アベンジャーズ×名探偵コナン　海外でもライバル視される両作が共闘

『アベンジャーズ／エンドゲーム』と『名探偵コナン 紺青の拳』というともに4月に公開を控える2作品がコラボしたタッグムービーが公開された。

ナレーションをつとめるのは、アベンジャーズのリーダー的存在であるアイアンマンの日本語吹き替えを担当する藤原啓治さんと、江戸川コナンの声優・高山みなみさんだ。

世界から注目される大作と国内では圧倒的人気を誇るアニメ映画。同時期公開のためこれまでも興行収入などで競い合ってきた両作による、掟破りの共闘が実現した。

ついにシリーズ完結『アベンジャーズ／エンドゲーム』

4月26日（金）に公開される『アベンジャーズ／エンドゲーム』はシリーズ完結作。

シリーズ累計全世界興行収入は「スター・ウォーズ」シリーズを上回るという、もはや社会現象規模の影響力を持つ。 前作では、最強にして最凶の敵・サノスの力によってアベンジャーズのメンバーを含む全宇宙の生命を半分に消し去られてしまうという衝撃の展開で幕を閉じた。

圧倒的な力の前に一度は敗れ去った敵に再び挑み、失った仲間たちを取り戻すため、生き残ったアベンジャーズたちの最後にして最大の逆襲が繰り広げられる。

舞台はシンガポール『名探偵コナン 紺青の拳（フィスト）』

4月12日（金）に公開されるのは、劇場版第23弾となる『名探偵コナン 紺青の拳（フィスト）』。

舞台となるシンガポールで、コナンと最大のライバルである怪盗キッド、そして最強の高校生空手家・京極真が、各々の使命のもとに三位一体の攻防を繰り広げる。 シリーズ初の海外という設定、そして山崎育三郎さん・河北麻友子さんというゲスト声優がシリーズ最新作に華を添える。

海外からもライバル視される「アベンジャーズ」と「コナン」

「アベンジャーズ」と「名探偵コナン」は、ともにゴールデンウィーク映画として公開されてきたため、動員や興行収入の面においてしばしば比較されてきた。

たとえば2018年に公開された前作『アベンジャーズ／インフィニティ・ウォー』は、公開から7日間で世界で8億ドルの興収を達成。多くの国で初動として1位を記録していた。

しかし日本では、初週末動員数で当時公開3週目だった『名探偵コナン ゼロの執行人』を上回ることができずに2位スタート。同作は登場人物のひとり・安室透の人気も手伝い、86億円の大ヒットを記録している。 この現象は海外でも注目を集め、アメリカのComicbook.comでは、「『アベンジャーズ』にはアジアの一箇所だけ、アニメ『名探偵コナン』というライバルがいた」と伝えている（外部リンク）。

『シャザム!』とのコラボを望む声も

両作のコラボは大きな反響を呼んでいるが、一方で、4月19日（金）に公開される『シャザム!』とのコラボを切望する声も一部では上がっている。

コナンはアベンジャーズじゃなくてシャザムともコラボしてくれや！！！！！！！！！と思ったけどシャザムは福田組とコラボしてるんだったな…………(そうではないが、そう)

— 👔🎙👑💄🍾 (@ABnorma123) 2019年4月8日

名探偵コナンとアベンジャーズがコラボ！？！？シャザムじゃないの！？？？？ pic.twitter.com/kDiyiwcb6q

— ビニールタッキー (@vinyl_tackey) 2019年4月8日

アベンジャーズとコナンコラボ

おいおい、シャザムにこれだけ言って貰っててソッチかよ｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ pic.twitter.com/Ffjz7djnxP

— nok (@meow2888) 2019年4月8日

コラボについて声優陣からのコメント

藤原啓治さんコメント
同時期に公開される作品は本来ならライバル関係ともいうべき存在のはずなんですが、海を越えタッグを組んでGWの映画界を盛り上げていくという事で大いに期待しています。名探偵コナンに敬意を表しつつ、アベンジャーズもガンガン盛り上がってほしいですね！

高山みなみさんコメント
光栄です！まさかアベンジャーズと、色々飛び越えちゃったコラボができるなんて！まさに掟破りのタッグですね！不思議なストーリーの共鳴に、ドキドキがドキドキを呼び爆発しそうです。アベンジャーズもコナンもヒーロー揃い。それも、絶体絶命の危機を乗り越えていける、映画を盛り上げていけるヒーローたちです。新しい時代のGWは、映画館でこのヒーローたちのパワーをチャージしてくださいね！

(c)Marvel Studios 2019
(c)2019青山剛昌／名探偵コナン製作委員会