5月から『true tears』『クロムクロ』『TARI TARI』の電子小説を各電子書籍サイトで3カ月連続で刊行。
P.A.WORKS代表でありレーベル発行人をつとめる堀川憲司さんによると、各作品の後日譚などが描かれるようだ。
その上で「いずれは映像化されていない作品も手掛けて、原作のノベライズやコミカライズを先行してみたい」と展望を語っている。
P.A.WORKSが手がける電子書籍専門レーベル「P.A.BOOKS」とは?
『花咲くいろは』『SHIROBAKO』といったお仕事シリーズなどのアニメでも知られるP.A.WORKSが手がける電子書籍専門レーベル・P.A.BOOKS。 第1弾となるのは、いずれもP.A.WORKSがアニメ制作を担当した3作品。5月の『true tears』を皮切りに、『クロムクロ』『TARI TARI』と3カ月連続での刊行を予定している。各作品の小説を気軽に楽しめるよう、短い話数単位でリリース。TVアニメのような感覚で、隔週ごと(予定)に新しいエピソードを読むことができる。【5月】「true tears 小説版」(ノベライズ:藤本透 表紙・挿絵:上田夢人)
【6月】「クロムクロ 秒速29万kmの亡霊」(著:檜垣亮 表紙・挿絵:石井百合子)
【7月】続「TARI TARI」(仮)(著:橋本昌和 表紙・挿絵:tanu)
配信先は国内の主要電子書籍サイトをほぼ網羅した。
『true tears』10周年コラボカフェでは試し読み版を配布
アニメスタジオによる電子書籍専門レーベル。各作品の小説版の内容をいち早く読んでみたいという人も多いはず。4月20日(金)から富山県南砺市のカフェトリアンで開催されている『true tears』の10周年記念カフェで、コラボフードメニューを注文すると、小説版『true tears』の試し読み冊子がプレゼントされる。
『true tears』はP.A.WORKSの初元請作品。会場では特製パネルを展示、P.A.BOOKSの情報解禁を行うという。 5月5日(土)には製作関係者が出演するミニトークイベントも開催される。
(C)2008 true tears 製作委員会P.A.WORKSの制作するアニメーションは、長く心に残る作品を心掛けています。視聴してくれた方が「明日も頑張ろう!」と思える作品にしたいと考えています。嬉しいことに、「作品を見て自分も頑張ろうと思えた」、「この作品との出会いで人生が変わった」といった感想をたくさんもらえます。私たち作り手が考えているよりも、作品には人を後押しする力がある。その人が描く未来の物語を、作品を通して応援できるのだと知りました。
そのような作品は、ファンの皆さんから続編を望む声がいつもありました。登場するキャラクターたちの、人生のドラマティックな一瞬を切り取ったものが作品です。彼らの後日譚を想像することも視聴者の1つの楽しみだと思います。人の楽しみを奪ってはいけません。いけないと頭では理解しつつ、作り手としても、あのキャラクターたちは今頃何をやっているんだろうかと想像することはよくあります。後日譚を描いてみたいと思うこともありますが、続編のアニメーション企画には解決すべき課題がいくつもあります。前作と同じスタッフが揃って参加できるか。制作費を集められるか。数年先まで制作ラインが埋まっている場合、発表できる時期が企画として旬を逃していないか、などです。
前置きが長くなりましたが、そんな経緯から、映像作品に比べて企画立案からの機動性が高い小説を出版して見ようと思いました。ファンの皆さんに望まれて作品世界が拡がるのなら、これまで以上に私たちが望む「長く心に残る作品」になると思いました。長期に亘ってファンの皆さんに寄り添ってもらえる作品になるのなら、制作者として嬉しい限りです。
いずれは映像化されていない作品も手掛けて、原作のノベライズやコミカライズを先行してみたいと思います。製作プロデューサーに「アニメ化する面白そうな企画ない?」と訊かれたら、そのチャンスを逃さず「そんなこともあろうかと!」とP.A.BOOKSのラインナップを並べてみせるのです!
大きな夢を語るのはこれくらいにとどめておいて、出来ることからコツコツと始めたいと思います。 「P.A.BOOKS発刊にあたって」 発行人・堀川憲司さん(P.A.WORKS社長)コメントより
名作、そろってます
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イベント情報
true tears 10thメモリアルinカフェトリアン
- 会場
- カフェトリアン
- 〒939-1835 富山県南砺市立野原東1514番地18 南砺市クリエイタープラザ「桜クリエ」2F
- 期間
- 2018年4月20日(金)~6月4日(月) ※予定
- 時間
- 午前11時~午後5時(L.O.午後4時半) ※毎週火曜定休
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