「金蔵」こと金の蔵の公式アプリで提供された同サービスは、通常1800円のプレミアム飲み放題120分(90分LO)を、月額4000円で毎日1回利用できるという羽振りの良さ。ついに金蔵知能失ったか? pic.twitter.com/q7XyG6I225
— ツナ (@rexaura1215) 2019年5月8日
毎日通うと、なんと2時間130円でお酒を飲み放題というから驚きです。
さらに「お通し代無料」「誕生月の人がいると年の数だけ唐揚げがもらえる」「店舗ごとの4桁のラッキーナンバーとアプリ内のラッキーナンバーの下4桁が一致すればその日のお食事代無料」など会員特典も。
月額定額制のサブスクリプションと言えば、音楽や動画などが有名ですが、「金蔵のサブスクリプションやばい」と瞬く間に話題に。
ネット上では「ついに金蔵知能失ったか?」「金蔵の知能と肝臓機能が反比例」「金蔵の隣に家を借りよう」など、無謀とも思えるサービスに賞賛の声が集まりました。
心配の声が多く寄せられたように、これだけ太っ腹な定額制、果たして経営は大丈夫なのでしょうか? 担当の方に取材してきました。
担当者に気になるあれこれを聞いてみた
Twitterで大きく話題となったのが5月8日。昨日からすでにアプリへの新規登録者数は一気に2000名弱も増え、実際に来店もかなりあったそう。昨日から、大変な反響をいただいています。(金の蔵担当者)
3月に公式アプリの新機能として「お得定期券」はサービス開始されてから2ヶ月が経っていますが、ここまでの反響は初めてと担当者さんは語ります。
多くの人が飲み物は安く済むため食事を頼んでくれることで、一人当たりの客単価は下がっていないそうです。『こんなことやって大丈夫なの?』といろんな方から言われるのですが、お客様単価は必ずしも下がっていませんし、逆にリピート率は上がっていてむしろありがたい限りです。(金の蔵担当者)
当初はサービスの解約率を5割弱ほど想定していたものの、想像以上に継続率が良く、解約者が現状ほぼいないというのも驚きです。
もちろん、一人で来店されて2、3杯飲んでいく、晩酌がわりの利用者も増えているのだとか。
ちなみに、特典の一つである、誕生月の人がいる場合に年の数だけもらえるという唐揚げ。これまでの最高記録は64個!
サービスに登録されたユーザーがご家族と来店された際、誕生月で64歳の方がいらっしゃり、9名ほどで完食されたとのことでした。
真の目的は接客サービスの向上
昨今、飲食店の接客の質の低下が叫ばれています。従業員が厨房で問題行動を起こし、その様子を撮影した動画などをSNSに投稿して炎上、というニュースはもはや珍しくありません。
金の蔵のアプリは、そもそも従業員の教育や接客サービスの向上が1番の目的なのだそうです。
金の蔵では注文をすべてタッチパネルで行うため、基本的に全部機械を通してやりとりしており、あまりお客さんと従業員とのコミュニケーションが多くありません。
その解決策としてアプリをお客さんと従業員のためのコミュニケーションとして活用しようということになったそうです。
会社としても従業員のスキルアップになり、利用者にも嬉しいという、最強のサブスクリプション。お客様から自然と質問などもいただけるため、会話のネタになり、実際にそれで接客レベルもあがってきていると聞いています。(金の蔵担当者)
なお、この「お得定期券」は期間限定ではなく、基本的に今後も継続されていくとのことなので、その威力を是非味わってください。
お酒を飲みたくなってきた…
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