池谷仙克さんは、円谷プロダクションに所属し、1966年より放送された元祖『ウルトラマン』の特殊美術助手を経て、『ウルトラセブン』の特殊美術でチーフデザイナーとしてデビュー。ウルトラ怪獣や宇宙人のデザインを担当した。
その後も『帰ってきたウルトラマン』『シルバー仮面』などの作品で怪獣デザインを手がけてきたほか、特撮以外にも鈴木清順さんや寺山修司さんらによる監督作品をはじめ、TV、CMの美術監督としても活躍。
篠田正浩さんが監督をつとめた映画『写楽』(1993年)と『瀬戸内ムーンライトセレナーデ』(1998年)では、日本アカデミー賞最優秀美術監督賞を受賞した。
池谷仙克さんが遺した数々のウルトラ怪獣たち
タッコング、グドン、ツインテールなどの愛嬌あるウルトラ怪獣をデザインされた映画美術監督・池谷仙克さんの訃報を知る。第4惑星のロボット長官も、米国パルプSF誌のカバー画的ショックイメージの、どこよりも早い実写化(脚本演出・実相寺昭雄)だった。どれもが鮮烈でユニークで素晴らしかった。 pic.twitter.com/hkvnxujOa5
— ほうとうひろし (@HiroshiHootoo) 2016年10月25日
突然の訃報に、数多くの業界関係者やファンから悲しみの声が寄せられており、池谷仙克さんが手がけてきたウルトラ怪獣やその功績を振り返る人々も。池谷仙克氏がお亡くなりになった。
— ギガトン・キング落とし (@kodaichojin) 2016年10月25日
名前を聞いてピンと来ない人でも氏がデザインした怪獣の名前を聞けばどれだけ偉大な方だったか分かるだろう。
グドン、ツインテール、サドラ、タッコング、ガッツ星人、クレージーゴン、パンドン…謹んでご冥福をお祈りいたします。#池谷仙克 pic.twitter.com/JR51mrO12V
また、『ウルトラセブン』でアンヌ隊員役を演じていた女優・ひし美ゆり子さんは、池谷仙克さんの訃報に寄せてその思いをつづっている。訃報・池谷仙克氏... https://t.co/KRwz6KjOo6
— ひし美ゆり子 (@ANNEinfinity) 2016年10月25日
葬儀はすでに近親者により執り行われており、後日「池谷仙克を忍ぶ会」が開催される予定。詳細が決まり次第、告知が行われる。
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