『ドラゴンボール』の名シーンや名セリフは数あるがその中でも印象的なシーン。それは孫悟空の実の兄ラディッツを後ろから羽交い締めにしてピッコロに魔貫光殺砲を撃たせるというシーン。1撃目が失敗し2撃目はしぐじらないように孫悟空が後ろから羽交い締め。
孫悟空の子どもである孫御飯によるアタックによりラディッツのスーツもダメージを受けヒビが入っている。この状態でピッコロの魔貫光殺砲を受ければどうなるか?
そうラディッツだけでなく孫悟空もろとも穴が空いてしまうのである。ピッコロはラディッツと悟空を倒せて一石二鳥とばかりに「待たせたな」とい魔貫光殺砲を放つ。兄のラディッツは「二度と地球に来ない」と命乞いをするが「そんなウソにダマされない」とラディッツを放すことなく、二人とも魔貫光殺砲の餌食に。当然お腹に穴が空いたので死んでしまったラディッツと孫悟空。
そんな名シーンが『ドラゴンボール改』で改変されていたのはご存じだろうか? ではどのように変わったのか。『ドラゴンボール改』は絵そのものは変わっていないが、色が変わっていたりBGMの変更、音声も全て再録などが行われている。
ではこのシーンは『ドラゴンボール改』ではどのように変更されているのか? それは出血がなく、お腹の穴は焦げ跡だけにするという、改悪と言う人もいそうな修正である。時代が違うのか、アニメの腹部の穴どころか出血までもがNGとなってしまったらしい。
どのように変更されたかは、『ニコニコ動画』の下記動画から変更前と変更後のシーンを見て確認できる。
ドラゴンボールZ 魔貫光殺砲を集めてみた(ニコニコ動画)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6867027
そのほか幼少期の孫悟空の下半身を修正したり、フラッシュするシーンは控えめにするなどの修正も行われている。アニメもバラエティー番組も、その時代時代の放送倫理に照らし合わせないといけないのだろう。しかしせっかくの名場面が……。
画像:『ドラゴンボール改』ウェブサイトより引用
http://www.toei-anim.co.jp/tv/dragon_kai/
※この記事は、ゴールドラッシュの「ソル」が執筆しました。[リンク]
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