懐かしくもちゃんと新しい「ダンシング・クレイジー」
──みなさんは、今回の楽曲「ダンシング・クレイジー」を聴いてどういった感想を持たれましたか?頭に残る、みんなで歌いやすい楽曲ですよね。
踊りたくなる。最初のリズムとか、めっちゃ好きな楽曲でした。
エレクトリックだけどちょっとレトロっぽくて、切なさもあったりとかして。
この空間と相性も良いオリエンタルな感じだと勝手に思っています。
00年代くらいの懐かしいテクノポップ感がありつつ、ちゃんと今のサウンドは押さえていて、受け入れられやすく、けれどもちゃんと新しい点がすごくいいなと思いました。
どんな感じになるんですかね〜。
おめシスのMVっていつも変じゃないですか。だから今回も変になっちゃうかも!?
ちょっと模索中ですね。楽しみにしていてください!
リアルとバーチャルを行き来する表現を目指して
──篠田さんはKAI-YOUでの以前の対談で「キャラは3D、背景は実写なのが重要」とMVのコンセプトを語られていました。今回はVR空間でMVをつくる形を取り入れていますね。実はこのMVでも半分くらいは実写のパートもあるんですよ。
こうやって自分が今VRをやってるとき、実際はリアルな空間にいて、ヘッドマウントディスプレイをかぶると急に異世界に飛ぶという感覚が面白いと思っていまして。
アイマリンちゃんとイチカゼロちゃんはAI、人工知能みたいな存在で。デジタルデータに乗ってリアルな世界とバーチャルの世界を行き来するのを映像で表現してみたいというのが今回のコンセプトとしてありました。
物語がデジタルデータの中の世界という設定だったので、ずっとVRのワールドをつくりたかったし、その中で撮影をしたいなと思っていたんです。
やっと念願が叶ったというか、先ほどのアイマリンちゃんとイチカゼロちゃんのインタビューで、自分たちの世界に2人が立っている姿を見て「エモいな」って思いました。
いやー、それはエモいですね……。
泣きました!
バーチャルで表現できることには、今はまだ限界があるとは思うんですよね。
MVに実写を半分ぐらい使っているっていうお話があったように、今後はバーチャルな創作にも実写が絡むものが多くなっていくのかなと。
今できる表現で最上級の情報量を持っているのってやっぱり実写なんですよね。
体の動きとか、外を歩くときもね。
そうだね、YouTubeで商品紹介をするなら、表現はやっぱり実写が一番。
自分は見てる人もどっちが何なのかわからなくなるような、「バグってる」ことが好きなんです。混乱した瞬間って興奮するじゃないですか。
自分はVRをやりだしてから、そういうバグによる感動みたいなものをずっと感じているんです。そこにリアルが介入すると、余計にリアルの生っぽさが引き立つし、わけがわからない! っていう謎のグルーヴ感が出る。
「まぜるな危険」なものもいろいろあるんだけど、僕はカオスなオタク文化が好きなので、ちょっと混ぜてみたくなるタイプかもしれないですね。
どうなっちゃうのかわからないからこその楽しさってありますよね!
自分はVRって「入れる」のが一番大きいのかなとは思っています。実写やアニメの聖地は、現実に存在する場所であれば巡礼することができる。けれど例えば、今回の「水晶宮」は現実には存在しないから聖地巡礼したいけどできないじゃないですか。
けど、VRであれば現実と同じようにその聖地を巡礼することができる。現実じゃありえないような世界観にも自分が中に入ることができる。そうした部分がすごく大きいと思いました。
ライブにグッズ販売、ゲーム…「メタバース水晶宮」の今後
──今後、この「メタバース水晶宮」でどんな展開をしたら面白そうだと考えていますか?まずはライブをやりたいと思っているんですよね。ライブをやったらTシャツとかグッズ販売もしたいですし。
「メタバース水晶宮」Tシャツ絶対売れるわ。
あと、これは実装するのが大変かもしれないけど、ゲーム的な要素も何かできたらいいよねみたいな話はしてます。
めちゃくちゃでかいマグロとか釣れると面白いですよね!
おめシスの2人は前編でアイマリンちゃん、イチカゼロちゃんに家をつくっておくと約束していたので、それもやりたいですね!
じゃあ撮影に使いやすいよう後ろをグリーンバックにして……。
いいですね! 路地裏みたいな感じだから隠し部屋になってたら面白いな。
0b4k3さん、お願いしますね。
お願いしまーす!
ぬるっとお仕事の相談をされましたね(笑)。
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