優勝した話
筆者女性、これでもweb界隈の端くれにいる身として新しいものは試さずにはいられないタチです。たとえアラフォーまんこといえども。

手を出したのはマッチングアプリ暇な女子大生@bored_jd)さんをリスペクトするあまり、まずはTinderからトライすることにした。

ここ数年、リアルに寄ってくるのは全く興味のない20代童貞ばかり。私が世界で一番素敵だと思っているのは小室哲哉さん。めまいがするほど頭がいい下剋上ちんぽが好きなんだと言いたい(小室さんは早稲田中退)。

とはいえ、見知らぬおっさんとお話しすることに何の価値も見いだせず、だらだらとログインしていた。そんなとき、とあるアラフォーとTinderでマッチした。

午前2時に届いた呪いのメッセージ

顔本(※Facebook)を確認したところによると、職業は大手電鉄の系列会社員。写真を見る限り、贔屓目に見てもイケメンの部類に入った。

マッチした3日後、夜も0時に近づこうかというときに「今から飲みに行きませんか?」のお誘いが。その日は都合がつかずお断りするも、その1週間後、衝撃のメッセージがやってきた。眠れない午前2時のことだ。

「なんでこんなに努力しているのに彼女ができないんだ!日本国、滅びろ!」

ああ、なぜ私はあの時スクショを撮らなかったのか。膣キュン極まりない。Tinderはマッチ解除されるとやり取りが消えてしまうのだ。今の後悔はそればかりである。

これも機会とマッチングアプリをたくさん使ってみた

それと前後して、「マッチングアプリを作りたい」という知り合いのエンジニアから、「女性側の操作で気づいたことがあったら教えてほしい」とお願いがあったので、合計8つのアプリを入れてみた

せっかくなので、これらのアプリでアラフォー女性がおいしい焼き肉にありつけた、膣ドカタならぬ「胃袋ドカタ」の成功例を、いくつかお伝えしようと思う。

すべてのアプリで筆者の条件は同じにした。写真、実年齢、一言プロフィール(焼肉大好き)は共通。ターゲットは「25歳以上、上限問わず」、マッチングは「男性に限る」。今回は「日本語を話せる人」に限定した(ごめんアイビーリーグ)。

ウェイ系と外国人の巣窟「Tinder」で胃袋完全閉鎖

Tinderについては、1年くらい前に日本支社の人の話を聞いたところ、普及のためにクラブイベントなんかを仕込んだので、そもそものユーザー層がうぇいうぇい系と外国人が多いそうだ。

暇な女子大生さんによれば「Tinderの約2割は人口1%以下のプレミアムちんぽ東大生」だとか。 そんな中、果敢にも挑んでくる下剋上ちんぽをもつアラサー・アラフォー・アラフィフ男性ども。

「焼肉好きなんですか?」
「僕もです」
「僕は内臓系が好きです」

会話おしまい。

あなた方は実生活でちゃんとコミュニケーションとれているのでしょうか? それじゃ話が終わっちゃう!!! というコミュ力の低い男子へのそもそものソリューションが必要であると気づく。

だいたい、写真だけでYES/NOをスワイプするので、印象の顔面偏差値がものをいうのに、ピンボケ・大人数・極小の人物写真・唇がカサカサ・むすっとした顔つきもひどいが、目ヤニや口元の泡とか論外!

BeautyPlusで盛れ、SNOWで自撮りしろ。いくらイケメンの条件たり得ない「デブ・ハゲ・ブツブツではない」を満たしていたとしてもマッチングには程遠い。胃袋完全閉鎖。

あと、いきなりこういうメッセージもくる。つらい。

あとでわかったことだが、すでにプロカメラマンがマッチングアプリ向けのプロフィール写真を撮りますというサービスも登場していた(外部リンク)。就活を思い出してほしい、適当な自撮りでいいはずがないので活用してほしい。

さらにコミュニケーションがアレな人向けに、「実際に出会えたやり取りのスクショを送ります」という情報商材も(外部リンク)。

焼肉屋の情報交換したいためにマッチしたわけじゃない!

タップル誕生で衝撃的なじじいと出会う

マッチングアプリ事情を調べてみると、男女両方が候補に出るのならばSNSの扱いなので、インターネット異性紹介事業にあたらず身分証明書を見せなくてもよい。

しかし、たとえば『タップル誕生』は異性しか表示しないので、年齢確認のミッションがいる。ただ、年齢確認は「メッセージのやり取りに際して必要」なので、異性を選ぶところまでは不要。

それで、『タップル誕生』を触っていたら出てきたのが、「66歳・埼玉 今は病院入院しています後2日で退院する予定です」というじいさん。

写真はもちろん病床の上。病院でスマホいじっててどうやってタップル誕生にリーチするのか。。。早く元気になっていただきたい。 これに気持ちが萎え、結局、選別のスワイプのみでメッセージのやり取りしておらず。

JOIN USで、ついにリアルな交流に成功する

なかなかお肉にありつけなかったところ、お友達から「ご飯だったらJOIN USで大企業が立ち並ぶ場所、比較的早い時間だとひっかかりますよ」と教えてもらう。

とりあえず東京の片隅にある自宅で立ち上げてみて、LINE交換した某ビジネス専門学校勤務からのメッセージ。

「出会い目的じゃなくお友達探しですけどいいですか?」
「いろいろ聞かせてください」
「いつお茶できそうですか?」 ……お茶? しかも、聞かせてください?

お酒が飲めない人もいるからお茶でも構わないのだが脳裏にネットワークビジネスがよぎり、心がサバンナ化しそうだったのでブロック。ああ、早く胃袋捧げたい。

そして、チャンスはやってきた。ものすごく珍しく18時に新橋で予定が終わってしまった日があった。新橋といえば早く帰らないと怒られるD社がある街。JOIN US立ち上げていたところ、大手IT企業の営業マンから「飲みに行きましょう」のお誘い。

やったー、初めてアポが取れたー!とわくわくしたのもつかの間。1件目はキャッシュオンのビアバーだったため割り勘。。。なぜ色気のないキャッシュオンの店を選んでしまったのだ、胃袋ドカタ痛恨のミス。

こちとらそれなりに働くまんこの者、決して払えないわけではないが払ってもらうことに自分の女性としての何かが回復するということをわかってほしい。

と思ったら、2軒目でおごってくれたいい人だった。ビール、おいしかった。一生懸命腰に手を回そうとするも、あと5cmがなかなか踏み切れない男子心がかわいい。20代童貞の皆様、40歳になってもそんなもんですよ

ただ、2件ともビアバーでお酒ばかり飲んでおりましたので今回は誤優勝と言わざるを得ない。

再びJOIN USで胃袋を捧げる

とても仕事が残っていたある日、渋谷のオフィスでパソコンに向いつつ、「だれか誘ってくれないかなー」というぼんやりとした希望が脳裏に浮かぶ。

何気なくJOIN USを立ち上げたところ、サクッとIT系の社長さんから「焼肉行きましょう、どこかいいとこありますか?」という一報が。今回こそ誤優勝しないように表参道の有名焼肉店をチョイス。

とうとう胃袋をささげる日がきた。しかも事前におごると明言され胃袋が踊る。

感謝の気持ちを胸に向かったところ「(オーダー)決めちゃっていい?」の一言が胃袋に響く。食べたいものある?などと投げかけない判断が早く手際よい下剋上ちんぽにドカタ、幸せ。

IT系となれば共通のお友達がいることは目に見えている。ということで、身元を明かすと「今日のことはお互い秘密」ということで健全帰宅。「面白かったからまた焼き肉行こう」と言ってもらえたので、次回も健全に胃袋をささげたい。

忘れたころにやってくるTinder

以前、風邪ひいたとかでドタキャンしてきた有名企業にお勤めのおじさまが西麻布に舞台を移し、焼肉のお誘いをしてくれた。前回は「串揚げどうですか?」と言ってきたので、きっと何か学習したのだろう

糖質制限で体形を気にするエリートおじさまとウーロンハイで乾杯し、カウンターでしっぽり。おそらく浮気したかったんだろうなぁと思うのだが、慣れておらずついつい日頃の子供の話をしてしまう既婚ちんぽ。

自分の身分を知らない人と話すこともストレス解消の一つ、健全帰宅不可避の浮気は見逃してほしい。胃袋ドカタからのお願い。

さすがに毎日焼肉はつらくなってきたお年頃。胃袋に鞭打てず月に1回くらい細々と胃袋に響く膣キュンがちょうどいいと思うのでした。

20年前はネット経由で知り合ったとは恥ずかしくて言えなかった。でも今はネットで知り合うのも当たり前、マッチングアプリで知り合うことも恥ずかしくない時代が近いと感じている。となれば本家さながらの優勝も近いといいな!

出会いの形や仕方もいろいろです

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雑な会社役員

結婚したくないわけではなく、気づいたらアラフォーになった会社役員。ほんの少しお腹がぷにっとしたナイスミドルにときめく日々。好きな食べ物は焼肉。

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