6人も思わず大号泣……秋の学園祭イベント企画「彩幸祭」レポート
デビューから夏イベントまで、リスナーを巻き込みながら歩んできたピスパレ。10月11日から26日にかけては、秋のイベントとして、学園祭をコンセプトにした大型企画「彩幸祭」を展開。
学園祭当日となる26日に向け、全5話からなるテキストゲーム仕立ての夢小説的なストーリー動画が順次公開された。
舞台は私立ピスパレ学園。軽音楽部に所属する6人のメンバーが、学園祭(彩幸祭)で披露する新曲「何千光年」に向けて、練習に励む日々を描いた青春ifストーリーである。
また、10月26日に行われた長時間配信では、実際の学園祭さながらにスケジュールを設定。まるでメンバーと共に学園祭に潜り込んだかのような臨場感・没入感に溢れる企画が楽しめた。
実際、26日の配信を視聴した筆者も、そのリアルな演出に自然と引き込まれた。
前編のお化け屋敷やカフェテリア、本気の声劇など、いつもの“わちゃわちゃ感”が溢れる学園祭らしいイベントも楽しいひとときだったが、ハイライトだと個人的に感じたのは後編。
閉会式前に映し出された彩幸祭アニメストーリー最終話とバンド演奏シーンでは、ぴすふぁみだけではなく、ピスパレ6人も初めて観る内容に思わず大号泣した。
予告なしに披露された新曲「何千光年」も、歌詞にストーリー動画内でメンバーが提案したフレーズが採用されており、その制作過程を見守っていたからこそ愛着が湧いた。
なお、全編アニメーションで描かれた「何千光年」のMVは、劇場アニメ『数分間のエールを』やTVアニメ『この世界は不完全すぎる』などを手がけた100studioが制作を担当。
メンバーとぴすふぁみとの絆もしっかりと描かれている。
また後夜祭では、キャンプファイヤーを背に、6人が「彩幸祭」にまつわる裏話やデビュー前からの心境を語らい合う場面も。すいとさんが親目線で子ども組やメロアさんの優しさを気遣いながら涙し、そこにあれんさんが「すいぴ(=すいとさん)の抱えてる悩みとか聞くから」と、さりげなく言葉をかけていた。
一人ひとりから放たれた“優しさの連鎖”が、ストーリー動画最終話でやっと一つになったピスパレの姿とリンクして、筆者の心に大きく響いた。
また、あれんさんが(インタビュー内で目標に掲げていた)3年以内に「ピスパレEXPO」を開催すると発表したのも、想定外のサプライズだった。
「ピスパレEXPO」では、アーケードゲームや飲食ブースなどが揃う広い会場を想定し、客席とステージの垣根を超え、みんなが一体となって楽しめる体験型エンターテインメントイベントを目指すという。
歌い手グループとして未曾有の領域に挑んだピスパレ。6人の誰かを思う強い気持ちが、ぴすふぁみとの約束として昇華する瞬間を届けた「彩幸祭」は、たしかに、ピスパレの次章が始まる合図になった。
彼らを繋げる絆をぴすふぁみにより印象付けられたと思う。
ピスパレに続け! 所属レーベル「シンカロン」活動者募集
なお、ピスパレが所属する歌い手事務所/レーベル・シンカロンは、10月31日より活動者の募集を開始した(外部リンク)。
歌い手やリスナーとともに、シーンのさらなる発展に貢献すること──「進化と共生(進化論とSing A Long)」を掲げるシンカロン。
同事務所は、個人/グループを問わず、「一緒に歌い手シーンを盛り上げてくれる活動者を募集」するとしている。
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