青山で現代版盆踊り「BDM」レポ 水カンのコムアイらが生んだ幸福な一夜

「BDM 2015 青山盆踊り」

現代版盆踊りをコンセプトとするイベント「BDM 2015 青山盆踊り」が、10月3日、表参道・国連大学前にて開かれました。

日本古来から続く行事である盆踊りを、世界中を席巻するダンスミュージック・EDMになぞらえた「BDM(ボンダンスミュージック)」をテーマに開催。

遠藤大介さんのソロプロジェクト・DE DE MOUSEや、ボーカリストのコムアイさん擁する音楽ユニット・水曜日のカンパネラをはじめ、気鋭からベテランまでシーンの最前線を個性的な音楽で牽引するミュージシャンたちが参加し、書き下ろし楽曲を提供

盆踊りをダンスカルチャーとして再定義することで、世代を問わず楽しむことができると、開催が発表された時点から大きな話題を呼んでいました。

今回は、初開催にして大きな盛り上がりを見せた「BDM 2015 青山盆踊り」当日の模様をお届けします! なお、当日の様子は全天球動画でも撮影され、公式YouTubeチャンネルにて公開中されています。

デデマウスと水曜日のカンパネラ / 妖怪地獄音頭

季節外れの盆踊り大会!

「BDM 2015」は、収穫祭をテーマに、盆踊りシーズンから少し外れた10月に行われました。

クラウドファンディングサイト・Makuakeにて支援を集め、無料で実施。それもあってか、会場となった国連大学前の広場にはアーティストのファンであろう若い世代はもちろん、子供からご年配の方まで幅広い年代の方々が男女問わず見受けられました。

盆踊りに参加したことのある人、ない人、なかには盆踊り自体を見たことがない! という方まで参加されていたそうです。

近隣にお店を構える方々を中心にカレーや焼き鳥、タイ料理など豊富なフードブースも出店。物販ブースでは、なんとDE DE MOUSEが手売りでお酒などのドリンクを販売する一幕もあり、その瞬間には多くのファンが押し寄せていました。 

豪華なコラボも魅力!

本イベントでは、上述の他にもテクノポップユニット・spoon+のボーカルであるacoさんと、チップチューンアーティストのSEXY-SYNTHESIZERことTakeshi Nagaiさんがコラボレーションし、書き下ろし楽曲「ちゃんちきぷんぷん」を披露。

さらに、ボカロPとしてその名を馳せるゆよゆっぺさんと、ピコピコ系ミュージシャン・ヒゲドライバーさんによるスペシャルユニット・HIGE'TEKINA//SOMETHINGが、同じく書き下ろしの「東京"BDM"音頭」を熱唱するなど、この日しか見られないようなタッグを組んだミュージシャンたちが次々とライブを披露し、会場を盛り上げていました。

盆踊りの解説をする踊り子さん

また、それぞれの楽曲ごとにオリジナルの盆踊りも考案。楽曲の前には踊りの解説が行われ、参加者の皆さんは真剣に舞台上の踊り子さんの真似をしながら、短い時間でダンスを習得しようとしていました。

会場の中心に設営されたやぐらを中心に、世代の垣根を越えながら見よう見まねで踊り納めを楽しむ様子が印象的でした。

DE DE MOUSE

コムアイさん

そしてイベントの最後には、開催に先がけて行われたクラウドファンディングのリターンとして制作された、DE DE MOUSEとコムアイさんによるコラボ盆踊りソング「妖怪地獄音頭」をサプライズで演奏。

DE DE MOUSEが初めて手がけたという作詞や、軽快なリズムの太鼓捌き、そこに合わさるコムアイさんらしいポップで気だるさ満点のラップが特徴的な楽曲となっています。

歌詞に含まれた「ゴミ屋敷」というキーワードと、自身の住む家の惨状が重なるとコムアイさんがMCで述べると、会場は笑いに包まれていました。

楽曲の演奏中にはコール&レスポンスが巻き起こるほど大きな盛り上がりを見せた「BDM 2015」は、大盛況のまま幕を閉じました。
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イベント情報

BDM 2015 青山盆踊り(現在は終了)

開催日
10月3日
時間
17時~20時
開催場所
青山・国際連合大学前広場
代表
金田謙太郎
主催
ファーマーズ委員会
協力
BDM制作委員会

出演者
・DE DE MOUSE
・水曜日のカンパネラ
・あこ (spoon+) feat. SEXY-SYNTHESIZER
・ゆよゆっぺ+ヒゲドライバー

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