ソロリティやフラタニティの強い絆
ソロリティやフラタニティをイメージするうえで日本人になじみがあると思われる映画を、2つ紹介します。まず1つめは、リース・ウィザースプーンさん主演の2001年公開の映画『キューティー・ブロンド』。主人公のピンク大好き女子大生・エルが所属していたデルタ・ヌウは、まさにソロリティの典型像が描かれています。
そして2つめは、2013年公開のディズニー映画『モンスターズ・ユニバーシティ』です。マイクとサリーが所属していたウーズマ・カッパのメンバーたちは、フラタニティの生徒のようないわゆる「リア充」を目指しつつも、なりきれていない可愛さがありましたね。
ソロリティ、フラタニティの団体の名前は、それぞれギリシャ文字を2文字から3文字つなげたものとなっており、同じ名前の団体ならば、他大学であっても縦や横の繋がりは強くなっています。『キューティー・ブロンド2』でも、まさにエルがピンチに陥った時に助けてくれたのが全国のデルタ・ヌウの女の子たちでした。
このように、卒業後も強く繋がっているというのがソロリティ、フラタニティの強みであり、卒業生たちはその繋がりを大切にするために、履歴書にさえどの団体に所属していたかということを書いているのです。
この卒業生同士の強い繋がりは、『ピッチ・パーフェクト2』でも見ることができます。感動的なシーンとなっているので、ぜひ見逃さないでくださいね!
パートナー関係を結ぶソロリティ・フラタニティ
ソロリティとフラタニティの間でも、それぞれお互いに仲の良い団体があります。このような団体の間では、例えばフラタニティ主催のパーティーに友好関係のあるソロリティが招かれたり、またその逆もしかり。また、社交団体主催で歌やミュージカルを開催したり、資金集めのためのカップケーキ販売なども行うなど、一般の学生にも開かれた活動を行うこともあります。
『ピッチ・パーフェクト』の場合は、ライバル的関係でトラブルメーカーズとバーデン・ベラーズとの関係が描かれていますが……。
本作に限らず、ソロリティやフラタニティを描いた作品はまだまだたくさんあります。彼らについて詳しく知っているあなたなら、もっとアメリカの大学を舞台にした映画への理解が深まるはずですよ!
執筆者:うえきゆみこ
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