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POPなポイントを3行で

  • 三四郎の『オールナイトニッポン0(ゼロ)』が驚異の4年継続中
  • 三四郎ラジオ、なぜ人気?
  • 4月から『オールナイトニッポン』に昇格

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「オールナイトニッポン」1部昇格 三四郎のラジオがおもしろい理由

三四郎/ニッポン放送公式サイトより

お笑いコンビ・三四郎がパーソナリティーをつとめる深夜ラジオ『三四郎のオールナイトニッポン0(ZERO)』(毎週金曜 27:00~)が面白い。面白さあまって、今月で4周年を迎えた。

深夜3時から5時という深い時間に放送されている『オールナイトニッポン0(通称:ANN0)』は、1時から放送される『オールナイトニッポン』の2部にあたる番組。通常1年でパーソナリティーが交代するが、三四郎は『ANN0』枠内での曜日移動こそあれど、この深夜枠を4年間守り続ける人気番組だ。

年越し特番や、オールナイトニッポン発のイベント「ALL LIVE NIPPON」への出演、さらにはタレント・YOUさんとの恋愛相談番組も2018年10月よりスタート。もはやニッポン放送の顔の一部となりつつある彼らのメイン番組が4年もの間、多くのリスナーに愛されてきた理由を考察する。

ニッポン放送から引っ張りだこの三四郎

2016年から3年連続で大晦日の夜から元旦の早朝までの年越し・初笑い特番を担当したり、2018年3月には日本アカデミー賞授賞式に潜入し、参加していた菅田将暉さんや広瀬すずさんにインタビューをしたり…リスナーから「ニッポン放送に弱みでも握られているのか?」と勘ぐられるほどに、ニッポン放送の仕事をこなしまくる三四郎。

連日あらゆるバラエティ番組に出演し、自他共に三四郎を指して言う「著しく売れかけている」というフレーズが似合わなくなり、すっかりテレビスターの仲間入りをしたように思える。しかし、彼らの『ANN0』からは、決してテレビでは見られない素顔が伺い知れる。そこが番組の続いている大きな理由の1つだろう。

暴走しまくる「じゃない方芸人」相田

三四郎のラジオの魅力はは、テレビではあまり出ることのない、ボケ・相田周二さんの面白さにある。

滑舌の悪さと、それをいじられた時の独特な言い回しのツッコミで一躍脚光を浴びたツッコミの小宮浩信さんに対し、バラエティ番組では小宮さんのフォローに回りがちで、あまり前に出ることのない相田さん。

テレビで三四郎を見ているだけでは、相田さんは「じゃない方芸人」に思えてしまうかもしれない。しかし、三四郎の『ANN0』リスナーは、それが真の姿ではないことを知っている。

ラジオでの相田さんは、時にはリスナーにオラつき、時にはやたらと暑苦しい兄貴分キャラで語りかける。また、何のためらいもなく15万円のダウンジャケットを購入したエピソードを披露するなど、破天荒な一面を見せつける。これはテレビ番組では(『ゴッドタン』をのぞいて)ほとんど見せることがない。

個人的に相当クレイジーだと感じたのは、ラジオ番組が豪華ゲストを招いて放送するスペシャルウィークのとき。相田さんは、小宮さんとスタッフを自宅に招いて生放送を敢行。EMINEMを流しながら手づくり餃子をふるまった

ただのホームパーティーを垂れ流すことに戸惑い、いら立つ小宮さんをよそに、1人やたらと楽しそうな相田さんの、クレイジーさを象徴するできごとだ。だって、ラジオ番組でエミネムかけながら餃子パーティー……こんなことできます?

さらに、テレビでは「ふてぶてしい」などと言われてしまう態度を覗かせることが多々ある小宮さんだが、リスナーに対して好戦的な態度をとったり、ナレーションの仕事が立て続けに舞い込んで天狗になる相田さんをハラハラした口調でいさめる。テレビで見る2人の姿とは、まったく正反対である。

これは、「若林の犬」とも言われ「スベりキャラ」のイメージが強かったオードリー・春日さんが、ラジオで面白さを発揮し、いまではバラエティの方程式を身につけて有能な芸人として認知されつつあることとも重なる。 そうかと思えば、先輩芸人・なかやまきんに君さんがゲストとして登場し、放送事故になりかねない大ボケをかますと「(番組を)終わらす気かよ!」と小宮さんが物怖じせず噛みつく。普段ドッキリ番組で見せるビビりな面とは違い、これもまた新鮮だ。

リスナーとテンポよく生み出す、心地よい"内輪"感

三四郎の『ANN0』が長くファンの心を捕らえ続けている理由のもう1つは、ブースから伝わってくる居心地の良さにある。

2人は中学校時代からの幼なじみコンビで、部活も中高ともに同じだったという。そのため、部活にいた先輩やクラスの同級生の話で盛り上がることがしばしばある。

2人にしかわからない、まったくの内輪話なのだが、なぜか微笑ましく聞いてしまう。2人が幼なじみだということが、深夜ラジオに特有の親密な空気をいっそう濃くしているのかもしれない。 またこの番組はリスナーも強者揃い。1人のリスナーから、テーマとは少し外れたメールが届くと、他のリスナーがこぞってボケ始める。三四郎の2人が笑いながらリスナーたちにツッコミを入れると、さらにボケが加速する。生放送ならではの臨場感とスピード感で脱線していく。

こうしたリスナーたちによって生まれる流れや放送時間帯の深さも手伝って、謎の一体感・内輪感が生まれるのだ。しかしクローズドな印象はなく、初めて番組を聞くリスナーもすんなり入りやすい。聞き続けていないとわからない「お決まりの流れ」のようなものがあまりないからだ。

4周年突破を目前に控えた2019年3月9日の放送で、4月から『三四郎のオールナイトニッポン』としてリニューアルスタートすることが発表された。2部から1部への昇格は、これもまた異例だ。

5年目に突入する三四郎のラジオ番組。深夜1時から3時の放送に移っても、どうかこのままのびのびと"内輪"を広げていってほしい。そして、百読は一聴にしかず。金曜の夜に夜更かしをして、ぜひ生放送で聞いてみてほしい。

ラジオっていいよね

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番組情報

三四郎のオールナイトニッポン0(ZERO)

放送日 毎週金曜日27:00〜29:00
放送局 ニッポン放送
パーソナリティ 三四郎(小宮浩信・相田周二)

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