1Dのハリー・スタイルズ「THE FIRST TAKE」出演 大反響のアルバムから1曲披露

イギリスが生んだ2010年代を代表するボーイ・バンドのワン・ダイレクション。そのメンバーの一人であるハリー・スタイルズさんが、YouTubeチャンネル・THE FIRST TAKEに初登場することが正式に発表された。

出演する動画は6月13日(月)22時よりプレミア公開。日本滞在時に好んで聞いていたという細野晴臣さんのアルバム『HOSONO HOUSE』をオマージュしたことを本人が明かしている3作目のソロ・アルバム『Harry's House』から、1曲披露される。

ワン・ダイレクションからソロ活動へ、ハリー・スタイルズの歩み

2011年9月にワン・ダイレクションの一員としてデビューして以降、5枚のアルバムと継続的な世界ツアーによって世界中を巻き込んだ大スターとなったハリー・スタイルズさん。

ワン・ダイレクションが2016年に活動を休止した後、2017年にセルフタイトルのデビューアルバム『Harry Styles』をリリース。グループ時代から追いかけてきたファンの支持を受けつつ、押しも押されぬポップアイコンとして現在まで活動してきた。
Harry Styles - As It Was - Live at Coachella 2022
2022年には、海外で最も注目を集める音楽フェスの一つであるコーチェラ・フェスティバルの初日トリに大抜擢。大舞台で素晴らしいパフォーマンスを披露した。

同フェス以降にSpotifyなどのストリーミングサイトでリスナー数が増加傾向をみせ、多くのファンを抱えたトップランナーの彼は更なるファンを取り込むことにも成功し、一人のアーティストとして成長した姿をハッキリと示してみせたのだ。

その勢いのまま、5月20日には最新作『Harry's House』をリリースすると、世界中のヒットチャートで軒並み1位を獲得。批評筋の評価もこれまで以上に高く、これまでのソロ作品にも勝るとも劣らないポップロック~ソフトロックな作風で多くのリスナーをかっさらってみせた。

2022年上半期の音楽シーンで重要な作品のひとつといって差し支えないだろう。

THE FIRST TAKEが世界に広がるきっかけに?

THE FIRST TAKEは、2019年11月5日よりスタートし、「一発撮りのパフォーマンス」を鮮烈に届けてみせるYouTubeチャンネル。

そのシリアスなムードとアーティストによる圧倒的なパフォーマンスがすべての動画で共通しており、多くの音楽リスナーやファンを虜にしてきた。 6月7日23時にハリー・スタイルズさんの出演が示唆されると、ほぼ同時に企画の趣旨・ルールを記したツイートも投稿されている。ここで注目すべきは英字で書かれている点。

いうまでもなく、日本のリスナーのみならず世界中のリスナーに企画の趣旨をアピールするためだ。 ハリー・スタイルズさんのファンといえば、ネットカルチャーに非常に明るく熱狂的なファンが多い。現に、彼の登場を予告した上記のツイートや配信が予定されている動画のコメント欄には、多くの海外ファンからコメントが殺到している状況だ。

THE FIRST TAKEといえば、その雰囲気やオリジナリティある撮影カットをオマージュするような歌動画がYouTuberやVTuberにオマージュされたり、TikTokのネタにも使われるなど、日本独自のネットミーム発信源になっていた。

この配信からもし世界中にネットミームとして広まるとすれば、より多くのリスナーに同企画が認知される可能性も十二分にありうるし、今後英語圏のアーティストが多数出演するキッカケにもなりえそうだ。

日本と海外をつなぐ音楽 その角度・実情とは

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