登録者はボカロ楽曲・イラスト商用利用可! 配信仲介サービスが発表

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登録者はボカロ楽曲・イラスト商用利用可! 配信仲介サービスが発表
登録者はボカロ楽曲・イラスト商用利用可! 配信仲介サービスが発表
クリエイター向けの音楽配信仲介サービス「TUNECORE Japan」は、12月24日、世界初の試みとして、VOCALOIDメーカー6社と提携することで、ボーカロイドプロデューサー(ボカロP)のオリジナル楽曲を世界の配信ストアで販売(商用利用)可能にした。

現時点での提携会社は、株式会社インターネットエグジットチューンズ株式会社・株式会社 AHS・株式会社サーファーズパラダイス・株式会社 HEARTFAST1st PLACE 株式会社の6社。利用可能なボーカロイドキャラクターは、12体に及ぶ。

「TUNECORE」とは

「TUNECORE Japan」は、アメリカの大手音楽ディストリビューションサービス「TUNECORE」の日本版として、チューンコアジャパン株式会社が展開する音楽配信仲介サービス。

同サービスに登録すると、シングルであれば1年間で1,480円、アルバムであれば4,980円という利用料を支払えば、自分で作った楽曲を、「iTunes Store」や「Amazon MP3」、「music.jp」、「Spotify」、「KKBOX」などの主立った音楽配信サイトに一括で配信、世界中に届けてくれる。

アメリカでは2006年にリリースされ、2012年10月から日本版が展開されている。

ボカロPが一括で世界中に配信できる新仕様

この「TUNECORE Japan」が、音声合成ソフト「VOCALOID」を利用して楽曲を制作するボカロP向けの新仕様を発表した。

これまで、ボカロPがオリジナル曲を商用利用する場合には、使用しているボカロのメーカーに利用許諾を取る必要があり、事務所やレーベルなどに所属していない個人は、契約手続きの手間などから、手軽には行えない状況にあった。

今回、同サービスが打ち出したのは、サービス側がメーカーと包括的に契約することで、サービス登録者は手軽にオリジナル楽曲が販売可能になる、というものだ。配信ストアで販売されたボカロ楽曲の販売収益は、登録者とメーカーに分配されることになる。

利用可能なキャラは12体

もちろん、楽曲配信だけではなく、ジャケット画像にボカロキャラクターを用いることも可能だ。ただしジャケットに使用する場合は、公式のキャラクターイラストではなく、キャラを描き下ろした2次創作物に限る。

利用可能なボーカロイドキャラクターは、提携会社6社が提供する、GUMI(Megpoid)神威がくぽ(がくっぽいど)・LilyCULMAYUIA蒼姫ラピス結月ゆかり猫村いろは氷山キヨテル歌愛ユキSF-A2 開発コード mikiの12体となる。


日本における大きなカルチャーの一つとなっているボーカロイド。本サービスの登場が、世界にはばたこうとするボカロPを後押しすることになるか。

※VOCALOID(ボーカロイド)/ボカロはヤマハ株式会社の登録商標です

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