ピコ太郎、武道館へ　ポップの頂点に立った男の知られざる素顔とは？

楽曲｢PPAP｣によって世界的なバズを生んだアーティスト・ピコ太郎さんが、3月6日（月）東京・日本武道館にてライブ「ピコ太郎 PPAPPT in 日本武道館」を実施することが決定しました。

【速報！】ピコ太郎が日本武道館でライブ！『ピコ太郎 PPAPPT in 日本武道館』開催決定!!
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— avex management (@avexmanagement) 2017年1月18日

ライブには、同期でもあるくりぃむしちゅーの上田晋也さんが特別出演するほか、ゲストとしてガールズバンド・SILENT SIRENや歌手のLiSAさんも登場。さらなるゲストも控えているといいます。

「PPAP」でポップスターに成り上がったピコ太郎

りんごとペンを合体させて「ペンパイナッポーアッポーペン」と唱える楽曲「PPAP」を2016年8月に自身のYouTubeチャンネルで発表し、一躍脚光を浴びたピコ太郎さん。

SNSを中心に爆発的ヒットを生み、世界的な人気を誇るカナダの歌手・ジャスティン・ビーバーさんも賞賛。「ミュージックステーション」や「紅白歌合戦」など主要歌番組にも出演を果たしたほか、12月には1stアルバム『PPAP』をリリースしました。 2017年に入ってもその勢いはとどまることなく、新たな楽曲「I LIKE OJ」を公開。

現在までに約1.1億再生を記録している「PPAP」にはさすがに及びませんが、アッパーに振り切った楽曲は変わらず反響を呼び、「単調すぎる」といった否定的な意見が上がりつつも、公開からわずか1週間で600万再生を突破しています。

そんなピコ太郎さんの正体が、お笑い芸人・古坂大魔王さんであることはすでにご存知の方も多いはず。

ですが、その古坂大魔王さんがトラックメイカーとして過去に有名アーティストたちの作品を彩ってきたことはあまり知られていません。

AAAやモンハンも!? ガチすぎるトラックメイカー 古坂大魔王

古坂大魔王さんは、もともと1991年に結成されたお笑い芸人・底ぬけAIR-LINEとしてデビュー。当時から「PPAP」にも散見されるテクノ要素を盛り込んだお笑いネタを披露していました。 さらに2003年9月からは、テクノユニット・ノーボトム!としての活動を開始。

音ゲー『ポップンミュージック』に収録された「チンドンダンス」や「俺ら東京さ行ぐだ」。また、グラビアアイドル・夏江紘実さんに提供し、ガバキック（ディストーションをかけたバスドラムの音）を多用した本格的なデジタルハードコア「アイドルティーンエイジライオット」などの楽曲をはじめ、トラックメイカーとしても活躍していました。 2005年には、ノーボトム!からNEW BUSHIDOU RAVERSにユニットを改名。

ユニット・AAAや歌手・鈴木亜美さんのリミックスを手がけたり、J-POPユニット・mihimaru GTのアルバムやライブに参加。ガールズバンド・SCANDALに楽曲提供をするなど、第一線のアーティストを支える存在でした。

ついに来た、古坂大…じゃなかったピコ太郎！
やっぱり最高、古坂大魔…じゃなかったピコ太郎！
古坂大魔王…じゃなかったピコ太郎おめでとう！
ペンパイナッポーアッポーペン／ピコ太郎 https://t.co/ceNYJCKoSB @youtubeさんから

— SKY-HI（AAA日高光啓） (@SkyHidaka) 2016年8月25日

「PPAP」公開時には、AAAの日高光啓さんも祝福。

そのかたわら、ゲーム『モンスターハンター』シリーズの楽曲をクラブミックスしたアルバム『モンスターハンターダンサブル』のプロデュースをはじめ、古坂さん自身も活躍。

そして2016年。「PPAP」でいよいよ世界的なヒットを果たしたのです。

決して「PPAP」だけの一発屋ではなく、着実なキャリアを積み上げてきたピコ太郎さんこと古坂大魔王さん。武道館公演も納得ですし、コアなリスナーからも注目されるトラックがどこまで披露されるのか、目が離せません。

なお、チケットは、1月19日（木）0時から1月25日（水）23時59分まで「Yahoo! チケット」にて、先行販売の受付を実施しています。