キャラクターについて
早見沙織:ドラゴンを操ってウェスタロス大陸を支配するターガリエン家の王女レイニラ・ターガリエンを演じています。幼い頃から波乱万丈な人生を送り、自分の運命に立ち向かっていく力強い女性です。おふたりの役者さんが演じているレイニラを、小さいときから大きいときまで吹き替えさせていただくというのでなかなかプレッシャーもあるのですが、かなりかっこいいシーンがたくさんあるので楽しみながら吹き替えています。津田健次郎:ひとりでドラゴンに乗って遊びに行っちゃうみたいな、自由奔放さと強さがあって、とても魅力的だなと。ただおてんばなだけじゃなく、非常にクレバーで。
早見沙織:そうなんですよ!かなり賢い。まっすぐじゃないところが見えてきたりして、そこも面白いなあって思います。ずる賢さを見せたり、先読みして行動したり。頭の良さと自分の思いを通す力強い意志、芯の強さを感じます。
津田健次郎:(レイニラを演じる早見さんに)すごい強さを感じるんですよね。今までそういう役でご一緒したことなかったので、大人の部分と少女っぽいところをすごく繊細に織り交ぜてお芝居していらっしゃるなと思います。 津田健次郎:王の弟、早見さん演じるレイニラの叔父デイモン・ターガリエンを演じています。王の弟なので正統な血筋、高貴な身分ではあるのですが、とてもエキセントリックな、何をしでかすかわからない一家の危険分子。ときに嫌なやつだったり、ときにはいい側面を出してきたり、どれが本心なのかわかりにくいところがあって演じていてすごく面白いです。
早見沙織:(レイニラとデイモンは)お互い全部を見せ合わない。とくにデイモンは、秘めたる意志というか、思いを抱えている人なのかなと思います。吹替版で津田さんのお声が乗っているのを聞くと、秘密めいた空気だったり胸の中に隠し持っている野望だったりをより一層感じることができます。
レイニラとデイモンの関係性
早見沙織:2人だけの空間がある。とくに第1話でも、ペンダントをつけてあげるシーンとか…津田健次郎:なんだろうこの意味深な空気感は…?みたいなね。
早見沙織:色気を感じました。
津田健次郎:感じましたね。怪しさと、色気と…。
早見沙織:しかも、ヴァリリア語を話してからの、じゃないですか?2人だけで話すことが多いので、より2人だけの世界に…。
津田健次郎:ほぼ僕らだけがヴァリリア語で…(笑)すごいプレッシャーなんですよ!
2人だけの世界って、なんかあるんですよね…レイニラとデイモンだけじゃなく、色気のある空気感が他のキャラクター同士でも結構出てきます。
『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』の魅力
津田健次郎:すっっっごいクオリティでしたね…!映像がヤバい!早見沙織:はじめから、ドラゴンが飛ぶシーンが…
津田健次郎:完全に"生きて"ますよ…!
早見沙織:その最初の部分だけでもギュッて引き込まれて…
津田健次郎:街の全景だったりとか、ドラゴンからの俯瞰とか、すごいクオリティですね!
早見沙織:世界観が壮大で、そして作り込まれていて、隙がない!
津田健次郎:圧倒されました。めっちゃかっこいい世界観ですね。
シナリオ的な面白さも。誰と誰が信頼関係で結ばれていてとか、その辺も危ういわけですよね。
早見沙織:危ういです…!物語の最初にここは仲良しなんだとか、親しい関係性を築いてきたんだなって思うところから、するするするすると…。
津田健次郎:「えっ、嘘でしょ?」っていうような展開になっていくんですよね。人間は恐ろしいって思いますよ…。
早見沙織:ドラマだらけですよね。
津田健次郎:素敵だなっていうシーンもあれば、すごく緊張感あるヒリヒリするシーンも。穏やかに喋っているけど腹の中では何考えているかわからないみたいな、そういう部分がすっごく面白いですね。
早見沙織:人間模様、注目ポイントです!色んな人の思惑が絡み合う物語なので、マイクの前で観ていてもピリッとする瞬間があって面白いなと思います。とくにレイニラとデイモンのシーンはヒリヒリしますね…!
津田健次郎:いろんな意味でね(笑)
あとキャスト…吹替キャストみたときに豪華すぎて(笑)先輩方ずらっと並んでて…!
早見沙織:収録のときに先に収録されている方の声を聞きながら録ることもできるんですけど、ほんとに素敵なお声が溢れていて、幸せな空間が広がっています。
津田健次郎:ぜひ吹替版でも、観ていただきたいです。
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