文化系トークラジオ Life
ぶんかけいとーくらじお らいふ
「文化系トークラジオ Life」とは、2006年10月7日からTBSラジオで放送されているラジオ番組。偶数月の第4日曜日25:00から180分間、生放送されている。
社会やら文化やら、放課後の部室で話してた「あれってどうなの?」「これってどう思う?」などなど時代も世代も軽く飛び越える雑談を繰り広げる番組。
文化系トークラジオ Life とは
「文化系トークラジオ Life」とは、2006年10月7日からTBSラジオで放送されているラジオ番組。
社会やら文化やら、放課後の部室で話してた「あれってどうなの?」「これってどう思う?」などなど時代も世代も軽く飛び越える雑談を繰り広げる番組。
80年代。バブルの波に乗って、たくさんの「大きな文化」が生まれた。
TBS RADIO 文化系トークラジオ Life>About Life?
それは、バブルが崩壊した後の不景気の時代、90年代の後半まで続く
爆発力を持った「メガカルチャー」の時代だった。
一方、その大きなうねりの下で、別の流れも生まれていた。
何か「人とは違う生き方」を求める人たちが、アンダーグラウンドから
水面に顔を出そうと、必死でもがいていた。
その力が生んだのが「サブカルチャー」の時代だった。
けれど、「サブカルチャー」は、世の中に大きな文化が存在していないと、
サブとしての役割を果たすことができない。
たくさんの人たちを惹きつけすぎたサブカルチャーは、いつの間にか、
自分自身が「大きな文化」になってしまった。
00年代の僕たちはいま、メガカルチャーからもサブカルチャーからも、
同じくらい離れたところにいて、その日の気分で、好きな方を選ぶことができる。
それはとても自由だし、素晴らしいことだと思う。
でも、結局のところ本当に好きなのはどっちなんだろう?
どっちも好き、と言えばそうだけど、
「本当に?」って訊かれると悩んでしまう。
多分その気持ちは、両方とも「ほんとう」。
でもそのことは言葉にはできない。
きっと僕たちは、「それとは違うんだ」って形でしか、自分のことを
表現できなくなってしまったんだと思う。
言ってみりゃそれは、メガカルチャーでもなくサブカルチャーでもなく、
いつも反転の像しか写さないネガの文化、「ネガカルチャー」。
否定形でしか語ることのできない「本心」であり、
好きと嫌いが、
冷静と熱狂が、
善と偽善が、
パクリとオリジナルが、
右と左が
矛盾なく同居する文化。
そんなシーンの中で、僕たちは自分の生活さえ、
コンピューターの向こう側でハックするようになって、
ログに残されたものばかり体験し、
バラバラになっていく自分自身をどこかで捉えきれないで
いるんじゃないか。
My Life on the Screen.
それだけでいいんだろうか。
なんとも表現しづらい感情を言葉にするために、
僕たちはラジオという場所を選んだ。
答えはおろか、まだ問いかけすらできていない僕たちの「Life」を、
なんとかして表現したい。
そして同じような気持ちでいる人たちと、それが何なのか確かめたい。
それだけのために、色んなことについて話そうと思う。
カーテンを閉めた部屋の中で、
くたびれた最終電車の中で、
昼休みの屋上で、
この声を聴いてくれるなら、僕たちはとても嬉しい。
パーソナリティ
- メインパーソナリティー
- サブパーソナリティ(ライフクルー)
- 総合プロデューサー
- 長谷川裕(黒幕)
これまでのテーマ
2006年
- 2006/10/07 「バブル」ってなんだ?
- 2006/10/14 「戦争とサブカルチャー」
- 2006/10/23 「日常と愛国心の間で」(鈴木謙介×森山裕之)
- 2006/10/23「文化系トークラジオLifeって?」
- 2006/10/28 「After95」
- 2006/11/11 「文化としての受験」
- 2006/11/18 「糸井重里さんを迎えて」
- 2006/11/25 「バックラッシュ?」
- 2006/12/02 「2ちゃんねるvsミクシィ」~山形浩生さんを迎えて
- 2006/12/09 「『モテる技術』の文化論」
- 2006/12/16 「青春ベストソング」
- 2006/12/23 「'89-'94 セカンド・サマー・オブ・ラブ in Japan ?」
2007年
- 2007/01/01 「文化系大新年会~朝まで生Life!」(宮台真司ほか)
- 2007/01/06 「ラジオ」
- 2007/01/13「失われた10年~ロストジェネレーション?」
- 2007/01/20 「不良・ツッパリ・ヤンキー」(永江朗ほか)
- 2007/01/27 「『働く』ということ」(本田由紀ほか)
- 2007/02/03 「東京」
- 2007/02/10 「憧れの女性(ひと)」
- 2007/02/17 「『叫』~黒沢清監督を迎えて」
- 2007/02/25 「大人になるということ」
- 2007/03/10 「憧れの男性(ひと)」(大西奈己、高野麻結子ほか)
- 2007/03/17 「教養」
- 2007/03/24 「Jの時代」(高原基彰ほか)
- 2007/03/31 「Life」
- 2007/04/22 「友達」
- 2007/05/19 「文化と貧乏/文化系とお金」(公開録音)
- 2007/05/25「佐々木敦さんインタビュー」
- 2007/06/03 「運動」(外山恒一、松本哉ほか)
- 2007/06/17 「若者文化(ユースカルチャー)」
- 2007/07/29 「政治」
- 2007/08/05「仲俣暁生さんインタビュー」
- 2007/08/26 「ひと夏の思い出」
- 2007/09/23 「先生」
- 2007/10/28「しょうらいのゆめ」
- 2007/11/11「ポスト『失われた10年』に語るべきこと」(公開録音)
- 2007/11/25「暴走するインターネット2.0」(荻上チキほか)
- 2007/12/08 「Life公開ゼミin早稲田」(黒幕・長谷川Pほか)
- 2007/12/30 「文化系大忘年会2007」
2008年
- 2008/01/10「Lifeブックフェア」
- 2008/01/27 「親子関係」
- 2008/02/10 「愛の告白」(阿部真大ほか)
- 2008/02/28 「恋と三十路と文化系」(辛酸なめ子、しまおまほ)
- 2008/03/03 「池袋とセゾン文化」(柳瀬博一×津田大介×佐々木敦)
- 2008/03/06 「サブカル・ニッポンの新自由主義」(鈴木謙介×橋本努)
- 2008/03/09 「自分探し」 (速水健朗ほか)
- 2008/04/27「表現する人・したい人」(ライムスター・宇多丸ほか)
- 2008/05/06 「本谷有希子アワー」
- 2008/05/11「雑誌」(藤井大輔ほか)
- 2008/06/22「秋葉原無差別殺傷事件」
- 2008/07/20「方法としての体育会系」
- 2008/08/10「地方を考える」(本谷有希子ほか)
- 2008/09/28「経済成長」(飯田泰之ほか)
- 2008/10/26「ぼくたちの失敗学」
- 2008/11/30「第2ロスジェネ?~新・就職氷河期の生き方」(梅崎修ほか)
- 2008/12/28 「文化系大忘年会2008」
- 2008年11月14日「17歳の明日〜ルート分岐が不在の青春(タナダユキ監督を迎えて)」(荻上チキほか)
2009年
- 2009/01/17「2009年のチェ・ゲバラ」(橋本努、白井聡、園良太ほか)
- 2009/01/25「未知との遭遇」(佐々木敦、さやわか、吉田アミほか)
- 2009/02/15「~『就活』で何を学ぶか~」(梅崎修ほか)
- 2009/02/22「草食系男子の本懐」(二村ヒトシほか)
- 2009/03/29「Life存続サミット」(町山智浩、二村ヒトシほか)
- 2009/04/26 「先輩・後輩のリアル」(吉田アミほか)
- 2009/05/24「現代の現代思想」(東浩紀ほか)
- 2009/06/28 「日本のネットは進化したのか」 (濱野智史ほか)
- 2009/07/12 「村上春樹『1Q84』をめぐって」(伊藤聡ほか)
- 2009/07/12「ヱヴァンゲリヲン新劇場版・破」(稲葉振一郎ほか)
- 2009/07/26「バンドやろうぜ」
- 2009/08/16「Life政策審議会」(飯田泰之、樋口明彦ほか)
- 2009/09/13「『ニッポンの思想』をめぐって」(佐々木敦、小林浩ほか)
- 2009/09/13「『現代日本の転機』をめぐって」(高原基彰ほか)
- 2009/09/27「“居場所”の現在」(西田亮介ほか)
- 2009/10/25「休日の哲学」(澁谷知美ほか)
- 2009/11/01 「Life@むさび 平凡コンプレックス」(公開録音)
- 2009/11/22 「Twitterはじめました」
- 2009/12/05「規範なき現在~萱野稔人×鈴木謙介 @東京外語大学」
- 2009/12/27「文化系大忘年会2009」
2010年
- 2010/01/24「今、聞きたい名言」(川原和子、二村ヒトシほか)
- 2010/02/28「小沢健二とその時代」(磯部涼、芝浦慶一ほか)
- 2010/03/16 「映画『ソラニン』三木孝浩監督インタビュー」
- 2010/03/28「ライブメディアの現在」(濱野智史、そらのほか)
- 2010/04/17 「Life×ワールド文学カップ」(豊崎由美、中島京子ほか)
- 2010/04/18「シネマハッスル~第9地区」
- 2010/04/25「様々なる定番」(片桐仁、前島賢、前田久ほか)
- 2010/05/16「シネマハッスル『プレシャス』」
- 2010/05/23「クルマ社会の過去・現在・未来」(白井聡ほか)
- 2010/06/16「映画『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』を語る」
- 2010/06/20「シネマハッスル『アウトレイジ』」
- 2010/06/27「理想のリーダー、リーダーの理想」(西田亮介ほか)
- 2010/07/03 「Life in 京都 地域→ジモト」(難波功士、辻大介ほか)
- 2010/07/16「シネマハッスル 『トイ・ストーリー3』」
- 2010/07/25「Life 夏の1冊」
- 2010/08/21「シネマハッスル 『ソルト』&『フェアウェル』」
- 2010/08/29「Life白熱教室~これからの"社会"の話をしよう」(萱野稔人、飯田泰之、久保ミツロウほか)
- 2010/09/26「新・家族の条件」(宇野常寛、古市憲寿ほか)
- 2010/10/12「シネマハッスル『カラフル』&『シングルマン』」
- 2010/10/15「charlieの新刊をめぐって」
- 2010/10/24「情報社会の限界(ギリギリ)ライン」(濱野智史ほか)
- 2010/11/14「菊地成孔 ラジオ 闘争のエチカ」
- 2010/11/16「シネマハッスル『リトル・ランボーズ』&『観光』」
- 2010/11/26「“世界経済の真実”は若者を見殺しにするのか」(萱野稔人、赤木智弘ほか)
- 2010/11/28「クリスマス資本論」(澁谷知美、古市憲寿ほか)
- 2010/12/26「文化系大忘年会」(松谷創一郎、峰なゆか、塚越健司ほか)
2011年
- 2011/01/23「ニッポンの身体」(菊地成孔、大谷能生ほか)
- 2011/01/30「承認社会の承認されない私」(橋本努ほか)
- 2011/02/15「シネマハッスル『その街のこども 劇場版』」
- 2011/02/21「K-POP in Japan」 (澁谷知美、西森路代、瀧坂亮、大澤聡ほか)
- 2011/02/27「ふぞろいのグローバル化」(高原基彰、古市憲寿、西森路代ほか)
- 2011/03/27「このメディア環境を生きる」(神里達博ほか)
- 2011/04/24「2020年のわたし」(水無田気流ほか)
- 2011/05/22「信じる論理、信じさせる倫理」(鏡リュウジほか)
- 2011/05/29「Life in 川口 まちのかたち、買い物のかたち」
- 2011/06/17「ブックハッスル『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』」
- 2011/06/20「長塚圭史の目玉ラジオ」
- 2011/06/26「グッときたレコメンド体験」
- 2011/07/24「僕らが旅に出る理由」(宇野常寛、海猫沢めろんほか)
- 2011/08/18「ブックハッスル『犯罪』」
- 2011/08/28「“祭り”の時代」(濱野智史、西嶋一泰ほか)
- 2011/09/25「愛という名のもとに」(二村ヒトシ、海猫沢めろん、千木良悠子ほか)
- 2011/10/23「僕たちは日本を変えることができない。」(國分功一郎、古市憲寿、今村亮ほか)
- 2011/11/13「ブックハッスル『これが見納め』」』
- 2011/11/27「ゲームと社会設計」(米光一成、濱野智史、井上明人、神里達博ほか)
- 2011/12/25「文化系大忘年会2011」
2012年
- 2012/01/22「何のためのアーカイブ?」(五十嵐太郎、濱野智史ほか)
- 2012/02/26「好き好き大嫌い~アメリカ西海岸」(塚越健司、松島倫明、西森路代ほか)
- 2012/03/25「理想の職場」(常見陽平、水無田気流、大串尚代ほか)
- 2012/04/22「動員とマネタイズ」(中川淳一郎、加藤貞顕、小林昌平ほか)
- 2012/05/27「東京論2012」(藤村龍至、中村由佳、西森路代、中川大地ほか)
- 2012/06/24「ソーシャル時代の“世間”考」(國分功一郎、濱野智史、西嶋一泰ほか)
- 2012/07/22「動員と革命〜10万人で何をしようか」(國分功一郎、開沼博、水無田気流、井上明人ほか)
- 2012/08/26「"楽しくやろう"というけれど...」(山内祐平、赤木智弘、常見陽平、下司晶)
- 2012/09/07「Life×フットボールサミット〜日韓戦とナショナリズム」
- 2012/09/23「アンチエイジング社会のゆくえ」
- 2012/10/28「うれしはずかし文化的初体験」
- 2012/11/25「"わくわくできる未来"を求めて」
- 2012/12/30「文化系大忘年会2012」
2013年
- 2013/01/27「友だちの作り方」
- 2013/02/24「夜遊びのゆくえ」
- 2013/03/24「論壇のいま、Lifeのこれから」
- 2013/04/28「料理の思想2013」
- 2013/06/23「忙しさとの競争」
- 2013/08/25「残したいこと、忘れない方法」
- 2013/09/28「『ウェブ社会のゆくえ』読書会」
- 2013/10/27「勉強し続ける社会」
- 2013/11/11「國分×古市×速水〜90年代論」
- 2013/11/29「速水×津田〜『1995年』73年組の生きる道」
- 2013/11/30「鈴木謙介×宇野常寛〜『ウェブ社会のゆくえ』」
- 2013/12/29「文化系大忘年会2013」
2014年
- 2014/02/23「超絶!ポエム化社会」
- 2014/04/27「マイルドヤンキー限界論」
- 2014/06/22「里山ウェブの時代」
- 2014/08/31「ソーシャル、レジャー、リア充」
- 2014/09/27「別のしかたで弱いつながりを読み、ウェブ社会のゆくえを考える」
- 2014/09/28「僕はなぜ『嫌われる勇気』にハマるのか?」
- 2014/10/26「フィジカルの逆襲」
- 2014/12/28「文化系大忘年会2014」
2015年
- 2015/02/22「No Music, No Life?~音楽はいまどう聴かれているのか」
- 2015/04/26「ポジティブの現在/ネガティブの未来」
- 2015/05/17「私たちは今、何を着ればいいのか」
- 2015/06/28「いまヤバい!人文社会系」
- 2015/08/30「ブロック化する社会をどう生きるか」
- 2015/09/22「“最強の運命論”の運命」(イベント)
- 2015/10/25「なにが君のしあわせ?〜いま、承認問題を蒸し返す」
- 2015/12/27「文化系大忘年会2015」
2016年
- 2016/02/28「ここに住みたい~これからの『住む場所』の選び方」
- 2016/04/24「いま”大学のコストパフォーマンス”を考える」
- 2016/05/29「私のルーティーンを問い直す」(塚越健司&久保田Dスピンオフ)
- 2016/06/26「有名税とのつきあい方」
- 2016/08/28「ポケモンGOのその先へ~これからの『遊び』を考える」
- 2016/10/23「2.5次元を生きる〜VR・ポケモン・コンビニ人間」
関連リンク
似たようなキーフレーズ
同じカテゴリーのキーフレーズ