MCフリースタイルバトルの中で、伝説の名試合とも言われている2013年開催の「戦極MCBATTLE 第六章」の黄猿さんと鎮座DOPENESSさんの試合が、戦極MCBATTLEのYouTubeチャンネルで公開された。
2013年にも同チャンネルでこの名バトルの動画が投稿されており、現在714万回再生を突破するほどの人気を誇っている。しかし、決着がつかず延長戦が決定という場面で動画は終了している。
今回の動画「黄猿 vs 鎮座DOPENESS(延長込みノーカットver) /戦極MC BATTLE 第六章」では先行後攻のじゃんけんから、延長戦の行方まで、8年という時を経てノーカットで視聴できる完全版だ。
なお、高画質で、背後でウキウキな表情で観戦しているNAIKA MCさんまではっきりと確認できる。
当時、「ULTIMATE MC BATTLE 2009」の覇者として知られ最強のフロウを持つ鎮座DOPENESSさんと、「戦極MCBATTLE 2章」の優勝者でフロウとビートアプローチに定評がある黄猿さん。
8小節3本の形式で行われたこの名試合を陰で支えたのは間違いなくビートだ。ボブ・マーリーさんの息子で、レゲエディージェイのダミアン・マーリー(Damian Marley)さんの楽曲「All Night feat. Stephen Marley」が使われている。Damian "Jr. Gong" Marley - All Night ft. Stephen Marley
このレゲエのビートが流された途端、ノリノリの鎮座DOPENESSさん。早くも1バース目から、手の動きとリズミカルで縦横無尽のフロウは着火状態。
徐々に熱が帯びはじめた2バース目。そして3バース目、「YEAH YEAH」から完全にエンジン全開で、唯一無二かつフリーキーなフロウを炸裂させた。また、リズムに没頭して思わずルール無視で4バース目に突入しそうに。
対する黄猿さんも負けじと、押韻と正確なビートアプローチ、そしてこちらも多様なフロウで応戦。結果として鎮座DOPENESSさんの熱もヒートアップ、互いの変幻自在のフロウが駆使され、まるでセッションのような状態に昇華された。
このフロウの応酬はまるでひとつの音源のような心地よさで、伝説のベストバウトとして語り継がれてきた。
余談ながら、お笑い芸人・霜降り明星のせいやさんによるモノマネも、このバトルの知名度向上に貢献している。
審査になると審査員が思わず「俺決められないっす」と述べ、結果はドローとなり延長戦へともつれ込む。
まず気になるのが、黄猿さんが杖を突然持っていること。
延長前のバトルでも、鎮座DOPENESSさんが「足は大丈夫ですか」、黄猿さんが「治療費稼ぎたい」と言っているように、黄猿さんは足の怪我を負っており、延長戦で場所を交代したことによって補助の杖が見える。
延長戦のビートはレゲエから打って変わって、DJ Premierさんに、世界が誇るラッパー・Kanye WestさんやNasさんらが参加した名曲「Classic」とクラシックなヒップホップに。DJ Premier - Classic (Better Than I've Ever Been) feat. Kanye West, Nas, KRS One & Rakim
ミドルな速度のビートに、的確なビートアプローチかつ多彩なフロウと韻を踏みラップする黄猿さん。怪我の治療をするという並並ならぬ決意も滲ませる。
一方、鎮座DOPENESSさんの1バース目は、アンサーしつつフロウで魅せてから「バトルは本気さ」。徐々にエンジンに火がついた2バース目では、またもや音源のような心地いいリズムを披露。3バース目にはギリギリとも言える独特な間を開け、緩急をつけて歌い回し、天下のフロウ合戦を締めた。
ハイレベルな2人の勝敗の行方、知らない方はその目で確かめてほしい。
2013年にも同チャンネルでこの名バトルの動画が投稿されており、現在714万回再生を突破するほどの人気を誇っている。しかし、決着がつかず延長戦が決定という場面で動画は終了している。
今回の動画「黄猿 vs 鎮座DOPENESS(延長込みノーカットver) /戦極MC BATTLE 第六章」では先行後攻のじゃんけんから、延長戦の行方まで、8年という時を経てノーカットで視聴できる完全版だ。
なお、高画質で、背後でウキウキな表情で観戦しているNAIKA MCさんまではっきりと確認できる。
バトルは韻だけじゃない、フロウの魅力が詰まった一戦
「このやろう」と不敵な笑みを浮かべた鎮座DOPENESSさんの一言から火蓋が切られた、戦極MC BATTLE 第六章(2013年)「黄猿 vs 鎮座DOPENESS」。当時、「ULTIMATE MC BATTLE 2009」の覇者として知られ最強のフロウを持つ鎮座DOPENESSさんと、「戦極MCBATTLE 2章」の優勝者でフロウとビートアプローチに定評がある黄猿さん。
8小節3本の形式で行われたこの名試合を陰で支えたのは間違いなくビートだ。ボブ・マーリーさんの息子で、レゲエディージェイのダミアン・マーリー(Damian Marley)さんの楽曲「All Night feat. Stephen Marley」が使われている。
徐々に熱が帯びはじめた2バース目。そして3バース目、「YEAH YEAH」から完全にエンジン全開で、唯一無二かつフリーキーなフロウを炸裂させた。また、リズムに没頭して思わずルール無視で4バース目に突入しそうに。
対する黄猿さんも負けじと、押韻と正確なビートアプローチ、そしてこちらも多様なフロウで応戦。結果として鎮座DOPENESSさんの熱もヒートアップ、互いの変幻自在のフロウが駆使され、まるでセッションのような状態に昇華された。
このフロウの応酬はまるでひとつの音源のような心地よさで、伝説のベストバウトとして語り継がれてきた。
余談ながら、お笑い芸人・霜降り明星のせいやさんによるモノマネも、このバトルの知名度向上に貢献している。
審査になると審査員が思わず「俺決められないっす」と述べ、結果はドローとなり延長戦へともつれ込む。
延長戦も引き続き、鎮座DOPENESS TIME
本動画で公開された待望の延長戦。SNSやコメント欄には「あの延長戦が見れる日が来るなんて」「天才型の変人vs努力型の達人の決着がついに」など、喜びの声で溢れている。まず気になるのが、黄猿さんが杖を突然持っていること。
延長前のバトルでも、鎮座DOPENESSさんが「足は大丈夫ですか」、黄猿さんが「治療費稼ぎたい」と言っているように、黄猿さんは足の怪我を負っており、延長戦で場所を交代したことによって補助の杖が見える。
延長戦のビートはレゲエから打って変わって、DJ Premierさんに、世界が誇るラッパー・Kanye WestさんやNasさんらが参加した名曲「Classic」とクラシックなヒップホップに。
一方、鎮座DOPENESSさんの1バース目は、アンサーしつつフロウで魅せてから「バトルは本気さ」。徐々にエンジンに火がついた2バース目では、またもや音源のような心地いいリズムを披露。3バース目にはギリギリとも言える独特な間を開け、緩急をつけて歌い回し、天下のフロウ合戦を締めた。
ハイレベルな2人の勝敗の行方、知らない方はその目で確かめてほしい。
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1件のコメント
匿名ハッコウくん(ID:5445)
1戦目の4バース目は「ペース乱す落ちるとこまで落ちた方が〜」で5バース目が「べべべべべべ〜♪」から始まる今となっては聴けない幻のバースです。