「2.5次元って実は興味なかったんです」と語るのは、舞台を中心に活躍している俳優の薫太さん。彼は、来年1月から上演されるミュージカル『忍たま乱太郎 第8弾 ~がんばれ五年生!技あり、術あり、初忍務!!~』(以下、『忍ミュ』)に兵庫水軍の義丸役として出演する。
まさに2.5次元ミュージカルの先駆けといえる『忍ミュ』のキャストである薫太さん。そんな彼から冒頭の言葉が出てきたのには少し驚いた。ただ「はじめは興味なかったんですけど、やっぱり出たいって思うようになっちゃったんですよ」と屈託なく語る姿に、裏表のないまっすぐな人柄を感じた。 はじめ、単独インタビューの予定だったこの取材。でも取材日がちょうど、薫太さんとプライベートでも仲のいい田中彪さんとのコラボイベント「ひょんた」の開催日と重なった。彪さんに出演を依頼してみたところ、なんと快く承諾してくれた。(感謝!)
飛び入り参加の彪さんとともに、薫太さんが舞台にかける思いや、プライベートのちょっと変なこだわりまで、25歳イケメン俳優の等身大の姿に迫ってみた。
取材、文/近藤世菜、写真/三條陸・星野晋弥
薫太:実は、はじめはあんまり2.5次元って興味なかったんですよ。マンガとかアニメの延長で、芝居とは違うっていうか。でもね、見てたらやっぱり出たいって思うようになっちゃって。歌って踊って芝居してって、すごく楽しそうじゃないですか。だから『忍ミュ』のオーディションのお話をいただいたときはめっちゃテンション上がりました。
── 薫太さんは第7弾から引き続き、第8弾でも兵庫水軍の義丸を演じられますが、どんな役どころなのか教えてください。
薫太:義丸はひと言で言うとチャラいやつなんです。でもそれは、鉤役っていう、敵船に最初に乗り込んで闘う役目を担ってるからだと思うんですよ。いつ死んでもおかしくないから、毎日を精一杯楽しんで生きてる。そういうところは自分とすごく似てるんですよね。
彪:女好きってこと?(笑)
薫太:そうじゃなくて!(笑) 日々楽しんで生きてるところが似てるってことです。
── そうなんですね(笑) 原作が『忍たま乱太郎』という超有名な作品ということで、プレッシャーを感じることはありますか?
薫太:めっちゃあります! 原作の義丸のファンの方もいらっしゃるので、正直怖かったです。でも、ただ原作をなぞるのは嫌で、自分にしかできない義丸を演じたいと思いました。結果”80%は薫太そのもの”っていう義丸になりまして(笑) 原作よりだいぶテンションが高いキャラになったんですが、それを受け入れてもらえて本当にうれしかったです。
── 『忍ミュ』第8弾について、まだ稽古は始まっていないと思いますが、どんな作品に仕上がる予感がしますか?
メインが初めて5年生になったりと、新しい挑戦がたっぷりなんです。きっとおもしろいことになるんだろうなと、僕もいまからワクワクしてます。
薫太:芝居はおもしろいですね。誰かになりきるっていうのは歌とかダンスにはない感覚なので。80%自分で演じる役もあれば、逆に自分を忘れて没頭する役もあって。すごく楽しいと思います。
── 役作りの方法って人によってさまざまだと思うんですが、薫太さんはどうですか?
薫太:10月に、嘉門達夫さんの小説が原作になった『丘の上の綺羅星』という作品で主演をやらせてもらったんですけど、台本をめちゃくちゃ読み込んだんです。そうしたら、何度も何度も読み返しているうちに自分のなかに役ができあがっていく感覚がわかって。台本はしっかり読まなあかんなって実感しました。役者仲間に話したら「やっとわかったのか」って言われちゃいましたけど(笑)
彪:薫太は天才肌なところがあるからね。でも、これからは台本をしっかり読み込んでいくと。その流れで読書とかはじめてみれば?
薫太:それありますね。これまで時間がないっていいわけして読書を避けてたんだけど、移動中とか待ち時間にぜんぜん読めるんですよ。おすすめがあったらポップトークで教えてください!
薫太:あります。10代のころからこの仕事をしてるんですが、調子に乗って天狗になったせいで干されてた時期があって。めっちゃバイトしてたんですけど、このまま辞めるしかないのかなって思ってました。
── そこからまたこの仕事を続けようと思えたのはなにかきっかけが?
薫太:先輩が「もっと頑張ろうぜ」って言ってくれたのが大きかったですね。大した言葉じゃないんですけど、その先輩って僕が調子乗ってたころに、さんざん失礼なことをしてた人なんです。
── なるほど。そういう先輩の言葉だからこそ響いたんですね。干されていたころの経験は、いまの自分にどんな影響を与えていると思いますか?
薫太:干された経験は今の自分のすごくいきていて、一つひとつの仕事を大切にしたいと思うようになりました。仕事をいただけることがどれだけありがたいことか身をもって知っているので。それと、人とのつながりを大切にしていきたいと思っています。
薫太:釣りですね! 3日前くらいに人生2回目の釣りに行ったばっかりなんですけど(笑) 昼から始めて夜まで8時間くらいいたのかな。僕、まだ頭につけるライト持ってないから、日が落ちると真っ暗で何も見えないんですよ。釣り糸がからみまくってました。
── ハマりたてって感じなんですね。
薫太:ですね。それこそ前回の『忍ミュ』のキャストでバーベキューに行ったとき、生まれてはじめての釣りをしたんですよ。それがすごい楽しくて。また早く行きたいですね。僕はまだ道具を持ってないので、誰かに連れてってもらえるのを待ってます(笑)
彪:釣りって、待ち時間が長くて暇じゃないの? 俺は耐えられなさそうだな。
薫太:不思議と釣りのときは待てるんですよ。空を見上げてぼーっとして。あとはしゃべってればいいじゃないですか。
彪:8時間も薫太が横でしゃべってたら、俺疲れちゃうわ……(笑)
薫太:僕だってそんなずっとしゃべってないっすよ(笑) あ、でもイソメっていうエサをつけるときは「きゃー!」って叫びます。めっちゃ気持ち悪いんですよ……。
── 釣りはいま1番ハマってるっていうことですね。ほかになにかコレクションしてるものとか、私生活でこだわっていることとかありますか?
薫太:うーん、こだわってることか……。
彪:ツイートの時間じゃない?
薫太:ああ、そうかも!
── というと?
薫太:僕、5分おきにしかツイートできないんですよ。
── ???
薫太:たとえば、20:00にツイートしようとするじゃないですか。それが20:01になったらもうツイートできないんですよ。スマホの時計が僕をじっと見てくるんです。リプライも5分おきにしか返せないので、僕はすぐに返事できません。
彪:めんどくせえ!(爆笑)
── 几帳面というか神経質、なんですかね?
薫太:変なとこ神経質かもしれないですね。角ばったものは机の角と角度を合わせて置きたい衝動に駆られるんです……! だから断然、丸い机より四角い机派ですね。
彪:そんな派閥ないから(笑)
薫太:舞台『龍狼伝』で共演したのがきっかけですね。実はその前に1回だけ会ったことあるらしいんですが、僕はベロベロに酔っ払ってて覚えてないんです(笑)
彪:ふたりで一緒に主題歌を歌うことになって、それで一気に仲良くなりました。薫太とは、お互いテキトーな感じがすごく合うんですよ。
薫太:ふだんはテキトーだけど、やるときはやるっていうのが同じ。
彪:そう。ふたりとも0か100しかない(笑)
── ちょっと恥ずかしいかもしれないんですけど、お互い相手のどんなところが好きか教えてほしいです。
薫太:彪くんは自分をしっかり持ってるんですよ。マイペースというか。でもやるときはきっちりやるっていう、そういうところ好きだなって思いますね。 彪:(照れ笑い)
薫太:でも、誰にでもタメ口なのはちょっとヒヤッとします(笑) ローラさんみたいなんで、外国人っぽいテンションなんですかね。ハーフじゃないのに(笑)
── (笑) 彪さんはどうですか?
彪:薫太は意外と繊細なんですよ。それからピュア。照れると耳が真っ赤になるとことか、かわいいなって思う。 薫太:そう、繊細。人に嫌われたくないっていうのがあるから。しかも大人になるにつれて人見知りになってきてる。
彪:俺はそういうのぜんぜんないからな。
薫太:稽古中とか、みんな思ってるけど口に出せないことってあるじゃないですか。そういうの彪くんがズバッと言ってくれるんですよ。そういうところ、すごくいいなって思う。僕思ってても言えない方なんで。
彪:でも薫太は嘘つけないから、顔に出るんだよね。それを俺が代弁してる感じ。
薫太:その分、さすがに言いすぎってときは僕がフォローしてます!
── お互い支え合ってるというか、補い合ってるというか。
彪:舞台の稽古も、薫太がいるといつも以上に楽しくて。どんなに忙しくても稽古場に行くのが苦じゃなくなります。
薫太:彪くんが他の仕事で休むと寂しいんですよね。なんか物足りない。
── そんな仲良しなおふたりは、ふだんどんな話をしているんですか?
薫太:くだらない話ばっかりですね(笑) 基本的にずっとケラケラ笑ってる感じ。
彪:男同士で飲みに行ったら、会話は下ネタばっかりですよ(笑)
薫太:くだらない話ばっかりしてる(笑) もうちょっと年取ったら、演技論とかアツい話をするかもしれないですけどね。今はとにかく楽しく飲みたい!
── 最後に読者のみなさんにメッセージをお願いします! 薫太:みなさん、はじめまして。薫太です!
彪:いま、自己紹介すんの?(笑)
薫太:いや、僕のこと知らない人もいるだろうからね。役者をやっています。ダンスと笑顔がアピールポイントです。一生懸命頑張るので、応援してください!
……初心を忘れないために、子役っぽいテンションでやりました。今のは”子薫太”です。はい、彪くん、どうぞ。
彪:田中彪です。舞台や歌をやっています! 頑張るのでよろしくお願いします。
……これでいいの?
薫太:ばっちりです!
── (笑)ありがとうございました! 終始笑いが絶えず、なごやかな雰囲気だった今回のインタビュー。なにより、薫太さんと彪さんの息の合った掛け合いに、こちらまで楽しい気分にさせてもらった。根っからのエンターテナーなふたりのこれからの活躍に期待したい。
1991年4月24日生まれ。大阪府出身。俳優・アーティストとして、テレビや舞台に出演している。
田中彪
1991年6月21日生まれ。千葉県出身。B型。俳優、アーティストとして活動中。
2017/1/7(土)~22(日)
会場
東京ドームシティ シアターGロッソ(東京都)
チケット一般発売日
2016/11/20(日)10:00~
料金
全席指定7,000円(税込)
オフィシャルサイト
http://www.musical-nintama.jp/
まさに2.5次元ミュージカルの先駆けといえる『忍ミュ』のキャストである薫太さん。そんな彼から冒頭の言葉が出てきたのには少し驚いた。ただ「はじめは興味なかったんですけど、やっぱり出たいって思うようになっちゃったんですよ」と屈託なく語る姿に、裏表のないまっすぐな人柄を感じた。 はじめ、単独インタビューの予定だったこの取材。でも取材日がちょうど、薫太さんとプライベートでも仲のいい田中彪さんとのコラボイベント「ひょんた」の開催日と重なった。彪さんに出演を依頼してみたところ、なんと快く承諾してくれた。(感謝!)
飛び入り参加の彪さんとともに、薫太さんが舞台にかける思いや、プライベートのちょっと変なこだわりまで、25歳イケメン俳優の等身大の姿に迫ってみた。
取材、文/近藤世菜、写真/三條陸・星野晋弥
『忍ミュ』義丸役は”80%薫太そのもの”
── 今回出演される『忍ミュ』は、いま勢いがすごい2.5次元ミュージカルの先駆けのような作品ですよね。薫太:実は、はじめはあんまり2.5次元って興味なかったんですよ。マンガとかアニメの延長で、芝居とは違うっていうか。でもね、見てたらやっぱり出たいって思うようになっちゃって。歌って踊って芝居してって、すごく楽しそうじゃないですか。だから『忍ミュ』のオーディションのお話をいただいたときはめっちゃテンション上がりました。
── 薫太さんは第7弾から引き続き、第8弾でも兵庫水軍の義丸を演じられますが、どんな役どころなのか教えてください。
薫太:義丸はひと言で言うとチャラいやつなんです。でもそれは、鉤役っていう、敵船に最初に乗り込んで闘う役目を担ってるからだと思うんですよ。いつ死んでもおかしくないから、毎日を精一杯楽しんで生きてる。そういうところは自分とすごく似てるんですよね。
彪:女好きってこと?(笑)
薫太:そうじゃなくて!(笑) 日々楽しんで生きてるところが似てるってことです。
── そうなんですね(笑) 原作が『忍たま乱太郎』という超有名な作品ということで、プレッシャーを感じることはありますか?
薫太:めっちゃあります! 原作の義丸のファンの方もいらっしゃるので、正直怖かったです。でも、ただ原作をなぞるのは嫌で、自分にしかできない義丸を演じたいと思いました。結果”80%は薫太そのもの”っていう義丸になりまして(笑) 原作よりだいぶテンションが高いキャラになったんですが、それを受け入れてもらえて本当にうれしかったです。
── 『忍ミュ』第8弾について、まだ稽古は始まっていないと思いますが、どんな作品に仕上がる予感がしますか?
メインが初めて5年生になったりと、新しい挑戦がたっぷりなんです。きっとおもしろいことになるんだろうなと、僕もいまからワクワクしてます。
「台本はしっかり読まなあかん」と気付いた主演舞台
── 歌やダンスといったアーティストとしての活動もされている薫太さんですが、そのなかで舞台や芝居に対する思い入れはありますか?薫太:芝居はおもしろいですね。誰かになりきるっていうのは歌とかダンスにはない感覚なので。80%自分で演じる役もあれば、逆に自分を忘れて没頭する役もあって。すごく楽しいと思います。
── 役作りの方法って人によってさまざまだと思うんですが、薫太さんはどうですか?
薫太:10月に、嘉門達夫さんの小説が原作になった『丘の上の綺羅星』という作品で主演をやらせてもらったんですけど、台本をめちゃくちゃ読み込んだんです。そうしたら、何度も何度も読み返しているうちに自分のなかに役ができあがっていく感覚がわかって。台本はしっかり読まなあかんなって実感しました。役者仲間に話したら「やっとわかったのか」って言われちゃいましたけど(笑)
彪:薫太は天才肌なところがあるからね。でも、これからは台本をしっかり読み込んでいくと。その流れで読書とかはじめてみれば?
薫太:それありますね。これまで時間がないっていいわけして読書を避けてたんだけど、移動中とか待ち時間にぜんぜん読めるんですよ。おすすめがあったらポップトークで教えてください!
過去に挫折した経験がいま、すごく自分のためになっている
── お話を伺ってるとすごく楽しくお仕事されてるなと感じるんですが、私たちには想像もつかないような苦労もあるんじゃないかなと。この仕事を辞めたいと思ったことはないんですか?薫太:あります。10代のころからこの仕事をしてるんですが、調子に乗って天狗になったせいで干されてた時期があって。めっちゃバイトしてたんですけど、このまま辞めるしかないのかなって思ってました。
── そこからまたこの仕事を続けようと思えたのはなにかきっかけが?
薫太:先輩が「もっと頑張ろうぜ」って言ってくれたのが大きかったですね。大した言葉じゃないんですけど、その先輩って僕が調子乗ってたころに、さんざん失礼なことをしてた人なんです。
── なるほど。そういう先輩の言葉だからこそ響いたんですね。干されていたころの経験は、いまの自分にどんな影響を与えていると思いますか?
薫太:干された経験は今の自分のすごくいきていて、一つひとつの仕事を大切にしたいと思うようになりました。仕事をいただけることがどれだけありがたいことか身をもって知っているので。それと、人とのつながりを大切にしていきたいと思っています。
5分おきにしかツイートできない? プライベートの変なこだわり
── プライベートのことについても教えてください! お忙しいと思うのですが、次に休みが取れたらやりたいことは何ですか?薫太:釣りですね! 3日前くらいに人生2回目の釣りに行ったばっかりなんですけど(笑) 昼から始めて夜まで8時間くらいいたのかな。僕、まだ頭につけるライト持ってないから、日が落ちると真っ暗で何も見えないんですよ。釣り糸がからみまくってました。
── ハマりたてって感じなんですね。
薫太:ですね。それこそ前回の『忍ミュ』のキャストでバーベキューに行ったとき、生まれてはじめての釣りをしたんですよ。それがすごい楽しくて。また早く行きたいですね。僕はまだ道具を持ってないので、誰かに連れてってもらえるのを待ってます(笑)
彪:釣りって、待ち時間が長くて暇じゃないの? 俺は耐えられなさそうだな。
薫太:不思議と釣りのときは待てるんですよ。空を見上げてぼーっとして。あとはしゃべってればいいじゃないですか。
彪:8時間も薫太が横でしゃべってたら、俺疲れちゃうわ……(笑)
薫太:僕だってそんなずっとしゃべってないっすよ(笑) あ、でもイソメっていうエサをつけるときは「きゃー!」って叫びます。めっちゃ気持ち悪いんですよ……。
── 釣りはいま1番ハマってるっていうことですね。ほかになにかコレクションしてるものとか、私生活でこだわっていることとかありますか?
薫太:うーん、こだわってることか……。
彪:ツイートの時間じゃない?
薫太:ああ、そうかも!
── というと?
薫太:僕、5分おきにしかツイートできないんですよ。
── ???
薫太:たとえば、20:00にツイートしようとするじゃないですか。それが20:01になったらもうツイートできないんですよ。スマホの時計が僕をじっと見てくるんです。リプライも5分おきにしか返せないので、僕はすぐに返事できません。
彪:めんどくせえ!(爆笑)
── 几帳面というか神経質、なんですかね?
薫太:変なとこ神経質かもしれないですね。角ばったものは机の角と角度を合わせて置きたい衝動に駆られるんです……! だから断然、丸い机より四角い机派ですね。
彪:そんな派閥ないから(笑)
お互いのことがとにかく大好き!な「ひょんた」の絆
── これまでお話伺ってきて、薫太さんと彪さんの仲の良さがひしひしと伝わってきました。ちなみに、仲良くなったきっかけは何だったんですか?薫太:舞台『龍狼伝』で共演したのがきっかけですね。実はその前に1回だけ会ったことあるらしいんですが、僕はベロベロに酔っ払ってて覚えてないんです(笑)
彪:ふたりで一緒に主題歌を歌うことになって、それで一気に仲良くなりました。薫太とは、お互いテキトーな感じがすごく合うんですよ。
薫太:ふだんはテキトーだけど、やるときはやるっていうのが同じ。
彪:そう。ふたりとも0か100しかない(笑)
── ちょっと恥ずかしいかもしれないんですけど、お互い相手のどんなところが好きか教えてほしいです。
薫太:彪くんは自分をしっかり持ってるんですよ。マイペースというか。でもやるときはきっちりやるっていう、そういうところ好きだなって思いますね。 彪:(照れ笑い)
薫太:でも、誰にでもタメ口なのはちょっとヒヤッとします(笑) ローラさんみたいなんで、外国人っぽいテンションなんですかね。ハーフじゃないのに(笑)
── (笑) 彪さんはどうですか?
彪:薫太は意外と繊細なんですよ。それからピュア。照れると耳が真っ赤になるとことか、かわいいなって思う。 薫太:そう、繊細。人に嫌われたくないっていうのがあるから。しかも大人になるにつれて人見知りになってきてる。
彪:俺はそういうのぜんぜんないからな。
薫太:稽古中とか、みんな思ってるけど口に出せないことってあるじゃないですか。そういうの彪くんがズバッと言ってくれるんですよ。そういうところ、すごくいいなって思う。僕思ってても言えない方なんで。
彪:でも薫太は嘘つけないから、顔に出るんだよね。それを俺が代弁してる感じ。
薫太:その分、さすがに言いすぎってときは僕がフォローしてます!
── お互い支え合ってるというか、補い合ってるというか。
彪:舞台の稽古も、薫太がいるといつも以上に楽しくて。どんなに忙しくても稽古場に行くのが苦じゃなくなります。
薫太:彪くんが他の仕事で休むと寂しいんですよね。なんか物足りない。
── そんな仲良しなおふたりは、ふだんどんな話をしているんですか?
薫太:くだらない話ばっかりですね(笑) 基本的にずっとケラケラ笑ってる感じ。
彪:男同士で飲みに行ったら、会話は下ネタばっかりですよ(笑)
薫太:くだらない話ばっかりしてる(笑) もうちょっと年取ったら、演技論とかアツい話をするかもしれないですけどね。今はとにかく楽しく飲みたい!
── 最後に読者のみなさんにメッセージをお願いします! 薫太:みなさん、はじめまして。薫太です!
彪:いま、自己紹介すんの?(笑)
薫太:いや、僕のこと知らない人もいるだろうからね。役者をやっています。ダンスと笑顔がアピールポイントです。一生懸命頑張るので、応援してください!
……初心を忘れないために、子役っぽいテンションでやりました。今のは”子薫太”です。はい、彪くん、どうぞ。
彪:田中彪です。舞台や歌をやっています! 頑張るのでよろしくお願いします。
……これでいいの?
薫太:ばっちりです!
── (笑)ありがとうございました! 終始笑いが絶えず、なごやかな雰囲気だった今回のインタビュー。なにより、薫太さんと彪さんの息の合った掛け合いに、こちらまで楽しい気分にさせてもらった。根っからのエンターテナーなふたりのこれからの活躍に期待したい。
プロフィール
薫太1991年4月24日生まれ。大阪府出身。俳優・アーティストとして、テレビや舞台に出演している。
田中彪
1991年6月21日生まれ。千葉県出身。B型。俳優、アーティストとして活動中。
ミュージカル『忍たま乱太郎 第8弾 ~がんばれ五年生!技あり、術あり、初忍務!!~』公演情報
公演日程2017/1/7(土)~22(日)
会場
東京ドームシティ シアターGロッソ(東京都)
チケット一般発売日
2016/11/20(日)10:00~
料金
全席指定7,000円(税込)
オフィシャルサイト
http://www.musical-nintama.jp/
関連記事
薫太、前作に続き義丸役でミュージカル「忍たま乱太郎」第8弾に出演!舞台「HATTORI半蔵Ⅲ」に薫太が主役で出演決定!
この記事どう思う?
0件のコメント