サービス終了「着うた」の公式文が怪文書? 隠された22曲のタイトル

サービス終了「着うた」の公式文が怪文書? 隠された22曲のタイトル
サービス終了「着うた」の公式文が怪文書? 隠された22曲のタイトル

レコチョクの新コーポレートスローガン「音楽は、夢を見る。」

株式会社レコチョクの携帯電話向けサービス「着うた(R)」と「着うたフル(R)」が、12月15日(木)いっぱいでサービスを終了することが発表されました。

「着うた(R)」は携帯電話の着信音を既存の楽曲などに変更できるサービスとして人気を集め、2002年から約15年も続いてきたサービス。

その終了は大きな話題となり、「着うた(R)」の全盛期を知る人間の多くは、過去の思い出と共にサービス終了の報を感慨深く受け止めたはずです。

そして、公開された公式発表文「プレスリリース」の中に、あるネタが仕込まれていたことが判明しました。

普通に読んだら「怪文書かな……?」と思ってしまいそうな内容ですが、実は全22曲ものタイトルがぶち込まれたネタ文章になっていました。

以下はそのプレスリリースの全文ですが、筆者がわかったのは10曲程度。あなたは何曲見つけられますか?

株式会社レコチョク(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:加藤裕一、以下レコチョク)は、2002年に世界初でサービスを開始してきました「着うた(R)」、および 2004 年より世界初でサービスを開始してきました「着うたフル(R)」のケータイ向けサービスを2016年12月15日(木)23:59 にて終了致します。
スマートフォン、パソコンでのシングル、アルバム、ハイレゾ楽曲の音楽ダウンロードサービス「レコチョク」は引き続き行っていきますので、今後も変わらずご利用いただきますよう、宜しくお願い致します。

約15年にもわたって当社の重要なサービスのひとつであった本サービス。着うた(R)・着うたフル(R)の累計ダウンロード数は、
2008年10月に10億を突破、2016年11月末時点では17億ダウンロードを超えています。
これまで、音楽シーンを勢いづけるHANABIとして、「着うた(R)」「着うたフル(R)」をきっかけに、ヒットが拡大した楽曲も数々あると自負しております。
これほどまでに音楽ファンのみなさまにヘビーローテーションしていただいた感謝は筆舌に尽し難く、当社としても大変思い入れの強いサービスであり、嗚呼、青春の日々の終わりといった寂しさがあるというのが正直なところです。

音楽をめぐる環境が急激に変化し続ける時代にあって、ここを一旦の区切りと致します。しかし、私たちはもともと、変化に対応するために生まれた会社です。
たとえ どんなに…大きな壁にぶつかったとしても、新鮮で柔軟な発想とアグレッシ部な姿勢とでRising Sunを目指し続けていく所存です。
その糸口になればという願いから、今回、レコチョクでは新たにコミュニケーションスローガンを定めました。

コミュニケーションスローガン「音楽は、夢を見る。」

言わずもがなではありますが、音楽には夢が詰まっています。作る人の夢、届ける人の夢、そしてあとひとつ、聴く人の夢。たくさんの夢を一緒に見ながら、実現させるのが私たちの役目です。事実、現在、定額制聴き放題サービス「レコチョク Best」をはじめ、パートナー企業との音楽協業サービス、若手アーティストの音楽活動を支援する「Eggs プロジェクト」、アーティストとファンの想いをつなぐ共創・体験型サービス「WIZY」など、はじまりの合図は既に鳴っており、粉雪の舞う中でも、瞳の先に未来を見据えて汗をかいている次第です。

携帯電話からふいに響く音楽が、人の気持ちをときめかせたり、場の空気を和ませたり、あるいはそれぞれが秘めたultra soulを表現してくれたり。ひとつひとつは小さなことかもしれませんが、「着うた(R)」が登場するまでは考えもしなかったキセキでした。
デバイスやメディアが変化しても、人々が音楽を求める心は不変です。明日にも生まれる名曲への恋のつぼみがここにしか咲かない花を咲かせ、大きなさくらんぼが実り、色とりどりの Butterfly が飛ぶ音楽シーン。そんなDreamlandを開拓する覚悟でございます。

大好きな音楽を聴けば、いつだって僕らはDream Fighterになれます。サラバ、愛しき悲しみたちよ。次は、いつ、どこから、どんなかたちで、みなさまを驚かせることができるのか。
愛詞(あいことば)は「音楽は、夢を見る。」。どうぞ、レコチョクにご期待ください。 レコチョク「着うた(R)」「着うたフル(R)」サービス終了のプレスリリース

15年の歩みが詰まったプレスリリース、何曲見つけられた?

同社が未来に向かっていく姿勢も表明されているこのプレス文に巧妙に張り巡らされている楽曲たち。

Mr.Childrenの「HANABI」、AKB48の「ヘビーローテーション」など、比較的わかりやすいものから、同サービス内でこれまでに最もダウンロードされたアーティストであるEXILEの「Rising Sun」や、最もダウンロードされた楽曲であるGReeeeNの「キセキ」なども入っているのが見受けられます。

公式Webサイトではダウンロード数の100位までがランキング形式で公開されています。(集計期間:2002年12月3日~2016年11月30日)

なお、スマホやパソコンでのシングル、アルバム、ハイレゾ楽曲の音楽ダウンロードサービス「レコチョク」は引き続きサービスが継続されるそうです。

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