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世界初の「声優ミュージアム」レポート 貴重な資料で辿る声優の歴史

世界初の「声優ミュージアム」レポート 貴重な資料で辿る声優の歴史
高山みなみさんや加藤英美里さんらを擁する声優プロダクションの81プロデュースは、8月8日、創立35年記念事業として、世界初となる声優関連の展示施設「声優ミュージアム」を東京・笹塚にオープンした。 日本での連続テレビアニメの放送から約50年。劇団員や舞台俳優が声を当てていた時代から、専業の役者が登場し、いまや大きな人気を獲得するまでに至っている声優。

声優ミュージアムでは、所属声優はもちろん、81プロデュースとゆかりの深い若手からベテランまで、声優が実際に使用したアフレコ台本をはじめ、貴重な資料を多数展示。日本独自の発展を遂げた、声優文化の歩みを今へと伝えている。

往年の名優のチェック済み台本など貴重な資料を展示

施設には、『機動戦士ガンダム』『ちびまる子ちゃん』『ポケットモンスター』『ワンピース』など、新旧の人気アニメや特撮番組で、実際に声優が使った台本が所狭しと展示されている。 また、映画『ターミネーター』やTVドラマの『CSI:ニューヨーク』といった、外国作品の吹き替え台本が揃うのも、声優ミュージアムならではだ。

特に必見なのが、書き込み入りの台本

これは息つぎのタイミングなど、声優が演じる上でのポイントが声優自身の手で細かく書き込まれたもののことで、ファンはもちろん、将来声優を目指す人にとっては見逃せない内容になっている。

大平透さんによる赤入れ済みの台本

本人の書き込みが入った台本を通して、『ザ・シンプソンズ』のホーマー・シンプソン役で知られる大平透さんや、『パーマン』でパーマン2号などを演じた大竹宏さん、ブルース・ウィリスさんの吹き替えで有名な野沢那智さんといった、1950年代から活躍する名優の技術と歴史に立ち会うことができる。

キャスト陣のサイン色紙には黒柳徹子さんの名前も

台本以外にも、声優関連の年表やキャストによるサイン色紙声優雑誌などを展示。 色紙は『ドラゴンボール』や『幽☆遊☆白書』などの往年の人気作のほか、テレビ史を代表するタレントの1人である黒柳徹子さんが出演していた『チロリン村とくるみの木』などの名作もラインナップ。 そして、時代は移ろい、かつては裏方の印象が強かった声優も、今ではアイドルとして表舞台に立って活躍する光景が当たり前になっている。

プリパラ』の主題歌などを歌うi☆Risや、同名アニメから生まれたWake Up, Girls!といった声優アイドルグループの関連グッズも展示されており、声優の役割の多様化を垣間見ることができる。 ほかにも、81プロデュース35周年記念でオーディオドラマ化され、羽多野渉さんや江口拓也さん、そして『アイドルマスターシンデレラガールズ』のプロデューサー役などで注目を集める武内駿輔さんらが出演するちばてつやさん原作の『紫電改のタカ』関連グッズも展示されている。

担当者によれば、展示されているのは、資料のごく一部。今後は定期的な入れ替えや番組放送に合わせた企画展示なども予定しているという。

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