TVアニメ『VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた』に登場するVTuber・心音淡雪（CV：佐倉綾音さん）が、ホロライブに所属する星街すいせいさんの代表曲「Stellar Stellar」をカバー。
7月7日、YouTubeチャンネル「ライブオン公式動画&切り抜き Ch.」で、歌ってみた動画が公開された。
このYouTubeチャンネルは、そもそもアニメ化に併せて開設されたもの。
VTuberを題材にしたアニメのPRとして、劇中のVTuber運営会社の名を冠したYouTubeチャンネルで、登場キャラクターである架空のVTuberが、実在するVTuberのオリジナル楽曲のカバー動画を公開した──ということだ。
VTuber題材のアニメ『VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた』
『VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた』（通称・ぶいでん）は、七斗七さんによる同名のライトノベルを原作としたTVアニメ。
原作は小説投稿サイト「カクヨム」「ハーメルン」で連載され、単行本がファンタジア文庫（KADOKAWA）より刊行されている。
© 七斗七・塩かずのこ／KADOKAWA／「ぶいでん」製作委員会
7月7日より、TOKYO MX（毎週日曜24時30分から）ほかにて放送がスタートした。
舞台は、国内トップクラスのVTuber運営会社・ライブオン。主人公はその3期生としてデビューした“清楚”系ライバー・心音淡雪（こころねあわゆき）だ。
人気が伸び悩んでいた彼女だったがある日、不注意で配信を終了し損なってしまい、普段の清楚キャラとは真逆のキャラクター性を晒してしまうことに。
その結果、炎上してしまうかと思いきや、逆に人気が爆発し──というのが大まかなストーリーライン。配信の切り忘れからはじまる、VTuberたちによるコメディ群像劇だ。
「あやねるがVTuberに！」話題呼んだ『ぶいでん』書籍化決定PV
心音淡雪による「Stellar Stellar」のカバー動画は、前述した通りアニメに登場するVTuber運営会社・ライブオンの公式という立て付けのYouTubeチャンネルで公開された。
VTuberを題材にしたアニメならではのプロモーション方法と言えるだろう。
ちなみに、『VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた』では、原作の単行本化決定時の2021年にも、ユニークなPVを公開。
作品タイトル通り、心音淡雪が配信を切り忘れてしまい、配信時のキャラとは別人のような性格を晒してしまうという内容。
心音淡雪の声は当時も佐倉綾音さんが担当。「佐倉綾音さんがVTuber化?!」と、局所的に大反響が巻き起こったと記憶している……。
その後も、ホロライブ・宝鐘マリンさんとのコラボ動画が登場するなど、心音淡雪はVTuber的な立ち回りを見せる。フィクションでありながら現実のVTuberともコラボする姿がたびたび反響を集めてきた。
「Stellar Stellar」はホロライブ星街すいせいの代表曲
なお、カバー動画公開にあたって、心音淡雪（という名の『VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた』の原作宣伝用公式Xアカウント）もXを更新。
7月7日からのアニメ放送開始に伴う動画である旨を説明した。その投稿を、カバー元である星街すいせいさん自身も拡散している。
今回歌ってみたが公開された「Stellar Stellar」は、星街すいせいさんの代表曲の一つ。2021年9月に発売された1stアルバム『Still Still Stellar』のリード曲だ。
2021年に公開されたMVの再生回数は3900万回を超える。
2023年1月に星街すいせいさんがVTuberとして初めてYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」に出演した際にも本楽曲を披露。動画は公開から約3日で再生回数500万回を突破するなど大きな反響を呼んだ。
なお、2024年4月には、スマホゲーム『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』のコラボの一環として、同作の登場キャラクター・渋谷凛（CV:福原綾香さん）とデュエットしたコラボver.が発表されている。
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