自宅で病気療養を続けていたが、10月7日、誤えん性肺炎で亡くなったとNHKなどが報じている。
昭和歌謡を支えた作家として知られ、「ブルー・ライト・ヨコハマ」「また逢う日まで」「木綿のハンカチーフ」など、彼を代表する名曲は数知れない。
昭和歌謡を支えた筒美京平さん
1940年、東京生まれの筒美京平さん。1963年に日本グラモフォン・レコード(現ユニバーサルミュージック)に入社、洋楽のディレクターとして勤務した後、66年に作家デビューする。
ゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズの音楽を手がけたことでも知られる作曲家・すぎやまこういちさんに師事した。
これまで、アニメ『サザエさん』の主題歌や、小泉今日子さんの「なんてったってアイドル」、松本伊代さんの「センチメンタル・ジャーニー」、近藤真彦さんの「ギンギラギンにさりげなく」、C-C-Bの「Romanticが止まらない」、KinKi Kids「やめないで,PURE」、TOKIO「AMBITIOUS JAPAN!」などのヒット曲を手がけた。
1969年に「ブルー・ライト・ヨコハマ」で日本レコード大賞作曲賞を受賞したのを皮切りに、さまざまなアワードを受賞。これまでに制作してきた数は3000曲近くにものぼるという。2003年には紫綬褒章を受章している。
竹達彩奈、飯田里穂ら声優への楽曲提供も
近年も作曲活動は盛んで、竹達彩奈さんの「時空ツアーズ」や飯田里穂さん「青い炎シンドローム」、田所あずささん「あなたの淋しさは、愛」といった声優の楽曲などを手がけてきた。楽曲を提供された声優からは、筒美さんへの感謝を綴るコメントが上がっている。
筒美京平先生には時空ツアーズ、齧りかけの林檎、ちょこっとHONEYCOMBの3曲を書いて頂きました。どれも宝物のように大切な曲です。お亡くなりになったと聞いてとても残念です。またご一緒できたらと思っていました。
— 竹達 彩奈🍎 (@Ayana_take) October 12, 2020
ご冥福をお祈りします。
ソロでの初めてのアニメタイアップを筒美京平先生に作曲していただけた事が自分にとってすごく心の支えでした。
— 飯田里穂 (@rippialoha) October 12, 2020
これからも「青い炎シンドローム」大切に歌い続けていきます。永遠に宝物です。
心よりご冥福をお祈りいたします。
松本隆さん作詞、筒美京平さん作曲の曲、シングルだとこの組み合わせは綺麗ア・ラ・モードがラストのようです。
— しぶとい中川翔子🍫フレフレ💫📣 (@shoko55mmts) October 12, 2020
レコーディング時、筒美さん直々にピアノで音階を丁寧に指導してくださったんです。
宝物です。
中川 翔子 『綺麗ア・ラ・モード』 https://t.co/SKJIfvruW3 @YouTubeより
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