現代美術家・村上隆さんとラッパー・JP THE WAVYさんによるユニット「MNNK Bro.(読み:モノノケブラザーズ)」が、4作目となるシングル「SHUTOKO TOKYO」を5月22日にリリースした。
同日20時にはMVもプレミア公開。映像は、Travis ScottさんやThe Weekndさんの作品も手がけるNYのディレクターデュオ・BRTHRが担当している。
さらに、米カルチャーメディア「Complex」の表紙にMNNK Bro.が登場。ヒップホップ、現代アート、日本のユースカルチャーを横断するプロジェクトとして、海外シーンでも存在感を示している。
首都高と『AKIRA』を結びつけた「SHUTOKO TOKYO」
「SHUTOKO TOKYO」は、村上隆さんがユニット結成当初から構想していた「首都高」と大友克洋さんの漫画『AKIRA』の世界観を結びつけた楽曲。
ineedmorebuxさんによる重厚かつ疾走感あるビートの上で、JP THE WAVYさんが高速ラップを展開。退廃的なネオ東京を駆け抜けるような、没入感のあるトラックに仕上がっている。
MVでは、アニメ、ゲーム、Y2Kカルチャー、ギャルといった日本独自のユースカルチャーを融合。現実と異世界を行き来するような映像体験が展開される。
村上隆さんはコメントで「WAVYさんとのコラボで最初からやりたかったコンセプト」だったと説明。
さらに、アニメーション映画『AKIRA』の劇伴を手がけた芸能山城組を想起させる、30分超のリミックス版「SHUTOKO TOKYO 1988 -Extended Version- [ineedmorebux & Takashi Murakami Remix]」についても、「一年半くらい揉ませてもらっての完成」と語っている。
また、「2020年代の今を描くこの曲が未来に残らん事を祈ってます!」というコメントも寄せている。
村上隆とJP THE WAVYによるユニット「MNNK Bro.」
MNNK Bro.は、村上隆さんが2024年に京都市京セラ美術館で開催した個展「村上隆 もののけ京都」のテーマソングを、JP THE WAVYさんへ依頼したことをきっかけに結成されたユニット。
MNNK Bro.「SHUTOKO TOKYO」ジャケット
これまでに、「Mononoke Kyoto」「LV MURAKAMI」「RROSE SELAVY / BESIDES, IT'S ALWAYS THE OTHERS WHO DIE / MNNK MADE」をリリースしている。
特に「LV MURAKAMI」は、ラグジュアリーブランド・Louis Vuittonと村上隆さんのコラボレーションを背景にした楽曲/MVとして話題になった。
JP THE WAVYさんは、「海外から見ると『ワイルド・スピード』や『湾岸ミッドナイト』、『AKIRA』のような世界観や走り屋カルチャーとしてかっこいいと思ってもらえる」と制作の方向性についてコメントしている。
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