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元BOØWYドラマー高橋まことに『ブレンド・S』声優3人が弟子入り! 最後は涙で…

楽曲もBOØWY愛にあふれていた! レコーディング秘話も

後半は高橋さんも交えてお話をうかがいます。まずはドラムのレコーディングを、現場で同席していた山内さんと振り返る流れに。 そもそも、アニメ作品にドラムで参加するのは初めての経験だという高橋さん。なぜ快諾されたのでしょうか? 「アニメの曲だってのは知ってたけど、別に全然イヤとかじゃなかったよ。バックでの演奏の依頼は基本的には断らない。歳も歳だし、やれるうちが華じゃない? もう頼まれたらどんどんやっていこうと」と語る高橋さんに、「高橋さんの参加が決まった時点で8割は勝ちだなと思いました」と勝利を確信した山内さん。

高橋さんのドラムサウンドを基本に据えて、そこに最適なミュージシャンと、サウンドメイキングが得意なエンジニアを揃え、「誰がどう聞いても"まこっちゃんの音だ!"ってわかってもらえるような座組み」という体制で迎えたレコーディング。

「最初のサウンドチェックで『スネアを一発ください』って頼んだ時にドーン!って出る音が、もうまさに『これだ!』っていうものだったんですよ。感激しました」と山内さんは語ります。コワモテな高橋さんですが、相当気さくで優しいということは、声優さんへのレクチャーの時点でも明らか。

一方高橋さんは「おれは聞かれたことはなんでも答えちゃうけど、スタッフさんが全然喋ってくれなかったんですよ。ベースの山ちゃん(山口寛雄さん)に『大丈夫かな?』って聞いたら『全然OKっすよ!』って言ってもらってようやくこれでいいのかなって思った」とのこと。山内さんは緊張してなんにも喋れず、「憧れの人がいるわけですから……『今のでよかった?』って言われても『最高です!』としか言えませんよ(笑)」とのこと。 さらに印象的だったのが、ドラムの演奏に入る前のカウントの声。山内さん曰く「まことさんと言えば叩き始める前の『ワンツースリーフォー!』っていうカウントの声がすごく印象的なんですよ。BOØWYのファンだったらみんな知ってて、このカウントをもらいたいな……と思ってたら、まことさんの方から『カウントいる?』と言ってくださった」と語ります。

実はこのカウント、現在放送されているエンディングの音源にも確かに録音されていますが、レコーディング時には気づかなかった声優3人組はここで初めて知って仰天。「ちょっと今、曲流せないですか!?」という和氣さんのリクエストで、3人ともスタジオのスピーカーに近寄って耳を傾けることに。

カウントが入っている位置は曲の頭、「ありえない展開でしょ~」の後の部分。一番最初に気づいた鬼頭さんに続き、春野さん、和氣さんも聞き取りに成功し「思ったより高い声だ~!」「これはファンにも広めていかないと……」と大喜びでした。

また、今年はBOØWY解散30周年にしてデビュー35周年という節目の年。BOØWY直撃世代の山内さんとしても並々ならぬ思い入れがあったことが『ブレンド考』の曲作りにも影響したそう。

「作曲の山田さんと『ブレンド・S』のエンディングの話をした時に『ちなみに、BOØWY好き?』って聞いたら『大好物です』っていうんですよ。それでつくってもらった曲が『ブレンド考』なんです。だからBOØWYっぽいネタがたくさん盛ってある。ファンが聴けば『ここはひょっとして…?』っていう部分がたくさんあるかも知れません」(山内さん)

山内さんによれば、『ブレンド考』でBOØWYの曲にインスパイアされた要素は様々あるそうで、レコーディング時のギターの黒田さんと山内さんとの会話も「『Aメロのカッティングはもっとこういう感じで』ってギターで伝えたら『ああONLY ○○○ですか』っていきなりBOØWYの曲名を言われて。『そういうことです!』って言ったら『BOØWYならだいたい弾けるんで、次からは曲名で指定してくれていいですよ』って言ってくれて(笑)」という感じだったそうで、ギターの録音は山内さん曰く「ある意味ほとんど悪ふざけ」だったとか。楽しそうですねえ……。

突然の涙、そのワケは……?

ここで高橋さんから、一度も観たことがない作品を理解するため「今日の感想を『ブレンド・S』の属性で言ってみてほしい!」というリクエストが。突然のお願いに「無理無理無理!!」と焦る3人(当たり前ですが、特にめちゃくちゃ焦っていたのが「ドS」を担当する苺香役の和氣さん)ですが、ひとまずツンデレ属性の夏帆役・鬼頭さんからいってみることに。

鬼頭明里さん演じる日向夏帆は「ツンデレ」担当

……べ、別に、ドラムやって楽しかったなんて、思ってないんだからね! ……でも、また、やりたい……かも……」というお手本のようなツンデレ芸を見せる鬼頭さん。すげ~……これアニメで見たやつだ……と、良い悪い以前に「作品内と全く同じ声を聴くことができるとは」という感慨が先に立ちます。「どうしよう……ドSなセリフ……」と悩む和氣さんを一旦飛ばして、春野さん。

春野杏さん演じる星川麻冬は「妹」担当

妹属性の麻冬役を演じる春野さんも「まことおにいちゃん今日は本当にありがとう! ん~とぉ、麻冬もぉ、またドラムやりたいなって思っちゃった!」と完璧な妹しぐさでお礼を披露。ドラムも叩けるのにこんなに妹感のある声が出るのすげーな……と、またしても謎の感慨が……。そしてとうとう和氣さんの順番に。

和氣あず未さん演じる桜ノ宮苺香は「ドS」担当

「悪気は本当にないんです(汗)」と前置きした上で「ドラム? 全ッ然楽しくないんですけど。この駄犬!!」と渾身のドS台詞を吐き捨てる和氣さん。あっこれテレビで見たやつだ!!これぞ芸人魂(和氣あず未さんは芸人ではない)!!と現場は沸いたのですが、和氣さんは「(申し訳なくて)涙が出てきた……(高橋さんの方を)見れない……」と涙ぐんでおりました。

「ドS」セリフに心を炒め涙ぐむ和氣さん

「ほんとの気持ちも伝えとこう! ほんとはどうだった!?」という春野さんの名アシストに「楽しかったでず」と涙ながらに答える和氣さん。めちゃくちゃいい子だな……。

和氣さんには申し訳ないですが、「本当はSでもなんでもないけど、仕事の一環で仕方なくドSをやってる」和氣さん演じる苺香という『ブレンド・S』そのものな光景が見られてけっこうマジで感動しました。 ドSなセリフで罵倒された当の高橋さんは「もっとなんか、『このジジイ!豚!』とかでもよかったのに(笑)」と懐深く笑っていました。

ちなみに高橋さんの好きな属性は「あんまりグイグイ来られても困るし、かといってゲシゲシ蹴られるのもねえ。ちょうどいいんじゃないですか」という理由で、"ツンデレ"だそうです。覚えておこう!

レジェンド・高橋まことが語った「自分で決めることの大切さ」

高橋さんと言えば、元いたバンドのメジャーデビュー直前にクビを言い渡され、その後加入したBOØWYで日本一を獲るも人気絶頂期に解散と、波乱万丈な人生を歩んできたミュージシャンとして知られています。最後にその高橋さんから、まだ新人声優の3人に向けて、こんなアドバイスをいただきました。

「人生ってそんなに長くないから、やりたいと思ったことはとにかくやった方がいい。自分で決めたことだから、もしも失敗しても自分のせいでいいじゃない」。

他人に「これをやりなさい」と言われて、やった結果失敗してしまうとその人にせいにしてしまって自分の糧にならない。だから、「自分の道は自分で選ぶっていうか、掴み取る方がいいよね。それなら失敗しても、またやり直せばいい」と語る言葉には重みがあります。 高橋さんは、とにかく"好きなこと"をやり抜いて一時代を築き、間違いなく頂点に立ったことのある方。しかも、50年以上現役でドラムを叩き続けています。

「自分がやるって決めたことは自分で始末をつけないと、っていうのが、おれの人生観みたいなもん。この道でやるって決めたら一生懸命やる。そうすればどっかに見ていてくれる人がいるから大丈夫。だからやると決めたらまっすぐ頑張ってください!」と、エールを送ってくださいました。

というわけで、今回のドラム講座はこれにて無事終了となりました。さらに、この様子は11月24日(金)公開の動画でもご覧いただけるのでお楽しみに! まだまだアニメ『ブレンド・S』の放送は後半に差し掛かったばかり。果たして苺香ちゃんは無事ドSキャラとしてバイト生活を全うできるのか、今から心配でなりません(ほぼ親目線だな……)。

『ブレンド・S』

そして『ブレンド・S』のオープニングテーマ「ぼなぺてぃーと♡S」と「デタラメなマイナスとプラスにおけるブレンド考」が収録されたCDは、本日11月22日(水)発売! 

3人のキュートすぎる歌声と高橋さんの超絶ドラム、そして随所に散りばめられたBOØWYネタは必聴です。特に高橋さんによる叩き始めのカウントは、聞きわけがつくと「おおっ!」となりますよ! マストバイ!

高橋まことさんサイン入りドラムスティックをプレゼント!

今回の無謀な企画にも快くご協力くださったレジェンド・高橋さん。

しかも、最後に高橋さんからサイン入りドラムスティックを、和氣さん、鬼頭さん、春野さんにプレゼントくださいました!

もちろん、KAI-YOU読者用にも、高橋さんのサイン入りドラムスティックをいただきました。

KAI-YOU公式アカウント(@KAI_YOU_ed)をフォローして、本記事をTwitterでシェアした方の中から1名。応募締切は、12月1日(金)まで。

当選された方は、Twitterのダイレクトメッセージにてご連絡いたします。奮ってご応募ください!
『ブレンド・S』和氣・鬼頭・春野が、元BOØWYドラマーに弟子入り!
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匿名ハッコウくん

匿名ハッコウくん

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