いよいよバンドメンバーによるレコーディング開始!
そして、バンドメンバーの再編などから若干のスケジュールの遅れが出たものの、満を持してレコーディングが開始された2013年10月。今回ヒゲドライVANとして制作するCDに収録されるのは、描き下ろしの新曲「春・夏・秋・了」と、これまでの人気楽曲「マイティボンジャック」「Kiss me」「東京ソーダ」「透明少女」「ホログラフ」の全6曲。
実は、ヒゲドライバーさんがバンドを組むのは、これが初めてというわけではありません。2012年末にコミケなどで頒布されたマンガ作品『東京ソーダ』に収録された同名の楽曲は、生録音したバンド楽曲でした。
そのため、ヒゲドライVANメンバーのほとんどは、「東京ソーダ」で演奏した面子です。ただし、今回、バンドを結成するにあたって、それぞれ呼び名を改めたそうです。そのメンバーとは、ヒゲドライバー(ボーカル・ギター)・社長(ギター)・プロ(ベース)・ハードスタイル(ドラム)の4名。
ヒゲドライVANメンバー
まず、ボーカル・ギターはヒゲドライバーさん。 もう1人のギターは、ヒゲドライバーさんがかつて所属したレーベル・LOiDを率い、現在はA&Rやディレクター、マネージャーとしても活躍し、イベント 「MOtOLOiD」主宰でもあるADむらたこと「社長」さん。 ベースは、「東京ソーダ」の時と同じく、バンド・UNDERLANDやfilly shullyのベースとして活動するKAZUMAこと「プロ」さん。 そしてドラムは、新たに加わった、普段はハードスタイルデュオ・Massive New Krewとして活動するJenkins.Cこと「ハードスタイル」さん。 初日は、どうしても参加できなかったADむらたさん以外の3人が集まりました。 ヒゲドライバーさんがあらかじめ用意したバンド編成用のデモ音源を元に、演奏しながらパート毎にレコーディングしていきます。 ヒゲドライバーさんが適宜指示を出しながら、録り直したい箇所があれば何度も演奏し、上手くいったところをつなげていきます。 スタジオの音響さんが、波形を見ながらリアルタイムで部分部分を切り貼りしながら、1つのパートの演奏音源ができあがり。 普段と全く違う曲調を演奏したJenkins.Cさんは、「正直かなり手こずりました(笑)! 最初、『これいけんのかな!?』っていう不安もあったんですが、段々調子があがってきた、と思います。足を引っ張らないように頑張ります!」と気合い十分でした。KAZUMAさんも、「東京ソーダ」以来のヒゲドライバーさんとのバンド活動ということで、1年ぶりで最初は少し固い部分が残っていたとのことですが、「ヒゲさんの曲を演奏するのは懐かしい感じもして、楽しませてもらっています。僕も演奏が安定しているわけじゃないので、ライブまでにとにかく曲に慣れないとですね」と語っていました。 そして、ヒゲドライバーさんはと言うと、新メンバーでのレコーディングは決してスムーズに進んだというわけではなかったようですが、それでも初日のレコーディングを終えて、この面子でこれまでの楽曲をバンドサウンドとして新生させることに確かな手応えを感じていた様子でした。
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