格闘技イベント「BreakingDown」への出演でも知られる料理人・こめおさんが手がける日本料理店「割烹こめを」が、閉業を発表した。
閉業について、こめおさんは10月1日(水)、自身のXで「割烹こめを閉業のお知らせ」と題した声明を公開。
同店を巡っては、8月22日・23日に開催された「麻布十番納涼まつり」で提供した「冷やし蟹ラーメン」による集団食中毒が発生。港区は9月3日、同商品を原因食品、サルモネラ属菌を原因物質とする食中毒と断定していた。
割烹こめをは今回、「お客様に安全な料理をお届けするという飲食店として最も基本的な責任を果たせなかった」として、店を閉業する決断に至ったと説明している。
「閉店も視野」から約1カ月──割烹こめをが正式に閉業
食中毒が発生したのは、8月22日・23日に東京・港区で開催された「麻布十番納涼まつり」。
割烹こめをが会場で販売した「冷やし蟹ラーメン」を食べた来場者から、下痢や腹痛、発熱などの症状を訴える人が相次いだ。港区の調査では、9月3日時点で男女78人が食中毒患者として確認され、うち51人が医療機関を受診。3人が入院した。
患者全員に共通する食事が「冷やし蟹ラーメン」以外になかったことや、複数の患者と調理従事者からサルモネラ属菌が検出されたことなどから、港区は同商品を原因とする食中毒と断定。
割烹こめをに対して、9月3日から9日まで7日間の営業停止命令が出される事態となった。
その後、こめおさんは9月5日に公開した動画で改めて謝罪。営業停止期間の終了後も直ちに営業を再開せず、割烹こめをについて「閉店をすることを視野に入れている」と説明していた。
「飲食店として最も基本的な責任を果たせなかった」 被害者対応は継続
10月1日に公開された声明では、食中毒の被害に遭った人やその家族、祭りの主催者、関係者、店舗利用者などへ改めて謝罪。その上で、事故を受けて飲食店としての責任や今後のあり方について検討を重ねてきたと説明。
「お客様に安全な料理をお届けするという飲食店として最も基本的な責任を果たせなかった」として、割烹こめをを閉業するとしている。
一方、店舗を閉じることで食中毒事故への対応を終えるわけではない。声明では、被害に遭った人への対応について「閉業後も引き続き、誠意をもって責任ある対応を行ってまいります」と表明している。

「割烹こめを」の声明/画像はこめおさんのXより
こめおさん自身もXで、閉店によって責任を果たせるとは考えていないと説明。被害者への対応を含め、事故に対する責任と今後も向き合っていく考えを示している。
なお、今回閉業が発表されたのは麻布十番の「割烹こめを」。こめおさんが2026年5月に浅草で開業した蟹ラーメン専門店「かにを」については、今回の声明では触れられていない。
この記事どう思う?
関連リンク

0件のコメント