VTuberを特集したファッション業界専門誌『WWDJAPAN』最新号が、12月9日に発売された。定価は550円（税込）。
VTuberの人気の理由や影響力について、コラボしたブランドや商業施設の担当者に取材している。
表紙はホロライブ所属のVTuber・星街すいせいさん。『おそ松さん』『映像研には手を出すな！』などで知られるアニメーター／イラストレーターの浅野直之さんが線画で描き下ろした。
ブランド担当者への取材でわかったVTuberファンの熱量
ファッション業界関係者や業界を目指す学生などを読者に持つ『WWDJAPAN』。その最新号では、「今最も熱量のあるカルチャーシーン VTuberのパワーに注目せよ」と題してVTuber特集を掲載している。
VTuberとコラボしたブランドの担当者らへの取材を通して、ファンの驚くべき熱量の高さとエンゲージメントの強さがわかったという。
また、書籍『VTuber学』への寄稿やVTuber関連記事を多く手がけるライター・草野虹さんが、ムーブメントの背景やフロントランナー、ファンダムについてのコラムを寄稿している。
『WWDJAPAN』VTuber特集サンプルページ①
『WWDJAPAN』VTuber特集サンプルページ②
テレビや大型音楽フェスでの活躍も目立つVTuber
『WWDJAPAN』VTuber特集のきっかけは、編集部が取材中にVTuberについて見聞きすることが増えたからだという。
確かに近年、VTuberのアイテムを販売するファッション、ジュエリー、香水などのブランドは増加の一途を辿っており、ジャンルも様々だ。
神奈川県・相模原市とコラボした星街すいせいさんのように、行政や企業との思いも寄らない企画が次々と発表されている。
テレビ番組や音楽フェスでも多くのVTuberが活躍中。12月にもバラエティ番組「誰も知らない明石家さんま」に、にじさんじの壱百満天原サロメさんやホロライブのさくらみこさんら、人気VTuberが揃って出演。
アイドルグループ・ももいろクローバーZ主催の「ももいろ歌合戦」には宝鐘マリンさん、年越しフェス「COUNTDOWN JAPAN」には緑仙さんと星街すいせいさんが出演するなど、活動の場は広がり続けている。
『WWDJAPAN』編集後記はVTuber特集記者が担当
『WWDJAPAN』最新号では、ディオール（DIOR）がミラノに設置したクリスマスツリーや、シャネル（CHANEL）のロンドンを彩るイルミネーションの記事などを掲載。
カルティエ（CARTIER）やブルガリ（BVLGARI）が手がけた、来年の干支である蛇をモチーフにしたジュエリーも一挙に紹介する。
そのほか、ファッションコンサルタント・齊藤孝浩さんによるファーストリテイリングの決算解説も。VTuber特集を担当した記者たちの編集後記も見逃さないようにしよう。
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