マルチクリエイターの監督としての立ち位置
──これまでの個人制作や少人数での制作体制を経て、制作の全工程を自身でひと通り経験されているかと思いますが、監督としてはどういった立ち位置から指揮していくのでしょうか。吉浦 作品づくりで自分が核にしているのは、コンセプトや物語的なおもしろさだったり、見せ方のおもしろさなんです。
例えば小屋でのシーンで、パテマが天井に立っていて、エイジが地面に立ってそれを見ているという構図があります。この構図は重要なんですが、その時にキャラクターがどんな表情で、どんな仕草をするのか、小屋の内装はどうなっているのかというところは、各々の美術設定や作画チームの裁量なんです。だから、コンセプトとそれにまつわる構図だけを決めて、あとはそれぞれに委ねる、というのが今回のつくり方でした。
工程の最終段階である撮影処理は自分でやっているんですが、ここで色々なことを決め込めるんです...
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