VRアイドル「えのぐ」夏目ハルが年内で引退 岩本町芸能社スタッフに

画像は「えのぐ『夏目ハル』アイドル活動引退のお知らせ」より

7月10日、芸能事務所・岩本町芸能社に所属する4人組VRアイドル「えのぐ」メンバーの夏目ハルさんが、年内でアイドル活動から引退することを発表した。

えのぐ公式Twitterに投稿された声明によると、夏目ハルさんの引退理由は家庭の事情。詳細については、本人と家族のプライバシーのために伏せられている。

えのぐは2023年以降、鈴木あんずさん、白藤環さん、日向奈央さんの3人で活動を継続。引退後、夏目ハルさんは岩本町芸能社の非常勤社員としてグループを支援、引退後もえのぐの一員であり続けるとされている。

引退までの間は、夏目ハルさんもこれまで通りライブ・配信などの活動に参加する。

バーチャルYouTuber(VTuber)に隣接する分野のプロジェクトでは、何らかの発表がある際は事前に告知があることも多いが、今回は突然の報告となったことで多数のファンを驚かせた。

メンバーが揃った引退報告配信

えのぐ「夏目ハル」アイドル活動引退のお知らせ
えのぐは声明の発表と同日に、引退を報告する配信を約15分にわたって実施。今回の引退の経緯について夏目ハルさん自ら説明を行った。

引退理由については、声明の通り「家庭の事情」であると語り、家族のプライベートにも関わるため、詳細は明らかにできないとコメント。

事務所となんとか続けていく方法を模索していたことに触れ、「時間が経てば解決できるかもしれないので一時休止という選択肢もあった」としつつも、グループの今後や待ち続けるファンの気持ちも考え、引退を選択したと語った。

配信にはほかのメンバーたちも登場。

白藤環さんは、時々涙ぐみながらも「4人で活動できる時間は限られていますが、ハルちゃんがアイドルとして活動できる時間を大切にして、1つでも多く幸せな思い出をつくって、後悔のない花道を飾ってあげたいと思っています。」とコメント。

メンバーそれぞれが、残された時間を大切にしたい、これまで以上に頑張るので半年の間さらに応援をしてほしいと呼びかた。

世界一のVRアイドルを目指す4人「えのぐ」

【ライブ映像】「燈し火」- enogu one-man Live 2021 Winter - 雲外蒼天 -【新曲/生バンドVer. #えのぐ】
夏目ハルさんは、2018年に日向奈央さん、栗原桜子さんと共に岩本町芸能社の「女優部」(「ひなつくり」とも)に所属。鈴木あんずさん、白藤環さんの2人は当時、「あんたま」という2人組ユニットとして女優部とは別で活動していた。

その後、あんたまが当初の目標であるメジャーデビューを果たす際に、レーベルのユニバーサルミュージックはメンバー増員を提案。これを機に紆余曲折を経て、あんたまの2人に女優部3人が加わり、えのぐが結成されることとなった。

グループはライブへの参加に特に力を入れており、「TOKYO IDOL FESTIVAL 2022」(TIF2022)や「NEO KASSEN 2022」などの大規模なアイドルフェスにも参加。

バーチャルYouTuber(VTuber)や他のバーチャルアイドルが参加していないイベントにも積極的に参加しており、日本を代表するバーチャル系アイドルグループだと言える。 なお、えのぐは8月27日(土)に、和をテーマにしたグループ公演「大絶響祭 2022 SUMMER in豊洲PIT」への出演を控えている。

ライブでは、邦楽ユニット・Godaiとともに和楽器生演奏ライブに挑戦する模様。えのぐが4人で活動する残りの半年間、彼女たちは全身全霊で活動に力を注ぐことだろう。

混ざり合って生まれる、えのぐの七色

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