コナミアミューズメントは、アミューズメント施設向け新作音楽ゲーム『ポラリスコード』を3月27日(水)に稼働開始すると発表した。
『ポラリスコード』は2023年9月よりロケテストを随時実施。同年11月に開催されたアーケード機器の総合展示会「アミューズメントエキスポ」 にも出展していた。
国内アーティストによる書き下ろし楽曲に加え、VTuberやVOCALOIDの関連楽曲も多数収録。より幅広い層が楽しめる内容となっている。
VTuber、ボカロの関連楽曲を多数収録
発表にあわせて、『ポラリスコード』は収録楽曲を先行公開。おめがシスターズ、HIMEHINA、湊あくあさんといったVTuberや、ボカロの関連楽曲も多く含まれている。
これまでのKONAMIの音楽ゲームといえば「RED ZONE」「Evans」「I'm so Happy」など、同社のオリジナル楽曲が多い印象だった。先行公開楽曲にそれら定番曲は含まれていない。
公開された楽曲リストにあるオリジナル曲は2曲。ゲームの主題歌「Crossfade」は、バーチャルシンガーがメンバーに含まれるボーカルユニット・La prière(ラプリエール)の歌唱しており、VTuberのコミュニティに寄った楽曲となっている。
昨今のアミューズメント向けの音楽ゲームでは、東方Projectのアレンジ曲(通称・東方アレンジ)が多数収録される傾向にある。
『ポラリスコード』にも東方アレンジは収録されているものの、アレンジサークル・COOL&CREATEとVTuberグループ・ホロライブがタッグを組んだ楽曲のみとなっている(現時点)。
ロケテストではVTuberを使ったプロモーションも
『ポラリスコード』は、プロモーションにおいても積極的にVTuberを活用していた。
2023年8月のロケテスト発表時には、HIMEHINAのサイン色紙プレゼントキャンペーンを展開。ロケテスト中もおめがシスターズのデザインカードをプレゼントしていた(外部リンク)。
また、前述した「アミューズメントエキスポ」では、Neo-Porte、ななしいんくに所属するVTuberとLa prièreをゲストに迎え、スペシャルステージを開催。ゲームの魅力をアピールしている。
近年、音楽ゲームにおけるVTuberコミュニティに対するアプローチは活発化。プロモーションへの起用や楽曲の収録は、『チュウニズム』をはじめ、様々な音楽ゲームで行われている。今後の音楽ゲームの発展に、VTuberが関わっていく可能性はあるだろう。
なお、KONAMIはスタートアップ支援事業「KONAMI ACCELERATOR 2023」の一環として、any styleが運営するVTuber事務所・my dear. productionを支援しているほか、他のゲームでもVTuberをプロモーションに起用している。
ボタンとフェーダースライドが楽しそうな『ポラリスコード』
そんな『ポラリスコード』は、シンプルな操作性ながら初心者も直観的に楽しめる音楽ゲーム。
プレイヤーは、「シバテレビ」と呼ばれるTV局に所属するインターン生として、映像制作を通して「コンテンター」と呼ばれるキャラクターたちをサポート。動画共有サイトにアップするコンテンツで人気獲得を目指すという内容だ。
操作方法は、タップ操作とスライド操作ができる鍵盤型「ボタン」デバイスと、左右に動く2つの「フェーダー」デバイスを使用。
楽曲プレイ時には、タイミングに合わせてボタンをタップ/スライドしながら、備え付けられた2つのフェーダー(リニアフェーダー)を左右に動かす。シンプルながら、ダイナミックな動作を楽しめる。
キャラクター育成も楽しめる『ポラリスコード』
『ポラリスコード』では、メインとなるプレイアブルキャラクターとして「コンテンター」と「サポートスナップ」と呼ばれるカード4枚を編成してプレイを進めていく。
これらのキャラクターは、楽曲プレイを重ねるとレベルが上がり、プレーを有利に進めやすくなったり、楽曲をクリアしやすくなったりする。
加えて、「コンテンター」はプレイに応じてレベルや親密度が上がり、新たな演出が追加されるなど、育成要素を楽しめる。
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