マンガルー

漫画のコマを無料でWebサイトやブログ、SNSなどに使用できるサービス「マンガルー」が、2月28日（火）にリリースされた。

配信作品は福本伸行さんの『カイジ』『アカギ』『銀と⾦』。いがらしみきおさんの『ぼのぼの』。そして、大川ぶくぶさんの『ポプテピピック』、曽田正人さんの『テンプリズム』といった人気漫画だ。

作品ごとの利用許諾申請は一切不要で、権利者から利用許諾を受けているコマを自由にシェア／埋め込みすることができる。

漫画のコマを自由に使える「マンガルー」

「マンガルー」は「すべてのカク（書く、描く）人のために」というコンセプトのもとつくられたサービス。

マンガルーの仕組み

漫画の好きなコマを範囲指定するだけで、埋め込みコードを作成可能。また、「笑顔」「グルメ」「ディスる」などのワードや「ありがとう」といったセリフで切り取り済みのコマを検索が可能。埋め込みに対応していないFacebookやTwitterでは、サムネイルで反映される。

埋め込まれたコマはマンガルーのサーバーから配信され、マウスを重ねると作品情報が閲覧可能。閲覧者はそのコマが何の作品か知ることができるだけでなく、自動的に各ネット書店・電子書店へのリンクやコピーライトを表示されるため、出版社にとっても、権利を守りながら漫画の認知拡大、販売促進が可能だ。

なお、Webメディアなどがサービスを利用するには、メールアドレス、使用するサイトのURLなどを送信の上、審査に通過するとアカウントが発行される。

人気漫画も続々追加予定！

2017年2月現在の配信作品は、つくしあきひとさんの『メイドインアビス』、⽊下晋也さんの『おやおやこども』、⽻賀翔⼀さんの『ケシゴムライフ』、岸虎次郎さんの『マルスのキス』など。

4月からは、本宮ひろ志さんの『サラリーマン金太郎』が期間限定配信されるなど、随時追加されていく予定。出版社や作者からの作品提供も募集中だ。

また3月31日（金）までに、先述の福本伸行さんの3作品、『ぼのぼの』、『テンプリズム』のコマを使用すると、抽選で各1名ずつに作者のイラスト・サイン入り色紙がプレゼントされるキャペーンも実施される。