暗闇で書き初め!? 「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」新春版

暗闇で書き初め!? 「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」新春版
暗闇で書き初め!? 「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」新春版

「ダイアログイン・ザ・ダーク」のWebサイトより

真の暗闇の中、暗闇のエキスパートである視覚障がい者のサポートのもとに、グループを組んで対話をしながら様々な体験をすることのできるイベント「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」。世界30カ国で開催され、これまでに700万人以上が体験してきたこの人気のイベントだが、東京は神宮前の常設会場で新春バージョンが1月10日(金)から26日(日)の間の、金・土・日・祝に開催される。

1988年に哲学博士アンドレアス・ハイネッケさんの発案によって生まれたこのイベント。日本国内でもすでに10万人以上が体験しているのだが、その人気のポイントは、視覚が封じられた空間だからこそ得られる新たな感覚だ。文字通り真っ暗闇の会場の中でグループとなり、コースを進み、橋を渡るなど日常ではなんということなく行える行動が、うまくとれなくなってしまう。そんな時に頼りになるのは、自分の聴覚や嗅覚、そして他の参加者との対話だ。実際に参加した方からは、暗闇だからこそ参加者との何気ない交流や信頼関係が心に残る、といった感想が聞かれる。そんな不思議な魅力については、脳科学者の茂木健一郎さんが著書『まっくらな中での対話』でつぶさに語っている。

毎回季節に応じた企画が好評で、この季節には「新春バージョン」として、暗闇の中で書き初めを行うとのこと。また「Party in the Dark」と称した団体での貸し切りパーティプランも用意されている。1人で果敢にチャレンジし見知らぬ人との対話を楽しむもよし、気心の知れた仲間と暗闇を楽しむもよし。今年のイベント初めに、真っ暗な中で書き初めをしてみるのも、粋な体験かもしれない。
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