有名漫画家らによる小学館ビルのラクガキ ついに一般公開の詳細が明らかに

有名漫画家らによる小学館ビルのラクガキ ついに一般公開の詳細が明らかに
有名漫画家らによる小学館ビルのラクガキ ついに一般公開の詳細が明らかに

画像は「スピリッツ編集部」Twitter公式アカウントより

2013年9月に、東京・神保町にそびえ立つ小学館ビルが、取り壊しのため46年間に及ぶ長い歴史に幕を閉じる。そんな最中、8月9日(金)に、突如小学館にゆかりのある浦沢直樹さんや藤子不二雄Aさんなどの有名漫画家たちが、その別れを惜しんで、同ビル1階のロビーや道路に面したガラスに様々なキャラクターを描いた「ラクガキ大会」を行った。その後、有名漫画家らが描いたラクガキを一目見ようと非常に多くの方がビルの外へ集まり、大きな話題を呼んだことは記憶に新しい。そして、今回はなんと、少しでも多くの方に、そのラクガキを見てもらおうと、ロビー内のラクガキを一般公開することが決定したのだ。期間は8月24日(土)・25日(日)の2日間のみ。両日とも9:00~21:00までとなっている。

開催に至った経緯とは…

このラクガキ大会は、昭和を代表する著名な漫画家たちが過ごした東京・豊島区内のアパート「トキワ荘」の解体時に、かつての住人だった手塚治虫さんや赤塚不二夫さんなどの漫画家たちが集まり、落書きをしたエピソードからヒントを得たという。そして、『週刊ビッグコミックスピリッツ』編集部の山内菜緒子さんの呼び掛けに、少年、少女、青年誌など、各編集部に賛同の声が広がったことから同企画が実現した。こうして8月9日(金)に実施された同企画は、その様子が参加した漫画家やスピリッツ編集部のTwitter公式アカウントでツイートされ、またたく間に大きな話題を呼んだ。

超豪華な漫画家が大集合!

結果的に、『20世紀少年』などで知られる浦沢直樹さんや、自身も「トキワ荘」の住人だった『笑ゥせぇるすまん』などで知られる藤子不二雄Aさん、『逆境ナイン』の島本和彦さん、『機動警察パトレイバー』のゆうきまさみさん、『ケロロ軍曹』原作者の吉崎観音さん、『トンネル抜けたら三宅坂』の月子さん、『クロサギ』の黒丸さん、『たべるダケ』の高田サンコさん、『なかよし団の冒険』の西村ツチカさんなど、総勢25名の漫画家たちが集まり様々なラクガキを行った。自身の作品に登場するキャラクターだけでなく、他の作品やリクエストに答えたキャラクターなども描かれ、それを見たファンから〝日本の文化財〟という声が上がるほどだった。

同企画を終えた直後から、ネット上では保存を求める声が多数上がり、8月25日(日)までロビー内照明が点灯され、外から様子を覗くことができた。今回は、ついにそのロビー内が解禁される。24日(土)・25日(日)、両日ともに各3,000枚の無料整理券が配布される。鑑賞時間は10分を予定しており、完全入れ替え制となっている。当日は大きな混乱を呼ぶことになりそうだ。
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