東京・神宮前に開廊する地上3階建てのビル1棟のコンテンポラリーアートギャラリー「EUKARYOTE(ユーカリオ)」が、1月から始まった内装工事展を経て竣工。
本格始動となるグランドオープン企画として、3月2日(金)から25日(日)まで作家の山口聡一と石川和人、両名による二個展を同時開催する。
二個展を開催する山口聡一と石川和人は、前身から引き続き取り扱われる作家だ。
若手アーティストの成長を助けるとともに、美術作品を購入するファーストステップとして、アーティストとコレクターが相互に関わり、ともに成長していくプラットフォームの形成を目指す。 施設としては、3フロアと屋上を有するビル1棟のスペース。 1Fのガラスドア越しから目を引く壁面は大型の平面作品の展示を、2Fは映像作品の投影に適した広い壁面を保有。 3Fはオフィス機能に加え、不定期な展示を兼ねたスペースとなり、屋上はカウンターやテーブル、ベンチを設置して来廊者同士の交流の場として開放される。
本格始動となるグランドオープン企画として、3月2日(金)から25日(日)まで作家の山口聡一と石川和人、両名による二個展を同時開催する。
「芸術の日常性」を掲げるEUKARYOTEとは?
EUKARYOTEは、2017年11月にクローズドしたセゾンアートギャラリーの運営メンバーが中心となり、同ギャラリーの「芸術の日常性」というヴィジョンを引き継ぎオープン。二個展を開催する山口聡一と石川和人は、前身から引き続き取り扱われる作家だ。
若手アーティストの成長を助けるとともに、美術作品を購入するファーストステップとして、アーティストとコレクターが相互に関わり、ともに成長していくプラットフォームの形成を目指す。 施設としては、3フロアと屋上を有するビル1棟のスペース。 1Fのガラスドア越しから目を引く壁面は大型の平面作品の展示を、2Fは映像作品の投影に適した広い壁面を保有。 3Fはオフィス機能に加え、不定期な展示を兼ねたスペースとなり、屋上はカウンターやテーブル、ベンチを設置して来廊者同士の交流の場として開放される。
山口聡一「dimensions」と石川和人「Overload」
EUKARYOTEではこれまでに、オープンまでの過程を段階的に公開する試みとして、1月に秋山佑太とカタルシスの岸辺による「Super Circulation / 超循環」展、2月には気鋭作家12名による「PREVIEW」展を開催してきた。 3月から始まる二個展の1つ、「dimensions」を開催する山口聡一は、東京藝術大学在学中の2006年に「GEISAI#9」で金賞とhiromiyoshii賞を受賞。2008年にはモスクワビエンナーレへ参加するなど、独自の色彩感覚と描写力による作風は国内外の場で鑑賞者を惹きつけている。 制作領域はキャンバスだけにとどまらず、現在はレリーフ状の支持体や立体での作品制作にも取り組んでいる。今回は初発表の場となる陶器を素材とした作品などを展示する。 一方、「Overload」を開催する石川和人は、2015年度「LUMIX MEETS BEYOND 2020 BY JAPANESE PHOTOGRAPHERS #3」の1人として選出され、東京とパリでの展覧会に出展。写真集を出版するなど、現代写真の新鋭作家として活躍の場を広げている。 展示タイトルでもある作品「Overload」では、「過負荷な情報量を表面化させ、普段扱う情報を物量としたときに起きる感覚の差を明確にさせる試み」として、おびただしいほどの物質感と色彩を伴って展示室の壁面を覆うという。あなたもユーザー記事を書いてみませんか?
この記事どう思う?
イベント情報
山口聡一個展「dimensions」/石川和人個展「Overload」
- 会期
- 2018年3月2日(金)- 3月25日(日)
- 会場
- EUKARYOTE(東京都渋谷区神宮前3-41-3)
- 東京メトロ銀座線 外苑前駅 出口徒歩10分
- 山口聡一個展「dimensions」[スペース1F]
- 石川和人個展「Overload」[スペース2F]
- 時間
- 12:00 - 19:00
- 休廊
- 月曜日
- レセプション
- 3月2日(金)18:00-20:00
関連リンク
西田編集長
編集者 / フリーランス編集長
https://twitter.com/EDITandART
0件のコメント